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09月12日-02号

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  1. 箕輪町議会 2016-09-12
    09月12日-02号


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    平成28年 9月定例会              箕輪町議会会議録1.招集年月日      平成28年9月12日  午前9時00分2.招集場所       箕 輪 町 役 場3.会議を行った場所   箕輪町役場議場4.開会、閉会日時 ┌───┬──────────────────────┬────┬───────┐ │開 会│ 平成28年 9月12日 午前 9時00分 │議 長 │ 木村 英雄 │ ├───┼──────────────────────┼────┼───────┤ │閉 会│ 平成28年 9月12日 午後 5時04分 │議 長 │ 木村 英雄 │ └───┴──────────────────────┴────┴───────┘5.出席並びに欠席議員   出席議員     15人        欠席議員     0人 ┌──┬─────────┬─────┬──┬─────────┬─────┐ │議席│         │ 出 席 │議席│         │ 出 席 │ │  │  氏   名  │ 欠 席 │  │  氏   名  │ 欠 席 │ │番号│         │ の 別 │番号│         │ の 別 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 1 │  唐澤 千洋  │ 出 席 │ 9 │  小出嶋文雄  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 2 │  大槻 金吾  │ 出 席 │10│  伊藤  隆  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 3 │  下原甲子人  │ 出 席 │11│  向山  章  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 4 │  松本 五郎  │ 出 席 │12│  釜屋 美春  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 5 │  小島 常男  │ 出 席 │13│  唐澤  敏  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 6 │  中澤 清明  │ 出 席 │14│  岡田建二朗  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 7 │  荻原 省三  │ 出 席 │15│  木村 英雄  │ 出 席 │ ├──┼─────────┼─────┼──┼─────────┼─────┤ │ 8 │  浦野 正雄  │ 出 席 │  │         │     │ └──┴─────────┴─────┴──┴─────────┴─────┘6.職務のため議場に出席した事務職員の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │事務局長    │  笠原  毅  │書記      │  田中 幸二  │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘7.説明のため出席した者の職氏名 ┌────────┬─────────┬────────┬─────────┐ │町長      │  白鳥 政徳  │商工観光推進室長│  山口 弘司  │ ├────────┼─────────┼────────┴─────────┤ │副町長     │  白鳥 一利  │建設課長    │  柴  敏夫  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │総務課長    │  戸田 勝利  │水道課長    │  清水 益夫  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │税務課長    │  深澤 一男  │会計管理者   │  松村  明  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │企画振興課長  │  中村 克寛  │教育長     │  唐澤 義雄  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │みのわの魅力  │  三井 清一  │学校教育課長  │  日野 和政  │ │発信室長    │         │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │政策調整担当課長│  今井 政文  │文化スポーツ課長│  唐澤 勝浩  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │住民環境課長  │  毛利 岳夫  │代表監査委員  │  松本 豊實  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │福祉課長    │  安積 真人  │監査委員事務局長│  笠原  毅  │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │子ども未来課長 │  北條 治美  │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │健康推進課   │  百瀬喜美子  │        │         │ ├────────┼─────────┼────────┼─────────┤ │産業振興課長  │  唐澤 紀朗  │        │         │ └────────┴─────────┴────────┴─────────┘8. 会議事件及び議事日程             平成28年9月箕輪町議会定例会               議 事 日 程(第2号)                              平成28年9月12日                              午前9時開議 日程第1       一 般 質 問              議事のてんまつ ◎笠原議会事務局長 開会前のあいさつを取り交わしたいと存じます。ご起立をお願いいたします。〔一同起立〕おはようございます。〔一同「おはようございます。」〕ご着席願います。〔一同着席〕午前9時 開会 ○木村議長 おはようございます。夏から秋への季節の変わり目、二十四節気白露も過ぎまして朝晩は秋の気配を感じられるようになりましたが日中はまだまだ暑い日が続いております。体調管理には十分ご留意をいただきたいと思います。 さて、今日から2日間は一般質問であります。議員の皆様方には闊達なる議論をお願いを申し上げます。 ただいまの出席議員は15人であります。 本日の会議を開きます。ここで9月5日本会議における質疑への答弁を求めます。まず議案第8号 平成28年度箕輪町一般会計補正予算(第3号)についての岡田議員の質疑への答弁を求めます。子ども未来課長北條子ども未来課長 岡田委員から沢保育園建設に係る補正分の事由の割合についてご質問をいただいておりましたのでお答えいたします。1億2,618万2,000円のうち約30%が本体工事に係る分です。主な事由としては地盤改良、鉄骨から木造への変更、遊戯室、面積増等によるものです。機械工事に係るものが約60%です。主な事由は熱源としてヒートポンプ確定によるものです。その他建設労務費の増、資材費の増等も加味し、設計の積上げにより補正をお願いするものです。以上で説明を終わります。 ○木村議長 次に報告第3号 株式会社みのわ振興公社の経営状況についての中澤議員の質疑への答弁を求めます。商工観光推進室長山口商工観光推進室長 報告3で中澤議員から株式会社みのわ振興公社の経営状況のなかの職員数の内訳という質問に対しまして、改めてご報告いたします。職員数52名と申し上げましたが、その内訳は正社員11名、パート従業員14名、アルバイト27名であります。以上であります。よろしくお願いします。 ○木村議長 本日の議事日程はお手元に配付したとおりであります。 本日の議事は一般質問であります。質問の順序は、お手元の一般質問通告書のとおりといたします。この順序により発言を許します。本定例会は一問一答方式により行います。質問者は質問席でお願いをいたします。答弁者は初回の答弁のみ演壇で行っていただきまして、以後は自席でお願いをいたします。質問時間は答弁を含め1人55分とし、55分を過ぎてからは質問の答弁のみといたします。質問回数につきましては時間内であれば無制限といたします。持ち時間終了5分前になりましたら議場にアラーム音を流しお知らせをいたします。質問並びに答弁は、通告内容に沿ってなるべく重複しないよう具体的かつ簡明にしていただくよう特にお願いをいたします。 それではこれから一般質問を行います。 質問者を指名いたします。12番 釜屋美春議員 ◆12番(釜屋議員) 9月定例会のトップバッターを務めさせていただきますので、よろしくお願いいたします。人口増対策について若者と女性に光を当てた定住政策についてお尋ねをいたします。みんなで創る、未来につながる、暮らしやすい箕輪町。人口減少時代へ挑戦”箕輪チャレンジ”が本格的なスタートをいたしました。先日、第5次振興計画の目標達成に向け、役場職員による政策研究会「チーム箕輪チャレンジ」政策研究会が行われ、私も研修会を傍聴させていただきましたが、今年のテーマを自然エネルギー、ブランド力向上、若者のまちづくりの三つに絞りテーマに分かれ、将来箕輪町を背負って立つ若い職員の皆さんが真剣に政策提言に向けて研修をしておられました。 箕輪町の人口減少の大きな原因として進学を機に、若い女性が都会に出たまま結婚や就職をして故郷に戻らないことが挙げられます。先日行われた成人式で新成人185人に対しアンケートが実施され、66人から回答を得たということです。箕輪町が好きとの回答は85%、いいえが12%、どちらでもないが36%でした。はいの理由としては家族がいる、友人がいる、自然が豊かなど。いいえの理由としては地元を出たい、働く場所がない、都会へ出て挑戦したいなどとなっております。町からどのような情報発信を望むかという問いに、就職情報、環境イベント情報、子育て情報などと回答しています。帰ってきても働く場所がない、特に若い女性の職場の選択肢が少ないことが箕輪町の大きな課題であると考えます。この問題は一般質問でも何度も取り上げられているわけですが、特に女性がIターン、Uターンできる環境、働く場づくりについて町長の所見をお伺いいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 若者と女性に光を当てた定住政策というお話をいただきました。人口の捉え方につきましてはご案内のように何種類もあるわけでありますが、住民基本台帳により転入・転出の状況を調べてみますと、平成27年度におきましては転出が82人超過でありました。男女別では男性が39人、女性が43人の転出であります。女性のうちこの20、30代で40人の転出というような状況になっております。この原因については明確なデータがありませんのでなかなか難しいところでありますが、結婚、就職などが考えられます。今お尋ねのなかにございましたが高校を卒業して県外へ進学をし大学などを卒業し、就職をするタイミングで多くの女性の方が転出するのではないかと考えられます。今後、転出の際にアンケート等を行い集計をしていく必要があるというふうに思っております。また26年度に行いました17歳の皆さんに対するアンケート調査では、ずっと箕輪町に住み続けたい、また町外に出てもいずれ町に戻って来たいという方を合わせると、女性におきましても62%の方がそう答えております。町外に出たい理由としては、希望する職業に就けないためという回答も多くありました。 また30歳代の女性が転入してくる割合がやや高くなっております。これは結婚や就職などのタイミングによるIターンそういったことも考えられますし、子育て世代になりまして田舎での暮らしを求めて来町なさる方がいらっしゃるのではないかというふうに思っております。こういった現状から鑑みますと、若い女性をターゲットにした支援、特に女性の働く場を確保すること、女性を取り巻くさまざまな環境を整備をしていくこと、子育て支援の充実は極めて重要であるというふうに思っております。具体的には本年度始まっております子育て支援策の一環でもありますが、みのわ~れへの併設をいたしました子育て支援センターの整備でありますとか保育料の軽減、またこれは実施をしているところでありますが子どもの医療費の無料化、この辺をどこまでどういった形で進めるか、この点については大変重要だというふうに思っております。またこれから取り組むことになっておりますが、子育てアプリなど若い女性の方、子育てを控えている方そういった方への情報発信を進めてまいりたいと考えております。 また国が進めております地方創生政策のなかで町といたしまして、女性活躍推進事業を申請し採択をされております。事業実施段階に入っておりますのでそういったものを含めて女性の活躍また若い女性の活躍について、光を当ててまいりたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 働く場をすぐにつくるということはなかなか難しいことですけれども、箕輪町が好きと答えた85%を大切にしたいところであります。「かえるじゃん!みのわ」Uターン応援サイトやほどほどの田舎暮らし、箕輪町移住定住応援サイトを私も拝見させていただきましたが、町内の企業の紹介や企業説明会の日程、実際にUターン就職をした人へのインタビューそれが掲載されておりまして、箕輪町の観光スポットなど充実しています。県や国の就職サイトにもリンクしておりみのわの魅力が発信されています。ふるさとを懐かしく思っていただけるのではないかと思いました。しかし、女性向きの就職情報になかなかたどり着けないのが現状です。「かえるじゃん!みのわ」の充実を望むところでございます。 最近女性の起業を目指したりNPO法人の設立ですとかキャリアアップを目指す女性が増えてきています。またNPO法人も多様化しており雇用先の一つとされています。女性の起業に特化した交付金、補助金もあるようですので国や県などの支援を活用して企業の紹介やNPO法人の照会窓口の設置などお考えか、また町単独の女性の起業を支援する具体策があればお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 お尋ねのように有効求人倍率が上がることに伴いまして、仕事の場の確保というのは数字的には可能になっております。ただ、現実問題といたしまして若い女性が帰ってきたくなるような職場、そういった意味では当町だけではなくて上伊那の場合は製造業の求人が非常に多くなっておりまして、それ以外の求人がなかなかないというような状況がございます。そういう意味では、今お尋ねの女性の起業の問題でありますとかキャリアアップというような意味での職場づくりというのは必要だというふうに思っております。現在、産業関係で行っております頑張る元気な商店応援事業につきましても、新たに創業をするという方も多くなっておりますがほとんどは女性であります。そういった意味で、この事業だけではなくて他に国・県の事業の取り入れもしくは当町でそういったものが可能かどうかについては、もう一度検討させていただきたいというふうに思います。補助事業ができれば直ちに実施できるというものでもございませんので、どういった環境整備が必要か今一度研究させていただきたいと思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 環境整備ということお話がございました。何か仕掛けを考えるということも大事でありまして、辰野町ではまち・ひと・しごと総合戦略によって、人口減少対策として結婚、Uターンのきっかけとなる同級会、同窓会の開催に要する費用・経費に対し、小・中学校の卒業生が町内で10名以上でする親睦会に対して1人当たり1,000円を補助するという制度を今年から設けております。30年いっぱいまでということであります。今すぐ就職に繋がらなくても、一旦都会に行っても帰ってくるきっかけづくりには有効かと思います。それについて答弁をお願いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 いろんな施策が他市町村を含めて展開されているのは私も承知をしております。地方創生の施策のなかでそういった形の補助金の事業というのは幾つもあるわけでありますが、果たしてそれが長期的に継続できるものか、国が財源補てんをしているものについてはできるけれども、では町として単独で同級会を開いて一定の数がある場合には支援しますというようなものが長期的に続くのかどうかというのに私はかなり否定的であります。そういったことが本当にIターン、Uターンに結び付くということであればそういった効果説明をそれぞれの事業がしなければいけないというふうに思っておりまして、いろんな事業が他市町村で行われておりますので、一つ一つきめ細かく成果と言いますか効果と言いますかそういったものを見なければ直ちにできるというものではないというふうに思っています。特に、各市町村で財源があればできるというような施策についてはやはり慎重にならざるを得ないというふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 国では既に29年度の予算また28年度補正予算も発表されております。他の町をまねするのでなく今回箕輪チャレンジの政策研究会も起きたことでございますので、そのなかでやはり他の町村でやっていない、まねではない地方創生事業を検討していただければと思います。 審議会や協議会への若い世代の参加についてお尋ねいたします。人口減少、少子高齢化の本格的な到来を見据えて、町民の意見をどのように捉え町政に反映していくのか、箕輪チャレンジにも随所に課題として示されています。本年2月、政府は子ども・若者育成支援推進大綱を閣議決定いたしました。子ども・若者の意見を積極的かつ適切に反映するよう求めています。長野県では、行政の審議会に若者、概ね30代までの登用に努めることとの規定が明記されたということですが、先日、県民が参加して阿部県政の事業の効果や課題を点検する県民協働による事業改善が行われて、企業経営者や大学教授、有識者、県政モニターに加え、初めて大学生9人が点検者になったそうです。また北海道では、青少年健全育成審議会の委員に若者枠を設け若い世代に限定した委員、18歳から38歳以下それを2名公募することであります。そこで当町の現状をお伺いいたしますが、各課における数ある審議会、委員会で、若い世代の参加について概ね30代までの若者が委員となっている審議会、協議会はどれくらいあるか町長にお伺いいたします。
    ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 若者の審議会の参画というのは、これからの地方創生を考えるに当たって大変重要だというふうに思います。お尋ねの審議会への参画でありますが、個別に調査をしてありませんのでお答えできるわけにいかないわけですけれども、若い方が審議会に入っているという例はほとんどないというふうに思っております。 実は昨年設置を致しまして、第5次振興計画や地方創生総合戦略を策定いたしましたみのわ未来委員会には、19人の委員さんにお願いをしたわけですけれども、20代の方にも二人入っていただくなど20代から70歳代までをバランスよく人選をさせていただいて委員会を運営をいたしました。やはり、若い皆さんが入ることによって活発な意見であったり高齢者の方では思いつかないような意見が出てまいります。そういった意味では非常に重要なポイントだというふうに思っております。まだ審議会への人選に当たって女性参画と同様に若者参画についての視点というのが欠けているということは事実かというふうに思いますので、他のそれぞれの審議会について検討させていただきたいというふうに思います。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 第5次振興計画のチャレンジ目標1に「出航、みのわ丸」町民参加促進チャレンジとして「町に暮らすみんなは、同じ船に乗る運命共同体なのだ」と一人ひとりのまちづくりへの関心と理解を進め、町民の知恵・力を十分に発揮できるまちづくりを進めるとあります。町の課題や現状を共有して、理解する町民を増やすとともに、解決に向けて、住民参加による政策提案制度、住民参加による政策研究会とございます。政策研究会10回、政策提言三つと目標も掲げてありますが私も全く同感でありまして、女性ならではの視点からまちづくりを考える。例えば「子育て会議」や若者中心の「若者会議」これは仮称でございますけれども、など女性・若者の政策提言の場を設けてはと考えます。その点についての町長の所見をお伺いいたします。合わせて政策提案制度や政策研究会の構想をお聞かせいただければと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ご質問いただきました女性や若者の政策提言の場につきましては、女性や若者がまちづくりに対しまして関心とか理解を深めるそういったことも必要でありますし、その上に立って研究会というようなものも実施をしてまいりたいと思っております。 今回の「チーム箕輪チャレンジ」につきましては、8月に政策研究の場として設置をさせていただきました。箕輪チャレンジに関するテーマを設定いたしまして、町民の皆様からご意見をいただくこれが必須条件でありまして、職員の政策研究の場だけではなくて多くの皆さんの意見を踏まえた上で政策形成をするというのがポイントでございます。今回のテーマのなかに「若者のまちづくり参加」というものを入れさせていただきましたけれども、若者が箕輪町に関心や愛着を持ちながら暮らしやすくなるような、そういったまちづくりに若者が参加をするということに取り組んでいただきたいというふうに思っております。 ただ課題は幾つかあるというふうに思っております。私自身も若者が活躍できるまちづくりを進めるに当たって、若者の意思とか意見これが社会にまた地域に伝わらなければ政策への反映のしようがないということ、また若者にまちづくりへの参加・行動を求めるには、自らがやるべきことを若者が作り出していただかなければそれは形式にすぎないというふうに思っております。何より若者に町政の情報また町の情報をいかに発信をして受け取ってもらえるか、そういった構造がないと単にその場に出てきて意見を言うだけでは実りあるものにはならないというふうに考えておりますので、そういったことが大変重要だというふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 全くそのとおりだと思っております。例えば、今社会問題化しているいじめの問題ですとかニートの問題ですとか、虐待、子育てのなかでもいわゆる陰の部分になってくるところに当事者である若い世代の方たちもご自分の体験を含めた語る場があったり、それから相談窓口から思い掛けないヒントもあるかと思います。そういう課題解決のための青年たちの集いも必要かなというふうに思います。 私たち議会も先日7月に市町村アカデミーの政策立案研修に参加いたしました。私は、やはり女性・若者が輝くまちを目指してというテーマで掲げて参加をいたしましたが、究極は会議を開くんだということが私としても持っていた課題ですし、結論でありました。行政も議会も切磋琢磨していかなければならない時であります。その研修で印象に残った言葉は「野球は9人でやろう」という言葉でありました。これまでの野球のやり方を変えようと。行政・議会だけでやっていた野球を観客席にいた町民も野球をやれるようにしようと。知恵は現場にありです。「チーム箕輪チャレンジ」のように先ほど町長申し上げましたように、職員によるチームだけでなく議会と町民のチーム、職員と町民のチーム、それから職員と議会、町民だけのチームもありです。いろいろなチームに政策の提言の場があれば協働のまちづくりが大きく進むと考えます。 続きまして子育て支援についてお尋ねいたします。子育てしながら働ける環境づくりについてお尋ねをいたします。はじめに通告書にあります時間外保育という言葉につきましてはいわゆる長時間保育、11時間保育のことでありますのでよろしくお願いいたします。子育て世代の経済的負担の大きいものは保育料です。箕輪町は、安心して子育てをしながら働く家庭のために保育環境の充実と保育料が見直されてまいりました。箕輪町の子育て支援策につきましては、町長は保育料や出産祝い金という形ではなく保育の質の向上、教育環境に力を入れておられることは常々お聞きしております。兼ねてより議論がされてきた配偶者控除が廃止され、今まで配偶者を扶養するための支援策としていたという考え方から夫婦共同で子育てをし働く夫婦への優遇という考え方と、労働力不足が課題となっている現状の解決のためにそうなるということを言われています。子育てしながら働ける、働き続けるためにやむを得ず、子育て家庭が利用している未満児保育料、また長時間保育料について現在の状況について町長の見解をお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 未満児保育、長時間保育についてご質問いただきました。国の成長戦略のなかにも女性の活躍というのは中核をなすと思っております。町でも子育てをしながら働き続けるための支援として、0歳児また未満児、長時間そして病児・病後児保育等を実施をしているわけでありますけども、お尋ねの未満児保育の現状につきまして若干申し上げたいというふうに思います。今年度の保育園の入園児は9月1日で815人であります。今年度の最終入園者数は839人を予定をしております。出生数が減少傾向にあるなかで、今後の園児の増加はほぼ未満児保育というふうに考えております。現在の未満児数は190人でありまして園児の中で占める割合は23.3%でありますが、年度後半になりますと増加をしてまいりまして3月末には216人、25.7%になる予定でございます。入園時に占める3歳以上の数は減少傾向にありますが、このように未満児の数は増加をしているところでございます。また長時間保育でありますが朝の長時間保育の利用者は71人、8.7%、夕方の利用者は266人、32.6%となっております。長時間また未満児につきましてはこういった形で増加傾向にあるわけであります。 こういったなかで保育料をどんな形にするべきかということでありますが、保育料につきましては平成27年度に長時間保育料も含めました見直しを行わさせていただきました。年収に係らず第三子の保育料は6,000円を上限にした軽減措置を取ったところでございます。また本年度国が新たな軽減措置を多子世帯やひとり親世帯の保育料について導入をしているところでありますが、この中で未満児なり長時間保育をどのような形にしていくかというのはこれからの検討課題だというふうに思っております。 しかし、女性が社会で活躍するためには安心して子どもを預けることができる質の高い保育園である必要もございます。一定の数の保育所また保育士が研修をして十分保育に対応できるというようなこと、また施設設備、沢保育園の新設もありますけれどもそういったことも必要でございます。トータルとして子育てをする女性や家族の支援というふうになっていきたいというふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 箕輪町の保育料がどれくらいの位置にあるのか、保育料を近隣の市町村と比較してみました。先ほど町長に書類をご覧いただいていると思いますけれども、保育料は各市町村の算定方法が違っておりまして、それぞれの市町村の特徴があり保育料のどの階級の世帯を安くするか、それは市町村の判断によるようであります。箕輪町の保育料は生活保護世帯、母子・父子世帯には無料になっており、ここは上伊那でも先進的であると言えると思います。町民税非課税世帯では、近隣3町村の中では最も高く、未満児・長時間6,000円の辰野に対し箕輪町は8,100円であります。均等割世帯では8時間保育も3歳以上児・未満児とも一番安い南箕輪と同額であります。均等割世帯の長時間保育は3歳以上児・未満児とも南箕輪が一番安く、長時間保育の未満児では箕輪町と1,400円の差があります。南箕輪の宣伝をするわけではありませんけれども、近隣市町村と言ってもすぐわかることでありますので名前を言わせていただいておりますが、税額を揃えて比較した方がわかりやすいと思いまして市町村税額4万8,600円未満また5万円、7万円、15万円、20万円の階級で比較をしてみました。すべての階級でやはり南箕輪が一番安く、特に7万円、10万円、20万円の階級では3市町村では箕輪町は一番高くなっているような状況であります。特に、長時間の保育料そして未満児の保育料は近隣町村と3,000円~5,000円以上の差があります。このように未満児保育料また長時間保育料の部分に着目をして、共働き家庭の負担を軽減すべきであると考えます。表にさせていただきましたけれども、一番下の方に飯綱町を参考にさせていただいています。ここは考え方が違うかもしれませんけれども、8時間の保育料と11時間のいわゆる長時間保育も皆ほとんど同じであるということで、差がないんですね。また3歳以上児と未満児さんの差も1,000円ほどしか違わないと。子育て中のママさんによる政策サポーターの政策提言制度のなかから実現した保育料の算定であります。このように他の町村が次々と子育ての環境施策を打ち出していることを思いますと、歯がゆい思いをしているのは私だけではありません。ぜひとも未満児保育料・長時間保育料の見直しについて検討すべきと考えます。先ほど町長がその方向でということでございますので、次の質問に移ります。 箕輪町は保育園の建設が続き、財政的には保育料の減免については厳しい状況ではあるかもしれません。議会の先輩から「保育園を見て移住・定住を決める人はいないよ。何たって保育料だよ。」とこういうふうに言われ、意を強くいたしました。ぜひともご検討いただきたいと思います。 次に学童クラブの現状と今後についてでございます。放課後学童クラブは児童福祉法第6条の3第2項の規定に基づき、保護者が仕事などにより昼間家庭にいない児童に対し授業の終了等に小学校の空き教室や児童館等を利用して、適切な遊び及び生活の場を与えて児童の安全を図るとともに、学齢期の児童が自立するための成長支援、健全育成を実践する場でもあります。もし学童クラブがなければ保護者の方々は仕事と育児の両立はできません。町内の各小学校区での学童クラブの状況について教育長にお尋ねをいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。教育長 ◎唐澤教育長 お尋ねのありました箕輪町の学童クラブにつきまして答弁をさせていただきます。ご承知のとおりでありますが中部小学校には中部教室、北小学校には北部教室、東小学校には東部教室の3教室が以前からございました。今年度新たに西小学校に西部教室が開設をいたしました。町内4カ所で現在開設をしております。唯一開設をしていない南小学校の児童の皆さんは、東部教室に通っていて東部教室で学童クラブを開催をしております。人数的にですけれども、通年の関係でいきますと中部小が115、北小が115、東小が25、西小が16、南小が14、これは今年の9月1日現在です。開設に当たって調査するのは前年度調査をしますので、南小が14人いるんですけども開設のアンケートを取った時点では7名でございました。ですのでスタートは南小はいわゆる開設をしておりません。それに対して西小の方は10名を超えていましたので開設をした経緯がございます。また長期休みの関係でありますが、中部小が53名、北小が40名、南小が8名、東小が6名、西小が4名、これが今年の9月1日現在の学童クラブの登録児童数の関係でございます。以上です。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 学童クラブの今後でございますが、今年の2学期の始まりに、南小学校の保護者に対して学童クラブ教室の開設におけるアンケートを実施されましたが、南小学校区におきましては三日町の田中城地籍へ転入する世帯が急増しており、若い世代で共働きの家庭が多いのではないかと思われますので、放課後の学童クラブ南部教室が開設されれば、安心して働くことができます。アンケート結果に基づく今後の取り組みについて教育長にお伺いいたします。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 アンケートを取らせていただきました。これは、今議員さんがご指摘のとおり去年の時点では希望が10名を下回っていたと。ところが新年度スタートをしてから新たに家を建てられた方もおりますし、また生活環境のなかで南小に学童クラブがあれば私も通わせたいという親御さんもおいでになったりすると、そういう声もありましたし、実際毎日やっていますので子どもたちを東小へ今教育委員会で輸送をしているわけですけども、そういった状況のなかでだんだん増えてきているなとそういうこともありましたし、地域の声もそういったことができないかという話もお聞きしています。そのなかで、それでは増えていくなかで西小は今年実際のところ開設をさせていただきましたので南小でどうなっている、あるいはこれから開設したらどうなるんだとそういうことでアンケートを取らせていただきました。実際のところ来年も含めると来入児のなかにも開設すれば行きたいという子も含めますと、来年スタート時点では21名が予定されております。現在のところでも10何名という数が出ています。ですので教育委員会といたしましても、遅くも来年度スタート時には開設をする方向で今準備を進めていますが、できることならば3学期のうちに開設をしたいと。場所的には南小の体育館にミーティングルームがあるんですけども、そのミーティングルームが1部屋ありますので、そこを中心に開設をすれば体育館も使用ができますし、いろいろな意味で良いかなということで今教育委員会のなかの方で検討しているところです。ただ、一番の今の課題は学童クラブの指導員さんをどう確保していくかということが一番の今課題で、募集をかけながらいろいろな形で今指導員さんをどうやったら集められるかということを検討中でございます。以上です。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 指導員が不足しているのでというお答えがありましたけれども、それでは早速募集をしていただけるということで来年また3学期を目指してぜひともよろしくお願いしたいと思います。 それから放課後学童クラブの周知と各学校の開設の状況についてお伺いいたします。今回のアンケートの質問に保護者からの要望があるなか、アンケート実施を行うという学童クラブ南部教室の設置を示唆した質問があります。そういう内容であったために、積極的に親御さんも自分の子を地元なら通わせたいというような回答であったと思います。東小に行くということになればちょっと考えるのかもしれませんけれども、南小ができるという前提で募集したことが本当に大勢の希望者に答えたアンケートになったというふうに思っております。 町内の各学校における学童クラブの児童、保護者、指導員の声の把握について合わせてお尋ねをいたします。新1年生は、親子が共に乗り越えなければならない「小1の壁」と言われるものがあります。保育園の頃と違う生活の変化からくる不安ですとか、それにより体調にも影響があると言われています。保育園では毎日お昼寝があっても今度はなくなりますし、しかも学童クラブではクラスと違った学年を超えた交流があります。児童の様子や各教室の整備について児童、保護者、指導員の声から課題として見えてきた点があればお聞かせをください。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 指導員の連絡会として年6回指導員会を教育委員会としても開催をしております。そこで指導員の先生方の声を反映し、また日々の教育行政のなかに生かしていくそういう形は取っておりますし、実際学童クラブに来られている保護者の皆さんの声とかそういうものもそこのところを通して、またお聞きをしている現状ではございます。今、小1ギャップの話が出ましたが、そういったいわゆるギャップをなくすために昨年からですけども箕輪は小1ギャップをなくすということで、保育園の方で保育園の年長さんを対象に2学期辺りから来年1年生になるときにどうしたらそのギャップを越えられるかなということで、小学校の方とのいわゆる交流も含めて、それから小学校のカリキュラムに向けて保育園の中でもそういう形で紙芝居をしたりとかいろんな形で繋げていく方法を取りました。また、小学校の方でも小学校に行くと45分授業なんですけど、来たばかりの子どもが45分ずっと勉強というのは難しいので入ったばかりの4月、5月、6月辺りまでは45分をぶっ通しで授業するのではなくて、15分ぐらい授業したら一息入れてあげるとかそういった形の小・中の連携のための会も去年は東小をモデルに、今年は南小をモデルに、保・小の先生方同士が研究会とまでいかなくても情報交換をしながらより良い保育、より良い小1の教育について進めてきております。ですので、今言った小学校に行けば学童クラブにも行くとかそういったことも含めながらスムーズな接続ができるように進めているところでございます。以上です。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 国は放課後学童クラブについて平成31年度までに30万人の受け皿を増やすという方針であります。学童クラブの充実で働きやすい子育て環境の充実と、さらに定住人口の増加に繋がることは間違いありません。箕輪町でもこれを少子化対策の大きな目玉として、さらに子ども、保護者、支援員の満足度の高い学童クラブを目指していただきたいものであります。 次に子育てをわかりやすく紹介した箕輪版イクメン手帳、祖父母手帳という提案でございます。今の子育ては昔とは大分違ってきています。例えば、昔は抱っこの癖を付けないようにと言いましたけれども今は抱っこは自己肯定感や人への信頼感が育つなど心の成長に大切なので抱き癖は気にしなくて良いと言われています。さいたま市では、笑顔をつなぐ孫育てと題したさいたま祖父母手帳を希望者に配布をしています。子育ての新常識、孫との遊び方、子どもの事故の注意点などがわかりやすく解説されています。市の子育て情報などもそこに文字で書かれておりまして、それを見ておくことがおじいちゃん、良いおばあちゃんになれるということで、またそのお母さんも、おじいちゃんおばあちゃんに言いづらいことでも上手に子育ての協力をしてもらえるとそういうふうに思います。ぜひ箕輪町でも箕輪版祖父母手帳を提案をいたします。また、長野県ではながの子ども・子育て応援県民会議が男性に子育ての楽しさを伝え、積極的に子育てに参加してもらいたいと考え、育児に役立つ様々な情報を盛り込んだ男性の子育てバイブル、「ながのイクメン手帳」を作成をいたしました。子育てと言っても実際に何をしたらよいのかわからないというそういうお父さん、全てのお父さんの育児参加をわかりやすくサポートしてもらいます。ぜひとも箕輪町でも子育てをわかりやすく紹介した箕輪版のイクメン手帳、祖父母手帳を作成してはどうかと考えます。町長の見解をお尋ねします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 お尋ねの件につきましては子ども未来課長から答弁させていただきます。 ○木村議長 子ども未来課長北條子ども未来課長 議員さん申されましたように、県のながの子ども・子育て応援県民会議が発行いたしましたながのイクメン手帳というものがございます。内容的に充実したものなので、町が単独で作成するよりも既存のものを活用していく方が有効というふうに今は考えております。今後、町のホームページから長野県のオフページ内のながのイクメン手帳にリンクできるようにしていくのでぜひご活用いただければと思います。父親の積極的な育児参加は子どもの成長にとってはもちろん、父親本人にとっても育児の喜びを感じる貴重な時間となる大切なことなので、積極的に父親が子育てに係わる機会を応援する取り組みをしてまいりたいと思っております。祖父母手帳につきましては、時代の変化に伴い子育ての考え方も変わってきていることから祖父母世代に対する子育て情報の必要性が生まれております。そのため、来年度は地域で子育てを支えるためのファミリーサポーター養成講座や祖父母世代を対象とした講座等を予定しております。最近の子育て情報を知る機会として積極的なご参加をいただければと考えております。 また、保育園ではふれあい保育等での世代間交流や今年度7月にオープンしましたみのわ~れでの交流等で町民の皆様に積極的に子育てにご参加いただければと考えています。情報発信の方法としてテキストの検討、広報、今後導入を予定しております子育てアプリ等を活用し、祖父母向けの子育て情報も積極的に発信してまいります。以上です。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) ぜひとも進めていただきたいというふうに思います。 次に消防団支援についてお尋ねをいたします。女性消防団の増加に伴う基幹詰所及び詰所の改善についてです。地域防災の要として町民が安心して暮らしていくことができる町にとってなくてはならない存在が消防団であります。消防団員は町の安全・安心の要として高い期待と大きな信頼が寄せられています。平成27年度版消防白書によりますと平成27年の全国の消防団員は85万9,995人、10年前の平成17年の90万8,043人と比べて4万8,048人も減少しています。長野県においても平成27年の消防団員の数が3万5,314人、10年前の平成17年が3万8,220人と比べて2,906人減少しています。消防団員の確保が難しい状況のなかですが女性消防団は増えてまいりました。長野県の女性消防団員数は平成17年538人から平成28年には986人に増加しており、箕輪町でも現在24人の女性団員がおられるとお聞きいたしました。女性の消防団は火災予防の啓発や応援、応急手当ての指導など日ごろから普及・啓発や広報活動でその力を発揮しております。白書では、平成26年8月豪雨災害においても広島の女性消防団員が避難所の運営・支援、その活動に従事し、高い評価を得たということが報告されています。避難所で女性特有の困り事、悩み事があっても誰に伝えてよいかわからなくなっているときに女性消防団員がいれば声を掛けやすいとかいう声が聞かれます。当町の消防団の活躍について町長の感想をお聞かせいただければと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 釜屋議員から女性の団員につきまして数字的なことはいただきましたので、私の方からはこの数年の間で当初4人だったものが今24人になってきている、しかも分団数も五つの分団で女性団員が増えているということで大変ありがたく思っております。広報活動でありますとか高齢者や地域社会に対する要望活動、またお尋ねにもありました災害における弱者対策等々におきまして大いに力が発揮できるというふうに思っておりますので、女性団員の活躍は消防団全体の活躍の基礎にもなっているというふうに思っておりますので大事なことだというふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 過日のポンプ操法大会におきましては箕輪町の代表として活躍をしていただきました。昨年は第3分団、今年は第5分団で女性班長が誕生し頼もしい限りであります。平成25年11月8日、平成26年4月25日に続いて平成27年度2月13日総務大臣からすべての都道府県知事及び市区町村長にあて書簡が送付され、女性の消防団への加入促進に向けた積極的な取り組みを要請されているところであります。大先輩の参与の方から近年の女性消防団員の増加の傾向を見られて、対応を望む声がありました。各分団の基幹詰所また詰所の改善が必要ではと考えます。女性専用トイレまた更衣室等の整備状況をお聞きいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 トイレや更衣室等が考えられるわけですけれども、トイレにつきましては第3分団では1階と2階にトイレがありますので男女の使用区分を別にしているわけでありますが、その他の分団におきましては供用ということになっているというのが実態でございます。また更衣室につきましては各詰所にそういったものが備わっておりません。男性・女性を問わずということになりますが、出動する前に自宅でありますとか勤務箇所で着替えていただいていると、そんなことが現状でございます。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 実態がわかっておりますので早急に必要なところから改善を願うものであります。 続きまして、町民の健康推進ということでピロリ菌検査についてお尋ねいたします。成人式でのピロリ検査の結果が出たかと思いますけれども、今年8月に行われた箕輪町の成人式の際、20歳になった参加者にピロリ菌の検査を行いました。私は過去2回ピロリ菌検査の導入を求めてまいりましたので大変うれしく思いました。がんの死亡者数の中でも胃がんは男性は2位、女性は3位と言われています。胃がピロリ菌に感染していると慢性胃炎や萎縮性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、最悪の場合胃がんの原因となることは周知のとおりであります。胃がんの予防対策としてピロリ菌の除去をすることは極めて有効とされています。また、2013年にピロリ菌の除菌に保険適用がされるようになってから除菌する人が2、3倍になっているとのことです。今回の導入に当たり、町内に開院されたピロリ菌の権威のお医者様がおられるということで、アドバイスのもとで導入に踏み切ったとお聞きいたしました。町長のピロリ菌に対するご所見と成人式でのピロリ菌抗体検査の結果や評価について、差し支えない範囲でお聞かせいただきたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ピロリ菌検査の有用性につきまして釜屋議員と私自身は同様な考え方を持っております。今回の成人式におきましては町内に住所を有します対象者が224人でございましたがそのうち検査希望をいたしました50人、実際の検査実施者は40人でございました。検査の実施率は17.9%ということでございましたが、この中には陽性のものもいらっしゃいました。検査実施を希望したものにつきましては家族に進められて実施をしたということでありまして、若年期から疾病を予防するための行動を起こすまたきっかけになった、そんなふうに考えておりまして、これからは検査実施率をどうやって上げていくかということが重要な課題だというふうに思っております。また、成人式につきましてはやはり陽性だった場合には除菌を行うということになりまして、消化器の専門医によりますとあまり成長途上の年代では除菌は好ましくないということもございますので、成人という時期は妥当だったというふうに考えております。なお、課題はやはり胃がんにつきましては生活環境でありますとか食習慣の変化、またそれに伴って胃がんの罹患状況、死亡者の状況が非常に大きく変わってきております。若年者の死亡者は非常に減少してきているという部分もありますが、特に高齢者の胃がん死亡というものをどうするかというのは前期の高齢者の段階でどういった取り組みが必要かということになりますと、やはりピロリ菌を除菌するということが胃がんの発生を抑える第一かなというふうに思っております。ただ課題もございまして、実際にABC検診等を実施しているところを聞いてみますと、なかなかいわゆるバリウム検診ではなくて内視鏡の検査の実施をすることがなかなか難しいということもございますので、それらを踏まえてピロリ菌の検査をどのようにしていくのか検討しなければいけないというふうに思っております。ただピロリ菌の検査は誰もが受けやすい血液検査であったり便の検査でありますので、そんなところをどんなふうにバリウム検査と合わせながら実施をしていった方がいいのかということが今後の課題かなというふうに思っております。 ○木村議長 釜屋議員 ◆12番(釜屋議員) 日本ヘリコバクター学会のドクターは、胃がんの撲滅を目指すには二つの方法がある。一つは若いころにピロリ菌を発見しそれをある程度大人になってからあることが承知していれば、それを発症を防げることができる。十二指腸潰瘍やそれから萎縮性胃炎などの予防を承知していてすることができると。もう一つは先ほど言いましたABCリスク検診、そのことで両方から撲滅することが可能であると。そして、中学生の場合は普通、学校検診の中で尿検査、その尿を利用してできるということであります。そしてまたレントゲン検査につきましては、なかなか高齢者につきましてはバリウムを飲むことそしてまたレントゲンを撮るときの体制がなかなか大変だということ、そしてまた飲んだ後のおなかの調子が悪いとかそういうこともありますので、いろいろな健診の中に一つの選択肢として入れてみてはどうかなというふうに思います。いずれにいたしましても、ピロリ菌が第1回がこの成人式にできたということは大きな進歩でありますしお医者さんもいらっしゃいますので、いろいろなアドバイスもいただけますので、ぜひとも箕輪町にピロリ菌検査、現在年間5万人もの命を奪っている胃がん撲滅に繋がると確信をいたしますので、中学校対象のピロリ菌検査またがんリスク検診の導入の実現を求めまして、私の質問を終わります。以上です。 ○木村議長 これで12番 釜屋美春議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。7番 荻原省三議員 ◆7番(荻原議員) それでは質問に入る前に自分の思いを述べさせていただきます。入る前に、私は一般質問をただ執行機関の真を質したり事実関係を明らかにするだけではなく、執行機関の姿勢を明らかにし私が議員として考える政策を提言する場であると思っております。 それでは一般質問入ります。まず道の駅であります。前回に引き続き道の駅について質問させていただきます。前回も自分は最後に申し添えましたけども、この道の駅構想には非常に期待をしております。この施設を利用した政策でありますから町の考え方をその都度お聞きし、そして明らかにすることで他の団体との議論の場が広がっていくと私は考えております。政策提言には現状の考え方を明らかにしていただく必要があると思います。今現在どのように進められているのか、ご説明をお願いいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 道の駅の構想につきましては、前回の定例会のなかでお話をさせていただきまして進めているところでございます。若干申し上げますと6月にプロジェクトチーム、このプロジェクトチームは産業振興課内にあります未来農戦略係長を班長といたしまして企画振興課、建設課、水道課、産業振興課、総務課の職員で構成をしているチームでありますけれどもそのチームでの会議を実施をし、また7月には庁舎内の関係課長ににこりこ周辺の現地調査を行いまして課題についての洗い出し、構想についての話し合いをしているところでございます。今後もプロジェクトチームによります話し合いを継続をさせていただきますし、構想に合いました先進地の視察を実施をしたいと考えております。 また関係省庁との関係でございますが、国交省におきましては中部地方整備局飯田工事事務所が所管の省庁になるわけでございますが、今まで3回ほど来庁をいただきまして説明をいただきました。これにつきましては、国交省が登録審査の申請先というふうになりますので、その点についての協議が継続をさせていただいております。なお、この道の駅の登録につきましては年2回の申請になっておりまして、3月登録をする場合には1月中旬までに、10月登録については8月中旬までにということになっておりまして、来年3月の登録が可能かどうかを現在検討させていただいているところでございます。ただ、これは後ほど申し上げますけれども登録をすればいいというものでもございませんので、一定の環境整備をしなければ私はやはりまだ登録までいかないというふうに思っております。なお県におきましては建設部の道路管理課が所管でございまして、今月開催をされます相談会等で整備の課題でありますとか社会資本整備総合交付金の活用がどの程度可能かについて相談をしてまいりたいと考えております。この点についてが現在の進捗状況でございます。 もう1点、関係団体といかに協力をしていくかということが道の駅構想の実は一番のポイントでございます。町の考え方がまた計画がある程度まとまった段階でもちろん先ほど申し上げました国・県、町内の関係機関と相談をしながら進めていくということになりますけれども、とりわけ運営方法についてはJAや商工会また法人のみのわ営農等からご意見を伺っていかなければいけないというふうに思っております。幹部の皆さんにはご意見を、これは1度でありますけれども伺っております。私どもの計画像が見えてきた段階で具体的な検討をしていただくということになっておりまして、必要に応じて関係団体にも協力を求めてまいりたいと考えております。現在の検討の進展状況は以上でございます。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) プロジェクトチームの内容についてもご説明をいただきました。これから伺おうと思ったんですけれどもご説明いただきまして、これは具体的に何回ほど会議をされてどのような項目が議論されているのか内容的なものを少しお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 プロジェクトチームに私入っておりませんので回数等は承知をしておりませんが、その都度実施をしているというふうに思っておりますし課題になっておりますのは道の駅に必要な機能それ自身は最低限満たしております。したがいまして、満たしてはいるんですけれども道の駅としての使いやすさとか魅力とかそういったものに現状では欠けておりますので、そこをどうするかということになります。そのうち形式要件でもありますがトイレを24時間利用をできるようにするというようなことを、どのトイレを使うのかまた新しいトイレが必要なのかということについて検討しなければいけない、検討しているということであります。これは現在は下水道区域ではなくて浄化槽で2基対応しておりますので、その処理能力は現状よりお客さんが多くなった場合に対応できるかどうか、当面対応できたとしても将来的にどうしていったらいいのかという問題がございまして、その点についてネックになっているというふうに思っています。 もう一つは、駐車スペースは実は確保されているんですが大型車の駐車スペースとして妥当かどうか、また間口をどこにとっていくのかということがございます。また案内看板等々の設置の必要もございまして、こういった形式要件を実際に具備するかどうかのことが1点、これはプロジェクトチームとしては大きな議論だというふうに思っております。また、それ以外の道の駅自身をどのような内容にしていくとか、主体をどうするのか、隣接のJAの集積団地とどういう関係にするか等についても議論の検討材料になっております。以上でございます。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) 事務方の方に、開催されてどんなことが議論されたかということをご説明願います。座長は誰でしょう。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 プロジェクトチームでございますので係長レベルで基本的には実施をしておりまして、関係課長は必要に応じてサジェスションを与えるというのがプロジェクトチームのやり方でございますので、そんなことに実施をしております。プロジェクトチームは7人で構成をしておりまして、班長は未来農戦略係長でございます。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) 自分は町長のご意見もわかったし気持ちもわかったんですけども、ですからこれ何回してどの程度まで進んでいるかというのを全くわからないと議論の余地はあまりないんです。ですので具体的に今日係長はここにいないわけですけれども、現実にそういったことが必要だといった時にはやはりどのような、せめて回数だとか項目・議論、どんなことがあったかというくらいの内容はぜひお答えをしていただきたいんです。ぜひお願いいたします。自分が思うんですけども、この町の執行機関の親分は白鳥政徳親分であります。そして子分はここにおいでになる皆さん方で、親分がこういうような形で提案をして持っていこうといったときに、大事なことは子分がしっかりしていないとだめだと。そして子分がしっかりしていれば当然良い親分は生まれてくるし、当然その親分を助けるのは大事な子分の皆さんたちなので、やっぱりもう少し具体的にこういった話は出てきてほしいと。子分しっかりせいとそんな気持ちであります。 実は産業振興課長に自分もお聞きして内容的なものをお聞きしたいと思って行ったんですけど、課長の方から議員からもぜひ提案をしてほしいというようなご意見がありました。道の駅というのは現在1,093カ所でありまして今後も多分増えていくだろうと思っております。近いところでは南箕輪の大芝荘、そして伊那市では今度スマートインターチェンジ、多分そこら辺付近に出てくるのではないのかなと思っております。現在、飯島の道の駅は現在建設中でありますけども、そこら辺のところをどのような情報を持っておられるのかお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 道の駅構想を進めるに当たって、私どもの役場の庁舎内で相当綿密な構想を立てなければいけないということでありますので、それは議員がおっしゃるとおりでございましてそういった方向で検討させていただきたいというふうに思います。具体的にお示しをしていただきたい分野をお尋ねをいただければお答えをさせていただきたいと思いますが、相当多岐にわたっての議論でありますのでなかなかすべてをこの段階でご回答するというわけには時間的な理由があってできないというふうに思いますが、いろんな面から検討させていただいているのが実態でございます。なお、道の駅の構想を考えるときに他の道の駅とのどうして峻別をしていくかという問題があります。私たちのところは町道沿いでございまして国・県道ではないものですから、国・県の支援が直接得られないというような場所であります。例えば、今回この夏にグランドオープンいたしました飯島の道の駅「田切の里」のように国道バイパスに隣接をするような形であれば県が一定の支援ができる場所でありまして、そういったことがトイレでありますとか駐車場整備に繋がっていくわけですが、あれは県の持ち分ということなんですけれどもそういったことがあそこでは期待できないもんですから、やはり規模の大きさをあそこに求めるというわけには私はいかないというふうに思っておりまして、現在ある施設をうまく使いながら、しかも地域の状況をよく確認をし連携を取りながら運営をしていくという方策に考えております。南箕輪の問題でありますとかスマートインターの問題があるのは承知をしております。それぞれの違った特色のある道の駅にして何をあそこで機能を持たせるのか、単に道路を通行する皆さんの利便性だけではなくて町内の皆さんにどういったものを期待をしていくかということが実は一番大事でありまして、その点に意を用いていきたいというふうに考えております。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) 課長の方から提案をしてくれということでご指名でありましたのでさせていただきますけれども、群馬県の北部の方に川場村というところがあります。そこの道の駅が田園プラザ川場という道の駅でありまして、これは群馬県の北部で総面積が85.29k㎡、このうちの88%は森林であります。そして7%程度が本当の耕地ということで人口が3,300人、箕輪より小さいです。そして高齢化率は37.7%、超高齢化のところであります。これ平成21年のときに観光客が82万人ほど参っておりました。そして26年には177万人増えました。これやっぱり一つの事例だと思っています。ここは特産もなければ何もない普通の田舎の地域であります。しかし、こういったところが年間170万人来る。それでインターに渋滞が起きてしまって当局の方から何とかしてほしいというような注意も来たというようなことで、こういった事例というのはこれからはインター、単純に道だとか場所だとかということよりも、大事なことはそこにいかに企画を持っていくか。これはしっかりと庁舎内、中においても議論をして、先ほど先進地の視察というようなお話ありましたけどぜひこういったところを見てもらって、この箕輪でやる以上は一つの面として捉えて、もちろん箕輪の道の駅は当然流行らなければ困るんですけれども、ではこれが伊那だとかそして上伊那、前回も言いましたけれども観光というのはもう一つの面で考えなければだめだと。そうするにはやはり上伊那も木曽も含めた中でここから泊まってそしてまたよそのところへまた見に行くとか、そんなくらいのことをしていかないと単純に道の駅と言って町長もしっかりそこら辺のところはお考えのようですので期待をしてますけども、まずはやはり庁内の7人、要するに7課の皆さんたちがもう少ししっかりとしないと。やったは良いけれどもこれはだめだといった話ではこれは箕輪にとっても恥でもありますので、非常にこれは難しいけどもやりがいもあるはずでありますので、ぜひともそんなことを考えていただきたいというふうに思っております。 それでは次の質問でありますけども、この道の駅構想で先ほども町長もJAだとかそういったものと連携を取っていきたいというお話はお聞きしました。自分は前からJAと役場の交流というものを前々から言っていて、町長もぜひともしていきたいというようなお話もありましたけど、今の現状とか課題そういったものが見えているのでしたらぜひともお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 JAと役場の職員との交流というようなことにつきましては昨年の9月になるんでしょうか、議員さんからご質問いただきまして、私はその際に一方的な交流というのはやはりなかなか難しい部分があります。相互交流というような形であれば可能ではないかというようなことと、現場を知るという意味で職員が現在の農業の姿また地域の姿を知るという意味で研修というような形で実施をすることについては、それはそんなに長い期間ではなくてということではありますけれども、両者の連携をより深めるという意味でもできるのではないかということを申し上げた経過がございます。そのことについては現在も変わっておりません。以前に派遣条例に基づきまして町職員を上伊那農業協同組合に派遣をしていた経過もあるようであります。これにつきましては当時地域営農組織の育成高度化というようなことで営農組合を立ち上げる、設立のために派遣をしていたという経過があるようでございまして、そういった特定の目的があって職員を派遣するということはあるかというふうに思いますが、現時点ではやはり研修的な意味合いで、または相互交流のなかで職員を派遣するということは派遣もしくは研修というようなことはあるのではないかというふうに思います。 現在の農業の状況は大変大規模集約化をしていくことや地域食材をどうやって流通に回すかまたは商品にするかという、大変以前とは異なった形で例えばJA上伊那について動いているわけでありますので、そういったことを勉強するという意味は非常にあろうかなというふうに思っております。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) 実はこの間JAの常勤の方々と話す機会がありました。JAの方が言うにはぜひともしてほしいと。こちらからはいつでも職員の派遣をしろと言えばすぐにでも出しますという話がありましたので、人事ということで昔とは違うので難しいという話ばかりでいたんですけれども、大事なことであるんだったらやっぱり何かしら知恵を絞って、そういった交流というものを何かしらやっていくことというのはこれからは絶対に大事だと思っているし、ましてこの道の駅というなかで、一つこういったものをつくるときにやはりお互いに情報交換という形でやっていくということもできるのではないかなと思いますので、ぜひともそんなことでお願いをしたいと思っております。 それから次にいきます。ながた荘の日帰り宴会ということで前回提案をさせていただきましたけれども、団体客の日帰り宴会数が若干減ってきているというようなことで、実はながた荘の西村支配人のところへ行ってまいりました。いろいろお話を聞いていろいろ自分の誤った情報が多々あったなと、行ってよかったと、そしていろんな話を聞かせてもらってよかったなと思っています。そのなかで支配人が一番心配していたのは、要するに単価を落とした宴会というのを自分は提案したんですけれども、そういったのは負の連鎖として評判を落とすということで非常に困ると。そういったことを非常に危惧しておりました。どうもいろいろ話聞いてみますと、文句を言うのは議員が一番多いのではないかと。議員とある種の農業関係団体だと。非常に多いと。これはやはり自分もぐさりと胸に刺さります。自分も食べることに文句を言ったことはないんだけれども、ここの後ろにいる人たちはそんなに文句を言う人はいないはずなんですけれども、議長はニンジンが嫌いなのでとかそういった話はちょくちょくありますので、ここでしっかり食べると言えば若い岡田建二朗議員や浦野正雄議員、飲まない方々、自分のところなんかお銚子を何本か出しておいてもらえればそれで十分です。下原さんや向山さんは年ですからあまり食べれない。そういうことがあるのでそういったことで、やっぱり自分は3,000円くらいの日帰り宴会料理というのも出してもらって、そしてまずは議員がそれを食べてこれなら良いとか、これだとちょっとまずいなとか、もう少しどうにかならないかとかそんなことをしていかないと絶対に良くならない。今後こういったものは非常に出てくると思います。実はこの間ある人と重要会議をドロップスの食堂でしました。1,380円のランチですけど、非常に女の人ばかりで本当にすごいと思ったんですけど、出てきてその料理が前菜から出てきてメイン、あとでデザートも出てきて1,380円でこれでもって満足だなというような気持ちになりましたけれども、そういったこれからながた荘も日帰り宴会というときには何かしらのそういったもの、特にこれから敬老会だとかそういった多くの人たちに来てもらってそしてお風呂入って、軽く食事をして1杯飲んでもらうというのはお年寄りは食べられるわけはないんです。ですから少量、量は少なくていいし、多品目でやっていただければ絶対私は何とかなる、そしてそういった方向はこれから絶対必要と思うんですよ。ですのでこれから今後、振興公社の社長は町長なんですから、町長がその気になればそんな難しい話じゃないと思っていますけれどもいかがですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 反省も踏まえてご質問いただいたというふうに思っておりますが、日帰りの宴会等の設定料金が高いというのは全体としてはよく言われていることでもあります。低料金の価格設定というプランを以前したところ、いろんな評判をいただいたということも事実のようでありましてなかなか進んでそういったことをしたいと、していきたいというような状況にありません。また、公社全体の中で新しいメニューとかプランとかそういったものを出せるだけの余裕がなくて検討が進まないのも事実でありますが、お尋ねのように特に高齢者の皆さんの敬老会だけではなくて夜の宴会についても金額を下げてくれば行きたいという方はお風呂とともに行きたいという方はお聞きをしてますので、そういったことができないのかどうか再度検討させていただきたいというふうに思います。確かに、原価を安くしたり若干ランクを低くすれば低料金のものは実施できるわけでありますので、そういったことでお客さんに満足していただけるかどうか評判を落としては元も子もないものですから、そんなところを検討させていただきたいというふうに思います。現場の方ではなかなか難しい課題だというふうに私も何度かそういった要請があるということは申し上げてるんですが、難しい課題だというふうに言われております。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) やっぱり難しいと言っていては何も始まらないんで何かしらアクションを起こす、そして今の時代はたくさん食べればいいという時代じゃなくて少量で多品目にあたって食事を摂るという、そして一杯飲むということもこれからはとても大事なことだと思っています。地元の食材を使ってぜひともそんな新たな日帰り宴会料理というものをこれから絶対に考えていっていただきたいなと思っております。 それでは次に移ります。中央病院への乗り入れということでありまして、この間通告書を出しに行ったその日に新聞記事に出てしまいまして、さて弱ったと思ったんですがこれは新聞記事に出ましたねということでさせていただきましたけども、このなかで伊那市は5日の市議会全員協議会の折に伊那市、箕輪、南箕輪の定住自立圏構想で計画する3市町村を結ぶバス路線を発表したというふうにあります。5日の日は我々も定例協議会があったんです。ところがそんな話は何にもなかった。新聞では5日の伊那の市議会のなかであったということなんですけども、何で箕輪にはお話はなかったんでしょう。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 その点については9月定例会の全員協議会のなかでお話をするというのは3市町村で意思統一をしてございました。伊那市の全員協議会がその日にあったということだというふうに思います。それは公開だったというふうに思いますが、私も報道されるとは実は思っていませんでして、まだ案の段階でありましたしこれから3市町村で具体的な協議をする段階だというふうに思っておりましたので、新聞報道に出るということは私も想定をしてございませんでした。私たちは全員協議会ということで私たちの議会の日程に沿いまして最終日の全協のなかでお話をするつもりで用意をしておって、南箕輪も私どもより早いようでありますけれども全協のなかでお示しをするということでありますので、その点については調整のとおりでありますが、たまたま内容が外に出てしまったということでありまして、そのことについては私も出してよかったのかどうかというのは疑問の余地がありますが、事務方から見ればある程度議論をしてきて、ご意向を聞く時点になっているというのが想定だったようでございます。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) これ箕輪町からはどのような意見が出されて、そしてどのような反映をされたのか、もしわかれば具体的にお願いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 一般論で申し上げますと、3市町村の定住自立圏構想を進めるに当たりまして行政区域を超えた日常生活でありますとか、経済活動でありますとか通勤・通学、通院、そういったことを考えるときに、交通対策が最も重要な課題だと言っていいと思っておりました。と言いますより、こういったものを解決するために定住自立圏構想に踏み切ったと言った方が正解なのかもしれませんが、そんなつもりでございましたのでこの構想を図る政策としては、新たなバスの運行の利便性を高めなければいけないということが必要でありまして、それについては箕輪町としては何回か事務折衝をしておりますけれども私どもの考え方を申し上げてきたつもりでございます。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) 出せばよかったか出さない方がよかったかというお話で、定例協議会で話が5日にあったのになかったというのはちょっとさみしかったなと思っています。 それで次に移らせていただきます。子育て支援の充実ということで、自分はこの間北條課長さんのところへ行っていろんなお話をお聞きいたしました。その後あるところに呼ばれました。お茶を飲みながら2時間半しっかりとお聞きをいたしました。本当に60過ぎてくるとすごいお話がどんどん出て、いや、わかりました。わかりました。というお話を聞きました。そのなかに課長のお話のなかで園長先生だとか新任保育士さんたちとは一生懸命いろんな話をして、常に話を聞いて、そして何かあったら言ってほしいというようなこともしているというお話を聞きました。これそのとおりだと思います。しかし自分が聞いたなかでは、多分非正規の保育士さんのなかからは保育士さん、調理師、自分はお話させてもらったのは3人ですが、その方々からは絶対にお話は出ないだろうと、出さないだろうというお話でした。「それは何ですか。」と聞いたら「多分言っても聞いてもらえない。」と。そして「ずっとそういったふうに来たもんですから言うこと自体がもう無駄だろう。」と諦めている。「いろんな話できないんですか。」「そう。」もうこういったふうにお茶でも飲みながら話をすれば、どんどんとご意見が出されて、なるほどと。でもなかなか出せれないと話をしていました。自分も以前町長に本当の現場の話を聞くんだったら私は非正規だとかそういった皆さんと話すべきだというふうにお話をしたんですけども、自分ができることはここで町長にそういったところで話をする時間を持てないかということをお聞きするというふうにその3人の方に言ってきました。町長、どんなふうな時間を取っていただくつもりがありますか、どうですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 現場の意見を聞いてそれを施策に反映していくということは、今の行政の仕事としては当たり前すぎてあまり議論する余地もないんだというふうに思いますが、両面から考えられると思うんですがそういった聞いてもらえないとか言うことが無駄だというような組織、保育園そういったものをつくっているとすればそれは大いに反省をしなければいけないし、考えていかなければいけないと思います。組織的には先ほどの園長主任、またはそれぞれ部門会議というものがあって意見をいただくようなシステムになってますので、できなければいけないというふうに思います。だから組織の問題が1点、それと言っても無駄だっていうような職員が仮にいるとすればですね、その人は本当に保育園とか町を良くしたいという気持ちがあるのかという問いも私は発しなければいけないというふうに思います。どんな立場であってもどんな状況であっても言うべきことは言うんだというそういう、組織がそうだから言えないと言ってしまえばもうそれまでの話であって、どんな形でもいいから自分の意見を上司にまた地域に言っていっていただくような保育士または関係者になっていただきたいなというふうに思います。 なお、お尋ねの私自身がそういった意見を聞くかどうかということであればいくらでも時間を取りますので、ぜひご参加をしてお話を伺いたいというふうに思います。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) よかったと思ってます。「課長だとか園長先生とか主任の先生方はぜひともそこへは来ないでほしいと。いないところで話をしたい。」と言っておりました。確かに言うとおり、本当に皆さんたちやる気あるんですかと言うかもしれませんけど現実にやっぱり言えない人っていますよ、それは。どうしても自分のいろんなことを考えたときに言ってもどうかなとか、こんなことを言っちゃまずいのかなとか、そういうのってあるんですよ。ですからその現場の声というのはとても大事だと思ってます。言うとおりそんな声が出てこないってことは組織としてあまり良い組織ではないと思います。現実にその3人の方から2時間半しっかりとお話聞かせてもらったけども、なるほどと。ただそれを一つ一つ私程度の者が「それは何とかしましょう。」なんて言えるわけじゃないし、ですが町長が聞いていただくんだったらそれはそれできっと彼女たちにしてみたらどういうふうになるかそれはこれからの町長の判断ですけれども、でも聞いてもらったと、自分たちの本当の声を聞いてもらったということは現実に必ず良い方向に私は進んでいくと思ってます。ですので、ぜひとも今お話があったように進んで時間を取っていただきたいと思ってます。 そしてこの子育て支援について親の皆さん方ともお話をしているようで、子育て支援の交換会というような会があるようですけれども、この様子だとかそういった意見の中にどんな意見が出てきているのかということをちょっとお聞かせください。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 前段の保育園の内部のお話はやはりお話として真摯に受け止めなければいけないというふうに思っています。私は町内の職員にも役場の職員にも言ってるんですが、昔の役場と言いますか公の組織の持っていたような5時まで働いて何もしなければ時間が経って時間どおり帰れるとそういった組織では良い仕事はできない。しかも今地域のいわば競争の社会に公務職場もなっているので、そこをよく考えてやっていただきたいということは申し上げてるつもりです。当初申し上げてるんですが昔は出る杭は打たれると言ってましたが、やはり出過ぎた杭は打ちようがないということをずっと言ってるんですが、やっぱり出過ぎればもう叩きようがないんでそれを何とか止めるにはいろんなことを聞かなければできないわけでありまして、職員の皆さんもそういった発想で常に新鮮な気持ちで議論に加わっていく、そして提案・提言をするということをしていただきたいというふうに思います。もちろん、意見を公募したり提案する制度というものを持ってますがそういった型式の問題ではなくて、職場のなかのコミュニケーションをどうやってとっていくかということがやはり大変重要な課題でありますので、そういったことが不足しているということであればこれは上司の問題でもあり、とりわけ組織を担っている課長の皆さんの手腕によるところが大きいので、そこは私も含めて考え直したいというふうに思っております。 なお、現場の意見を聞くという意味で私とすればできるだけ多くの保護者の皆さんのご意見を聞きたいということで、今年度は7月になりましたが長田保育園、木下北保育園、三日町の3園で園児の保護者の皆さんでありますとか園長先生も場合によっては踏まえまして意見交換をさせていただきました。保育環境や子育て支援策、環境整備についてご意見をいただいたところであります。もう少しご参加をいただければということもありますがPR不足ということもあります。お母さん方、忙しいなかで出迎え等に来ていただいてますので非常に難しいかなというふうに思いますが、いろんなご意見をいただいたところであります。いくつか申し上げますと、保育環境につきましては多子世帯の場合の保育料の軽減もしくは保育時間の見直し等々についてのご意見がございました。それと保育士さんの確保という意味でのご意見もいただいたところであります。あと、直接関係がないんですが福祉関係では医療費の窓口無料化のご意見はいくつか出ておりましたし、出産祝い金でありますとか児童手当の増額でありますとかそういったことについての負担に係わる部分もありました。ただ全体としますと、負担感というよりは新たな環境整備を求める声が非常に多かったというふうに思っております。安心して遊べる場所を確保してほしいとか公園の遊具を充実をしてほしいとか、安全な通学路を確保してほしい、子どもを連れて歩ける歩道が設置をしてほしいといったような、そういった部分での環境整備を求める声が多かったというふうに思っております。 それともう一つは町の行っている情報を保護者の皆さんがあまり知らないということが大変大きく感じました。これ以前から言っているところでありますが、私どもとしては町の情報、町の行っている保育の考え方や実施状況について情報を出しているつもりなんですがなかなかそれが届いていない、それがまた町のブランドに繋がっていってしまうというような悪循環を感じました。この点については本当にどんなことをすれば情報の入手をしていただけるのかということを考えていかなきゃいけないというふうに思っております。 ○木村議長 荻原議員 ◆7番(荻原議員) それぞれの立場の皆さんたちがそれぞれ一生懸命やっているということを十分わかっております。これ誰が悪いとかという話ではなくて、そういった現場の本当の真実というか話というのはなかなかそういった機会を持つ、そしてそういった機会を持ってもやはり伝わりづらいところも出てくる。ましてやいろいろなものの批判だとかそういったことというのはなかなか言いづらいですので、それぞれ課長から始まって園長先生、主任の先生、皆それぞれが一生懸命やってるんです。十分それはわかります。ですからそういったこと、また違った意味で現場の声をぜひ町長に聞いていただいて、そして町長がまた子育て支援のそういったなかでぜひとも良い方向に進んでいってほしいなと思っております。以上で自分の質問を終わらせていただきます。 ○木村議長 これで7番 荻原省三議員の質問は終わりました。会議の途中でありますがここで暫時休憩といたします。再開を午前11時といたします。   午前10時40分 休憩   午前11時00分 再開 ○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問者を指名いたします。2番 大槻金吾議員 ◆2番(大槻議員) それでは、通告に従いまして質問をいたしますのでよろしくお願いいたします。まず、県道与地辰野線、箕輪町長田地区の道路について伺います。県道与地辰野線の交通安全につきましては、関係各位のご努力により歩道やグリーンベルトの設置等安全への配慮がなされてまいりました。また、下古田地区の改良工事も着手されることとなり成果となって表れてきております。これらのなかで長田地区の道路はなぜかチグハグな2車線道路となっております。ながた自然公園入り口の北側からながた荘入口のわずか少し北側の間、それからまた北大出境、桑沢川に掛かる上桑沢橋の南の約50mくらいですかこれが2車線となっておりません。長い間そのままであります。特に、ながた荘入口南側は左右の路側帯がほとんどありません。両側ガードレールでしっかりと固まっております。歩行者あるいはお年寄りが歩くにとっては大変危険なところでございます。住民の皆様からも改良を望む声が上がってきております。ながたの湯やドームの人気もあり、車の通行もかなり多くなってきております。危険であると考えております。県道への付け替えも決定されて今、早期にこの対策を取るべきと考えますがこの点につきまして町長の考えをお聞きいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 交通安全対策につきまして県道与地辰野線についてお話をいただきました。与地辰野線は伊那市の西箕輪の与地から辰野町の赤羽を結ぶ一般県道で全延長18kmでございまして、町内6km、5.5mの幅員に改良されているいわゆる2車線化されている箇所が全線では75%でありますが、町内は他の地域に比べまして改良が進んでおりまして86%という状況にございます。 お尋ねの長田地区、長田コミュニティセンター南駐車場からながた荘の入り口まで約200mがセンターラインがないということで2車線化のご要望でございます。この点については県道与地辰野線の整備期成同盟会が通学路を中心にした歩道設置の要望を行っておりまして、今までこの箇所については改良要望をいただいてないところでございました。与地辰野線の中で様々な箇所がございますので今回いただいたものを含めまして、優先順位を付けながら期成同盟会のなかで要望を検討してまいりたいと考えております。なお、この道路につきましては県道から町道移管される時期がいずれまいりますので、その時期を踏まえながら検討すべきかなというふうに思っております。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひ県道へ付け替えと同時あるいは前にしっかりと検討をお願いしたいと思います。またさらにこの長田線のところの西側、きぬた農園が持っていたところの今マレットゴルフ場のところで、それから旧温泉スタンド、この西側はこれ町所有地であると思います。この所有地に西側へ歩道を設けるとこういう考えはいかがでございますか、お聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 歩道設置と拡幅、両方とも町の所有地にありますので可能な地域だという認識はございますけれども、現時点で歩道設置というようなところにはまだ頭がまいっておりません。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひ町の所有地を利用して、地区住民の安全を図るために、歩道の設置をぜひ検討していってほしいと思います。 次に町道、これ前にもちょっとお話を申し上げましたが、町道52号線の延長工事についてお伺いをいたします。この工事はベルシャイン伊北店北より沢方面、町道51号線へつなぐ計画の道路でございます。旧国道と52号線、51号線は不規則な交差をしておりまして、地域住民にとっては大変不便さを感じているところかと思います。今回改良されることが決定されておりまして期待は大変大きなものがあるのでありますが、この道路改良の工事の着工はいつ頃の予定なのかまた完成予定もいつごろになるのか、このことについてお伺いをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 町道52号線につきましては昨年来、用地交渉を行い用地取得を進めてまいりました。ほんの一部を除きましてほぼ用地交渉を終了いたしました。本年度、一部水路の工事を行う予定にしております。本年度着工というふうに考えていただいて構わないところでございます。なお、終了時期でございますが社会資本整備交付金の付き具合にもよりますので現時点で申し上げるところではございませんけれども、町としては改良箇所としては大変主要な事業箇所でございますので、できるだけ早期の完了を目指していきたいと考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 地域住民の大変重要な道路でございます。ぜひ早期の着工、工事完了をお願いしたいと思います。またこの52号線が開通となってまいりますと、国道バイパスへまた諏訪・岡谷方面への車の流入が増大するのではないかと考えられます。この51号線は大出・八乙女地区の通学道路でもあります。また、飯田線沢駅への通勤道路ともなっております。さらに沢保育園の送迎の道路でもございます。当然、歩行者への安全対策を取っていかねばなりません。この52号線は通称大沢線、南側には歩道がございます。150cm幅ぐらいの1段高くなった歩道であります。この歩道、学校へ登校するときは車の通行に対して対面して歩くので子どもたちも安全であります。しかし、下校のときは後ろから車が来ます。時には数人で歩いている時、急に車道に飛び出る児童もいるようでございます。パトロール隊の皆さんも心配をしておられるところであります。車の通行が増大されると思われるなか、この52号線の歩行者の安全対策についてはどのように考えているのかお聞きを申し上げます。 ○木村議長 町長
    ◎白鳥町長 大沢線のその箇所につきましては、以前も議員さんからお尋ねをいただいておりまして確かに難しい箇所だというふうに思っております。それは通学安全上難しい箇所だと思っているわけでありますけれども、現時点であそこの場所につきましては、歩道が非常に狭くて防護柵がないのは事実でありますが、そういった形の箇所に北小の前のバイパス交差点の地下横断歩道の前後のカーブの場所ですけれども、あの場所に一部防護柵が設置をされておりますけれども、こういった大沢線そのものに柵を設置をすることについては、現時点ではやや消極的であります。確かにおっしゃるとおり帰りのときには後ろから車が来るというようなことで安全性がないじゃないかというご指摘はよくわかりますけれども、柵をつくることに伴って逆にはみ出してしまったり柵をまたいでしまったりという危険性等も踏まえまして、現時点としましては51号線の新設工事が行われます29年度以降、また保育園への入口等の課題もありますので、それらの改良後の道路状況を見るなかで必要性について検討させていただきたいというふうに思っております。ただ当面の対策としてあの箇所は安全性がやや足りないということはそのとおりでありますので、通学時での飛び出しをしないとか道路へはみ出さないとか、そういった指導については実施をしたいというふうに思っておりますし、これまでもしてまいりました。あと道路の効果的な箇所に学童注意のような道路標示等をして安全対策を講じてまいりたいと考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) それでは2点ほどお願いを申し上げておきます。今町長も発言がございましたように、あのバイパスの前後には車道側にパイプ柵が一部設置してあります。このパイプ柵を51号、52号の交差するところまで将来ぜひ安全柵を車道側へ設けてほしいと。やはり子どもがまたぐようならば、またがないような高さに当然つくるべきであろうと考えます。それからもう1点、この道路は沢保育園の通園になっておりまして横断歩道がございます。1カ所。この横断歩道は現在ちょっとホワイトカラーが薄れておりますが、ぜひここを前後をカラーにしまして赤色と言うんですかレンガ色と言うんですか、ぜひはっきりわかるように横断歩道があるよということをぜひ将来道路が開通するに当たって横断歩道にカラー化をぜひ検討していっていただきたいと、この2点を申し上げまして次に移りたいと思います。 何回もお伺いして恐縮ではございますが、町道2号線のグリーンベルト化についてお伺いをいたします。この2号線のグリーンベルト化については、地区住民また通学パトロール隊の皆さんたちからの長年の要望でありました。27年度におきまして沢上交差点より沢上南原交差点までのグリーン化が実施されました。その効果は大であります。また近々町内各地にグリーンベルト化が進みつつあり、交通安全に大いに役立っているものと思います。さて、この沢上南原交差点により長田地区までの2号線グリーンベルト化についてはかなりの距離があり一度ではとても無理かとは思います。徐々に繋ぎ合わせながら早期の2号線全面グリーンベルト化を望んでいるわけでありますが、このことについてどのような見解がございますかまずお伺いをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 グリーンベルトの設置につきましては、これは地方創生に係わる交付金を活用しながら地域の皆さんの要望を踏まえながらということでありますが、通学路の安全対策として設置を進めてきているところでございます。北小エリアの中ではやはり沢上から長田への区間は重要な区間ということで昨年来、お尋ねのとおり取り組んできたところでございます。春日街道より上、長田の交差点までの入り口交差点までのところは長田入口交差点が片側だけの横断歩道になっていることに伴いまして、右左の通行が非常に難しい箇所であります。そのなかでも何とかグリーンベルトをというようなことを考えておりまして地元に提案をさせていただきました。子どもたちの右側通行の点を配慮いたしまして、県道伊那箕輪線沢上南原の信号から西側のグリーンベルト、これは町道1号線長田入口交差点までの横断歩道を南側に設置をしたいということで、地域に提案をさせていただきましたけれどもなかなか地元のご了解がいただけないというようなこともございまして、それは地元の区長さんや見守り隊の皆さんと協議をしたところ、長田の入口の信号交差点より東310mのところは道路側溝が入っていて児童の歩く幅が狭いというようなこと、それと冬期間は日影になって凍結しやすいということで南側への設置はするべきではないというようなご意見をいただきました。したがいまして、私どもとすれば南側へ実施をした方が長田の入り口の交差点が左側に横断歩道がありますのでよろしいのではないかというようなことを申し上げたところですが、なかなかその点の協議が整わないということになりましたので、今回についてはその部分でのグリーンベルトの設置については凍結をさせていただきたいというふうに考えておりまして、今後の協議課題にさせていただきます。現時点では2号線への整備というのは難しいということから、地元区から要望のありました町道109号線の南側、この部分へ桑沢川の上の入口の部分でありますけれども設置をさせていただきたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 今長田入口の交差点南側へ横断歩道を設置したいが区でまずい、そういう今発言でありましたか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 そういうことではなくてですね、現在の長田入口の交差点が南側に横断歩道が設置をされております。子どもたちは帰り右側を上がって来ますとローソンのところを左側に渡りまして、そして横断歩道を渡ってまた渡って右側通行ということになります。そういった形よりはグリーンベルトを南側にして、そちら左側通行でありますけれども歩行した方がいいのではないかというような考え方を私どもとしては持っていたわけですが、なかなかそれについてはご同意いただけなかったということで、先ほど申し上げた理由で南側へのグリーンベルトはよくないんではないかというようなご指摘をいただきましたので、その点について少し協議をさせていただきたいということで一時的に他の箇所へのことを考えたということでございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 長田入口の歩道につきましては、以前私もそういうことがあるから北側へ横断歩道を設置してはいかがとこういうことを申し上げてあります。子どもたちが左行ったり右行ったり、また左行ったり右行ったりするわけで今の横断歩道を使っても右側通行していきますと左へ行って、横断歩道を渡ってまた右側通行するにはまたこっちへ行ってと行くわけですね。だから今の長田入口の横断歩道は北側へつくれば真っすぐにずっと行けるわけなんです。それともう一つ、今地区ですか南側はよくないという話があったようですが、確かに行ってみれば南側には側溝があるんです。いつもきれいに地権者の皆さんがやっていただいておれば結構ですが、草に覆われまして側溝があるのかないのか、運転手も大変危険と言うか側溝へ落とすような脱輪するようなそういう感じでございます。そこへグリーンベルトを引いてもかえって側溝に足をとられて子どもたちが危険ではないかと私はそういうふうに感じます。北側へグリーンベルト化しても長田入口に横断歩道を北側へつくれば何ら問題はわけでございます。区とこのことはきちんと了解ができているのでしょうかお聞きをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 私先ほど申し上げたように、町としては南側の方がよいのではないかというようなお話をしばらくさせていただいておりまして、調整が整わなかったわけでありますのでこれについては時間をいただきながら協議をしたいというふうに思っております。特に西天竜を上がった次の右側へ入る道路までの間については住宅が幾分連たんしている部分もありますので、そういったところの場合にどこにグリーンベルトを引いたらいいのかというのはちょっと建設課の方へもどうしたもんかということを検討していただきたいというふうにお話をしてございます。したがいまして、北側についても西天上は上4、50mあるんですか、そこまでは必要があるのかなという議論もありますので、そういったことについて区または見守り隊で毎日子どもたちを見守っていただいている皆さんのご意見をいただきながら考えていきたいというふうに思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 今回このグリーンベルトにつきまして協議されるなかで、あまり地区の皆さんグズグズ言うと他へ持っていくよというようなそんなような意見もあったということについては町長いかがですか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 その辺については承知をしておりません。そんなつもりは多分ないわけでありますし予定化した箇所については実施をしたい、他の場所も実施したい箇所がありますので、今の予定箇所から北側のところへぜひ実施をしたいということでお願いをしておりまして、決してそんなことは申していないというふうに思いますが、もしそれに近い言動がありましたらまたご指摘をいただければと思います。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひ地元の皆さんとは納得のいく線で話し合いされて問題を解決していってほしいと思います。また、この町道2号線は西天竜より西側も宅地も少ないんです。すごく。両側畑地でございます。県道にも格上げをされてまいります。畑の地権者の皆さんと協議をされながらこれもグリーンベルトとは他に歩道をつくっていこうという考えはいかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 県道化が予定をされている箇所でありまして、今の線形が将来的によろしいのかという問題がありまして、直ちに今の現状を踏まえながら歩道設置というのはいかがなものかなというふうに思っておりまして、県道としてあそこを活用することであれば県としてどんな線形をした方が利便性が高まるかという議論をしていただきたいというふうに思っております。今私たちの町道の段階でそこまでのことはなかなか難しいというのが実態ではないかというふうに思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 期待をいたしまして、次に天竜川右岸第二配水工事についてお伺いをいたします。1年の労苦が報われる秋の収穫期に避けようのない台風がやってきてしまいました。週に2回も3回も台風の直撃を受けました東北や北海道地区の皆さんは本当に大変であろうと思うところであります。特に北海道においては農作物の被害は甚大であると報道されております。道路や河川の決壊による氾濫が大きいとされております。また小さな川なのに短時間であっという間に濁流と化し大きな被害をもたらしたとあります。幸いと言っていいんでしょうか、アルプスに囲まれる長野県は今回台風も反れて被害もなく安心したところであります。しかし毎回安全というわけにはまいりません。北小河内や北島地区の災害はまだまだ記憶に新しいところでございます。「災害は忘れたころにやってくる」昔からの名言であります。注意を怠るなということでしょうか。 天竜川右岸第二配水工事は平成23年度から始まった雨に強いまちづくり事業の一環であります。町長からも29年度には142号線の工事を終了し事業完了を行うとお答えもいただいているわけでございます。交付金の取り合いのような状況にあるというようでございます。しかしながら、工事の進捗を踏まえこれ以上長引くことのないよう手を打つべき時期だと考えます。各地の災害状況を見るにつけ、この配水工事の早期完成を願うものでありますが町長の所見をお伺いするものでございます。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 大槻議員がおっしゃるように29年完成を目指しているところでございますが詳細につきまして水道課長から答弁させていただきます。 ○木村議長 水道課長 ◎清水水道課長 ご質問ですが、昨年の9月また本年の3月の定例会でも議員さんから同じ内容のご質問をいただいておりまして、議員さんにおかれましては大変ご心配をいただいているところでございます。27年度はご承知のとおり国の交付金が要望額の65%しか交付されませんでした。したがって予定した事業量が実施できませんでしたけれども、本年度28年度は昨年の残事業分の10m分、それから北小学校の西の信号交差点の横断工事これを予定されておりまして、10月発注予定で現在進めているところでございます。議員さんがおっしゃいますように社会資本整備総合交付金これは活用範囲が大変広く、大変人気が高い交付金でありまして、各都道府県、各市町村、それぞれの取り合いになっているのが現状でございます。現時点では沢保育園の北側の町道142号線これ雨水排水整備を平成29年度で施工して、第二配水区の事業完了をしたいというふうに考えております。以上です。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 交付金について大変苦労をされているわけでございますけれども、ぜひ取り合いなどせずに取ってきていただきたいとこのように感じるわけでございます。 次に環境整備についてお聞きを申し上げます。これも何回もお聞きしてるわけですが気になります。またお聞きをいたします。私たち箕輪町の北の玄関口であります国道バイパスでございます。通称熊野坂と言われている場所から飯田線と立体交差するまでの未供用部分の整備であります。特に、南小河内松島停車場線からバイパスに入る交差点より南側、ツルやススキ等が生い茂り、交通の妨げにもなってきております。まさに見苦しいと言えます。決算提案要旨にも「国道バイパスの歩道部の剪定、除草、除雪等、景観にも配した委託業務を行いました。」と報告をしております。はるか南の飯島町のバイパス、伊那竜東バイパスが優先とされていることはわかります。しかし箕輪バイパス開通はもう昔であります。4車線化も難しいとなれば箕輪町の北の玄関口として除草整備をし素晴らしい町の景観保持をしなければと思っております。この点について町長に考えをお聞きいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 沢・大出の未供用部分の整備については言を待たないところでございまして、まずは何といっても4車線化を進めるということでいろんな形でご要望もまた県の現調等においても何度となく私就任以降申し上げているところでございますが、なかなか難しい課題ばかりが多くて進まないというふうに思っておりまして、心苦しいところでございます。8月に行われました県議会の危機管理建設委員会の現地要望につきましても出向きましてご要望をさせていただいているわけでありまして、何とか生活道路にもあの道路はなっておりまして、単に北と南をと言いますか辰野、伊北と伊那、駒ヶ根、飯田を結ぶネットワーク道路だけではない私たちの町にとってはもう生活道路の一部でありますので、当然4車線化が必要だという認識のなかでお話をしてきておりまして、今後も引き続き申し上げていきたいというふうに思いますが、それぞれの段階でぜひ声を上げていただきたいというふうに思います。伊那バイパス、伊駒バイパスが焦点になっておりましてそちらはもちろん必要だというふうに思いますが、箕輪バイパスにつきましてもそんな形で皆さんのご支援をいただきたいというふうに思っております。また当面の間その未供用部分をどうするかということでございますが、交通安全対策としては高木が非常に交差点等で見づらいというようなこともありまして、それについては伊那建設事務所で何本か今回も伐採をさせていただいて安全対策には配慮をしておりますが、一方でなかなか維持管理ができないということでこの箇所については未供用部分は建設事務所が担当するということになっておりますので、県の方にお願いをしてまいりたいというふうに思っております。県におきましては、なかなか年何回となく草刈をするというのは非常に難しいのが実態でありますので、この点についてはどうした手法があるのか考えていかなければいけないと思います。道路河川愛護会の皆さんのなかなどを中心にしながら地元での管理区分をある程度お願いをしていかないと、あれだけ広い面積のところを実施をしていくのは難しいなあというふうに思っておりまして、地域の皆さんのご協力これは以前本当にお願いをして実施をしてきた経過がありますけれども、今後についてもそんな点も含めてお願いをしてまいりたいと思っております。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 大変であろうかとは想像できますが、いわゆる対策どのようにこれをやっていったらよいかということをやはり町民に示す、あるいは各区に示す、何とか会もあるようでございますのでそういう皆さんと協力しながら対策を立てなければ何もならないと思いますので、ぜひ検討をお願いしたいと思います。 さらに番場原第2運動場でございますがテニスコートがございます。テニスコートの東側土手とその上であります駐車場も全く同じようにツル草に覆われており、これも整備が必要でございます。また、第2運動場の入り口のツツジ等の樹木の剪定も必要であります。グランドであれ駐車場であれ、こういう施設は町の公園として町民の憩いの場所であると私は考えます。整備をしていくことが重要ではないかと考えております。この点についても町長にお伺いをいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。教育長 ◎唐澤教育長 番場原の運動場駐車場等の整備についてお答えをいたします。番場原だけではなくて上古田の運動場や沢の運動場も含めて対応を一応三つ。一つはシルバー人材センターへ委託をしております。二つ目としていわゆる利用者のスポーツ団体の皆さんにボランティアとして作業をしていただいています。さらに文化スポーツ課の職員が時間をつくって作業をしています。ちなみにシルバー人材センターでは6月に2回、7月に2回実施をしてまいりました。これは今年度でございます。ボランティアの作業は6月18日と8月20日の2回早朝に作業をしていただきました。ボランティアの作業の人数ですけども6月が番場原が147名、上古田が38名、沢が10名。8月の作業でありますが番場原が157名、上古田が40名、沢が10名、合計しますと両方で約300名番場原の関係、他を合わせますと400名余の皆さんが作業に従事をしていただいています。今議員さんご指摘のように、ここは草が多いということで確かに広い部分がございますので十分に整備ができなかった時期があるかなと思っております。特に今ご指摘の第2グランドのテニスコート等のいわゆる上のところの駐車場ですが、駐車場の方はちょっと平らですがテニスコートの方から見るとのり面になっていて、そこが非常に危険と言えばおかしいですけれども、ビーバーで草を刈るのにちょっと危険なようなそういう急なところもございます。ですので、そういったところがなかなか後回しになったりして今ご指摘のようにツルがあったりというご指摘をいただきました。早速このご指摘をいただきましたので、シルバー人材の方で6月、7月はやってきていますけどもこの9月にお願いをして先週の土日にも大会がございましたので対応はしてまいりましたが、ただまだ先ほど話したようにのり面の一部が大変滑りやすくて危険なところがありますので、それについては今後対応してまいりたいなとそんなことを思ってますし、こういった経過を見てみますといわゆる夏休み明けの対応が一学期の夏休み前の対応よりも回数はちょっと少ないので、そのところが今後対応していくことかなということを思っています。利用者の皆さんにご不便掛けないようにまた今ご指摘のとおり箕輪町の顔と言えばおかしいですけれども、町外の皆さんも来ますので対応していきたいなと思っています。以上です。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 確かに昨年度の状況よりはるかにきれいになっております。運動場周辺の土手はきれいに草刈りもできております。一部大変な状況にございますのでお願いをしたわけでございます。 次に飯田線松島駅の駐車場についてお聞きをいたします。今回各駅において放置自転車の整理を行ったわけでございますが、ただ今松島駐車場の後はきれいに整然とされておりまして誠に清々しい気分でございます。当町は沢駅、伊那松島駅、木下駅と3駅あるわけでございますが、今回の撤去作業についての内容はどのようであったのかちょっとお伺いをいたしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今回7月26日から現地調査また警告札ですかそんな取り付けをしながら事業を進めてまいりました。撤去の台数でありますが沢駅で8台、松島駅で8台、木下駅で6台と計22台について撤去をさせていただきました。そのうち返還をしたものが2台ございまして、それ以外のものについては町で保管をしているというような状況でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) せっかくきれいになっておりますので、今後放置自転車があまり出ないような対策も考えていってほしいと思います。伊那松島駅の駐輪場への屋根設置でございますが、たしか予算化されていると思いますがこの着工はいつごろの予定でございますか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 予算計上をお願いをしましてお認めをいただいております。できるだけ早期にというふうに思っておりまして、現在見積等を改めて取りながら早期に着工させていただきます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 次にながた自然公園についてお聞きをしたいと思います。自然公園のオートキャンプ場もリニューアルされて2年目でございます。このオートキャンプ場の利用状況をお聞きしたいと思いますがよろしくお願いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 オートキャンプ場を含めてながた自然公園につきましてはフルオープンになっておりまして、活用していただいているところでございます。オートキャンプ場につきましては平成27年度1年間で49のサイトの申し込みがありまして131人の方に利用いただきました。本年度は8月まででありますが、48サイト154人の方に利用していただいておりまして、以前に比べますと利用者数が増加をしてるというような状況でございます。まだまだ認知度が低いような部分もありますし使い勝手の問題もありますので、その辺の工夫を重ねたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) オートキャンプもそんなには増加していないのではないかというような気もいたしますけども、この大型のオートキャンプ場、大型のキャンプカーや大き目のワンボックス車が入れないと。また道路からキャンプ場が見え過ぎる等の反省点が昨年度ございましたが、この辺の反省点についての改善はどのようにされておるのかお聞きをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 利用申し込みをいただく皆さんのなかに議員お尋ねのような件もございます。あの場所は保安林でございましてそういった伐採制限のあるなかつくったということもありまして、ある意味少し小さめのサイトになっておりまして、キャンピングカーなどの方に使いづらいというようなご指摘もいただいております。10区画の手法が良いのかどうかもう少し見ながら検討させていただきたいと思います。また道路に見えてしまってかえって嫌だという方もいらっしゃいますが、逆にあそこを使いやすいという方もいらっしゃいまして、この辺は何とも言えないところでありますが工夫をしていきたいと考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 近年、一時大型のキャンピングカーを皆さんお買い求めたようですが、最近またやや小型化のオートキャンピングカーをほしいような方も多いようでございます。できればですね1カ所ぐらいは大型ができるような配慮もされたいと思いますのでよろしくお願いいたします。 次に新設された72ホールのマレットゴルフ場でございます。山の斜面下より上にジグザグで上がりまた戻ってくるわけでございますが、72ホール全部を回りますとかなりの時間を要します。その間ですね休憩場所がないんです。休憩する暇なんかないよという方もいらっしゃいますが、大勢で回るときはなかなか大変でございます。コース中央付近には少し休憩のできるベンチがほしいと言われております。急な雨降りや体調変化等も対応できるような、大きくなくていいわけですが屋根つきの休憩ベンチを設置してはいかがと考えておりますが、この辺町長いかがお考えでしょうかお聞きします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 自然公園コース、マレットゴルフ場でありますけれどもおかげ様で利用も進んできているようでありまして、皆さんにもぜひお使いをいただきたいと思います。現在のところは間伐材などを利用した丸太でありますとかイス、ベンチと言うんですか、そんなものを5コースに1カ所程度は設置をしておりますけれども、屋根つきのものというようなご提案でございます。少し利用状況見ながら検討させていただきたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 利用は当然増えていくものと考えておりますので、ぜひ休憩ベンチのご検討をよろしくお願いしたいと思います。 次にながた荘での合宿等についてのお伺いをいたします。最近ながた荘での合宿利用の様子をあまり耳にしませんが、合宿利用状況は運動系あるいは文科系も含めどのように現在なっているのか内容をお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ながた荘におきます合宿等の利用状況であります。平成27年度につきましては3団体164人、平成28年度は予約を含めまして2団体118人ということになっておりまして、東京の高校生のスポーツ合宿等で利用していただいてるのが実態でございます。件数から見ますとやや少なめの印象がございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 近隣の町では各地から学生等が訪れ、合宿をしながら音楽やスポーツの練習に勤しんでいるということでございます。本年度も34団体延べ1,720人と利用があるようでございます。当町におきましてもながた荘、ながたドーム、ながたの湯、少し離れてはいますが社会体育館、町民体育館、武道館、また番場原運動場の2会場、あるいは上古田の運動場もございます。残念ながら陸上競技場またきちんとしたサッカー場はございませんが施設は整っております。決して他の市町村よりも劣っていることはないと考えます。もっと積極的に利用していただくよう宣伝をすべきであるのではないか。これは他の町のことでございますが、体験活動や研修団体を経済的に支援をし、補助金制度を制定し利用の後押しをする。さらにはバス代の補てんもしているということでございます。合宿団体等への補助金事業等合宿応援対策はどのようになっているのかお伺いをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ながた荘で合宿をどうやって進めていくかという問題はなかなか悩ましい部分もあります。ながた荘の場合、規模が大きくありませんので客室の稼働率はそれなりでありますが、これも若干減少傾向でありますのでやはり新しいプランも必要だというふうに思いますが、定員に対する稼働率という面で見ますとかなり低いというのも実態でありまして、そういったものを考えますとある程度人数の多く来ていただける合宿というものも考えるところでありますけれども、施設の全館貸し切りでありますとか送迎というようなことを考えますと経営上いかがなものかということと、ながた荘に来るお客さんのなかにかなりリピーターの方が多く、あそこを静かな温泉宿というような形で活用してる方も相当数いらっしゃいます。そういった方と合宿というものをどんなふうに整合できるかという問題があるので、直ちに合宿を多くするというようなことは経営上は厳しい部分もあるかなというふうに思っております。なお、合宿につきましては町内の旅館・ホテルを踏まえながらお客さんを呼び込むための手法として他の町村で行われているような手法が当町でも必要かどうかについては検討の余地はあるというふうに考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 当初はながた荘の結構な合宿利用があったように聞いております。我が箕輪町が東西に広がるアルプスの山並み、中を流れる天竜川、緑豊かな大地、この誇れる箕輪町であります。合宿利用を通じ、交流人口を増やし、地域の活性化を図っていかなければならないと考えることであります。合宿支援等の補助金制度の確立は考えていらっしゃいますかお聞きします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ながた荘をターゲットにしたことが必要であるかどうかについては先ほど申し上げたように、やや必要性がないのではないかというふうに実は私は思っておりますが、ご意見を承りましたので振興公社として検討させていただきたいと思います。なお、先ほども申し上げましたが他の宿泊施設におきまして合宿等によりまして客室の稼働率が上がるというようなことをありますれば、それに対する支援というのは一考の余地があるというふうに思っております。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) ぜひ検討をお願いをいたします。 次に地域活動支援センターについてお聞きをいたします。去る7月にオープンした箕輪町障がい者地域活動支援センターは、新聞報道には見られますように大変盛況でありがたいと思うわけでございます。この2カ月を通じ、町長はどのような感想をお持ちかお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 みのわ~れにつきましては民間の施設を借用して公の施設をつくらせていただきました。商業施設に公共空間というのが馴染むのか、来ていただけるのかというようなことは思っておりましたけれども、おかげさまでそういったのは希有におそわったというふうに思っておりまして、どの点にくれば満足というところはありませんけれども、多くの皆さんにご活躍していただいているというふうに考えております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) この中にレストラン営業あるいはカフェ営業、子育てセンター、障がい者用ルーム等、各種の事業を展開されておるわけですが、カフェの営業が午後2時から午後5時までとなっています。午後5時終了は少し早いのではないかと感じますが、延長の考えはありませんか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 この点については状況によく承知をしております福祉課長から答弁させていただきます。 ○木村議長 福祉課長 ◎安積福祉課長 みのわ~れにつきましてでありますが、委託先であります労協ながのとの契約で運営をしております。施設につきましてはご案内のとおり年中無休ということでありまして、開館時間は10時から全体は午後7時となっております。カフェレストランにつきましてはご指摘のとおり、11時から午後5時までを食事あるいは喫茶の提供の時間と定めて行っております。現在、施設のオープンから2月ということで間もないことであります。当面につきましては動向を見守るなかで、利用者の方のご意見あるいはご要望をいただきまして今後は営業時間の延長あるいはメニューですとか、提供の価格ですとかということが出てまいりますので必要な見直しについて委託先と調整をしたいというふうに思っております。以上です。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) カフェレストランでの障がい者就労あるいは活動の体験の場としてはどのような状況か、またオアシスルームですね、この活用状況はどうか。障がい者のオアシスルームには登録制であるということがございますが、この登録としての人数はどのくらいあるかこの2点をお願いいたします。 ○木村議長 福祉課長 ◎安積福祉課長 オアシスルームにつきましてはカフェの東側、窓側の方ですがくつろげる場所として設置をしております。現在の登録者数でありますが8名の方に登録をいただいております。このルームにつきましては8月1日から活用開始しておりまして、主に日曜日にご利用いただいております。日曜日以外の平日の利用状況でありますけども、カフェレストランには障がい者のスタッフの方が施設外就労という形でお出でをいただいておりまして、その方たちの休憩場所としても現実的には活用させていただいております。8月の1ヶ月間でありますけども45名の方にご利用いただきました。またここで9月からこれ当初からの計画に基づいてのものでありますけども、障がい者の方向けのイベントを土曜日に設定をしていきたいということで現在計画をしております。今後定例的に進めていきたいというふうに考えておりますので、多くの皆さんのご利用をお願いしたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 他にないこの施設が障がい者の皆さんも含め、さらに利用が拡大されていくよう願うものでございます。 次に保育行政についてお伺いいたします。日本創生会の発表で、将来日本で900の市町村が消滅するであろうとしたこのショッキングな報道からもう2年近くとなります。日本全土がその事実と向き合うなか、その対策に苦しんでいるのが現状かと思います。そんななかで保育行政はまさに先陣となり苦慮していると思われます。保育行政のあり方が人口問題にも大きく絡んできているのではないか。住民や保護者の皆さんの立場に立った施策をいかに進めていくかが問われております。核家族化がさらに進み共働きの家庭が中心となってきております。町への要望も多種多様でございます。当町においては土曜保育が実施されておりますが、共働きや都合のある家庭にとっては大変うれしい事業であろうと思います。現在、松島保育園のみで行っているようでございますが何人くらいの利用でしょうか、また松島地区以外の方の利用もありますのでしょうか、お聞きをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 土曜保育でございます。現在松島保育園におきまして午前7時30分から午後6時半というようなことで実施をしているところでございます。今年度の利用状況は1日平均8~11人でございます。うち松島保育園の在園児が35%弱ということでございますので65%は他の保育園の皆さんということになっております。以上でございます。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) この土曜保育を他の保育園で行おうという計画はございますか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今の利用実態から見ますと、松島保育園で実施をした方が多くの園児の皆さんが集まっていただいて活動ができるんではないかというふうに考えておりまして、他の保育園ということは現在のところ考えておりません。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 休日保育についてお伺いいたします。全国でも休日保育をされている自治体も数多くなってきております。新聞報道を見ますと中部地方が県ごとの自治体の割合で富山県が80%、石川県が74、福井県が59、滋賀県が58、静岡県31、長野県は23%となり、かなり低い数値であります。しかし、今やまた今後の社会情勢を考えれば休日保育への要望や必要性はますます強くなっていくであろうと考えます。働く親の皆さんの立場に立った行政が、やがてみんなを引きつける町となっていくのではないかと考えるわけでございます。休日保育の実現に力を入れてほしいと思いますが町長の考えをお聞きいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 日曜日や祭日の休日保育につきましては、上伊那におきましては伊那市で実施をしているわけであります。数人の保護者からは休日保育の希望は聞いている部分がございますが、実際のところ休日保育を実施をすると、子どもの心身の健康というようなことから平日に保育を休むというようなことが出ておりまして、そのことが親にとって良いか悪いかというような部分もございます。そんなことから保護者のニーズを把握しながら町の制度として入れた方が良いのかどうか、人数も含めてご提案でございますので検討させていただきたいというふうに思います。合わせて保育士の確保というような面もございますのでその辺どんな状況になるのか検討させていただきたいと思っております。 ○木村議長 大槻議員 ◆2番(大槻議員) 議長、次を飛び越して熱中症についてお願いいたします。時間がございませんので簡単に申し上げます。熱中症に関して指数計WBGTと呼ばれている計器がございます。この計器を使用しますと大変熱中症防止に役立っていることがわかっております。当町においてはこのWBGTは使用しているのかあるいはまたこの計器が用意されてるのか、あるいは各小学校、中学校にもそれぞれあるのか、この点についてあるいは今後その用意があるのかお聞きをいたします。 ○木村議長 教育長 ◎唐澤教育長 上伊那の各市町村の小・中学校でこの機械を導入してるところは伊那市の小・中学校だけです。伊那市に入れているのは熱中症チェッカーというもので小さいこのくらいのものです。どこでも持ち運びができます。伊那市の中で熱中症の一番関係のないような学校は西箕輪とか伊那西小です。西箕輪中に去年までいました緒方先生が行っていますので私、現物を見に行ってまいりました。説明もしていただきましたし実際の活用の方法についても教えていただきました。一言で言うと大変役に立つと。伊那市の下よりも1、2度涼しい西箕輪中ではあるがやはり夏の暑いときにこれを使ってやるとよくわかると。それは実際教室まで持っていくとよくわかるそうですけども、そうやって打ちこむと使えると。実際1台当たり2万5,000円ぐらいだそうです。今年は夏が終わりますので今年はやめにしておいて来年新しい予算のなかで2万5,000円ですので大変暑さも厳しい気象状況になってきましたので、ちょっと検討して来年度の予算のなかで反映できればしていきたいなということを考えております。以上です。 ◆2番(大槻議員) ありがとうございました。以上で質問を終わります。 ○木村議長 これで2番 大槻金吾議員の質問は終わりました。会議の途中でありますが、昼食のため暫時休憩といたします。再開を午後1時といたします。   午前11時57分 休憩   午後1時00分 再開 ○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問者を指名いたします。6番 中澤清明議員
    ◆6番(中澤議員) それでは質問をさせていただきたいと思います。はじめにお願いですが2番目と3番目、広域行政のお話とみのわ振興公社のお話を順番を入れ替えてさせていただきたいのでよろしくお願いいたします。9月、今月は決算議会ということで決算に係わるようなことから質問をさせていただきたいというふうに思います。 一番最初の質問につきましては大変事務的な事柄で、ある意味事務方のトップあるいは財政の担当課長に尋ねるべきかなと思います。町長に尋ねるのは少し申し訳ないような気がいたしますが、予算、決算の管理に関する基本的な事柄ですので、あえて質問をさせていただきたいというふうに思います。事務事業別予算、これにつきましてはもう30年くらい前から必要性が言われて今どこでも取り入れられているという状況になっております。事務事業別の予算、わかりやすい管理しやすいということであります。昨年の決算の議会におきましても決算書は科目別にされてたんですが、委員会での説明は事業別の資料をわざわざ担当課で作られておりました。そして別冊を見ながらというようなこともやっておりました。そういう二重手間も出ているわけであります。そんなことから昨年の本会議あるいは委員会等でぜひ予算も事業別に作られてるわけですので、決算の事項別明細についても事業別に作られたらどうですかというお話をさせていただいたところでございます。まずそれについて検討されたのか。されたとしたらなぜ採用しなかったのか理由をお尋ねいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 予算、決算の手法をどうするかという質問でございます。予算書や決算書の様式につきましてはご案内のとおりでありますが、自治法の施行規則のなかにございましてそれに基づき調整をしているということでございます。 決算に事項別明細を採用しない経過またどんな検討をしたかということであります。実はそんなに積極的な理由があるわけではありませんが、自治法施行規則のなかで予算については款項目別の区分が示されているだけでありますが、決算につきましては事項別明細について様式が実は示されておりまして、それを活用しているというのが実態でございます。したがいまして予算については比較的自由度がありますが、決算については様式に則りまして従来から活用しているわけであります。合わせて決算については監査というようなこともございますので、そういったところをご理解をいただきたいというふうに思います。 なお、昨年も議員からご指摘をいただきまた検討をという部分がございまして、実は他の自治体のなかで事務事業別決算をしているところもございまして、それについても参考にさせていただきました。同一目内の事務事業別、所属別に分割をされまして事務事業内での節別の金額の内訳が大変わかりやすいというような感じは持ちました。ただ事務事業別にしますとものすごいボリュームになりまして、ほぼ3倍くらいのボリュームになります。その割にはわかりやすさという意味ではいかがなものかなという感じもいたしまして、当面は現行の内容にさせていただきたいというふうに思っております。財務書類は、ご案内のように議員さんに見ていただくだけではなくて、多くの方に目を通していただくというような必要もありますので、そういった観点での検討は続けてまいりたいと思っております。なお、二重手間というようなご指摘もいただきましたが、主要な施策の成果を説明する書類については、できるだけ充実をするなかで個別の細目の事務事業がどんな形で予算、決算されてるかについては十分わかっていただけるような内容にしていきたいというふうに思っております。この件についてはご指摘はよくわかりますがもう少し時間をいただきたいと思っております。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) もう少し検討させていただきたいというようなことですのでこれ以上のお話はやめますが、ただ予算を作る段階また来るかと思うんですが、この予算書を見ていて事務事業という考え方を入れたその原点が活かされていないという感じがいたしております。科目あるいは課によっては1目1事業みたいな形で事業設定した意味がないなというような予算も見受けられます。これはどうしても動いていると前年のものが当たり前みたいな格好になってくかと思うんですが、やはりどういった単位に予算を管理したいか、事業を管理したいかということがやっぱり生きる、そういう予算にしていく必要があろうかと思います。そういうことで毎年予算編成の説明会等がされるかと思いますがやはり財政等が主導にされて、いわゆる各課間の思い込みだけで事業が設定されるというよりもやはり均衡のとれた事業設定がされるような、そんなことを考えていただきたいと。事務事業予算はどの事業にどれだけお金が掛かっているかを明らかにされるわけです。また予算のそういうなかで無駄の排除ですとか執行管理の適正化・効率化が図られるんだと思っております。自分たちの姿勢次第、このことは別に役場の仕事をある意味合理化しようということでやってるわけですので、ぜひ来年に向けては真剣に検討していただきたいなというふうに思います。この件については以上で結構でございます。 続きまして3番目のみのわ振興公社についてお尋ねをしたいと思います。みのわ振興公社に町長が指定管理委託しているという立場でございます。町長にまず尋ねたいんですが一言で結構です。振興公社の社長はよくやっているでしょうか。やっている、まあまあ、もう少し、一言でお願いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 そういった質問に直接的にお答えするわけにはいきませんが、責任を果たしたいというふうに思っております。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) 指定管理制度、これ小泉内閣の行革、公設民営化そういった路線のなかで出てきて進められてきたと思います。ねらいは運営費用とそれから職員の削減によるコスト削減といったようなのがもともとのねらいだったかと思うんです。ただこういう田舎と言いますか、その中の儲からない施設、あるいは民間が参入してこない施設、要するに指定管理の受け皿がない施設でございます。そういったところでは行き過ぎたのはコスト削減の結果と言いますか正規職員が減ってしまったり人材育成が困難になったり、あるいはそういう公社に勤務する人たちが公共施設職員としての自覚と言いますか専門性というのが育たないというような弊害が出ているというふうに最近では言われているわけであります。みのわ振興公社においてもやはり人事配置や処遇に関する問題、なかなか職員が育たないあるいはなかなかやめてしまう職員が多いというような声が聞かれております。それでそういう全国区で言われる弊害状況みたいなものがみのわの振興公社でも出てきてるのかなという感じを受けるわけですけれども、みのわ振興公社の人事管理やあるいは人材育成などに関して町長の現在の認識はいかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 指定管理制度も始まりましてしばらく経ちました。ご指摘のような件は幾分見られるかなという、全体としてでありますけれども見られるかなというふうに思っております。指定管理によりまして、いわゆる公共性と企業性そういったものをバランスよく見ながら実施をするというのは、非常に難しいということは事実だというふうに思います。指定管理のなかで箕輪町にはないわけですけれども、純粋な民間企業に指定管理をしているものも県内にいくつかありますけれどもそういったもの、それと実は市町村の代替の外郭団体、いわば代替と言っていいんでしょうか、外郭団体に指定管理をしているようなものについては町の、本町の場合もそうですが町長が社長になってるというそんなようなものについては、当初の指定管理の目的というものが十分に発揮できないというのも確かにあるんだというふうに思いますので、現状の手法がよろしいのかということについてはやはり検討の余地はあるんだというふうに思っております。特に、観光施設・宿泊施設というようなものを指定管理をする場合については非常に難しいというふうに思います。指定管理料がわずかで、あとは稼いでいただいてそれを原資にして運営をするというようなものについては、元々企業性がない公務のなかでそれを追及させようとすると非常に難しいことが起きるなということは私も感じてるところであります。特に、この経営状況が特に昨年度の場合はあまり思わしくなく赤字決算になったというようなこともありまして、そういったようなところで人事管理というようなことを考えますと、組織だとか人事管理というようなことにつきましてはやはり十分であったかどうかについて言えば反省もしなければいけないというふうに思っております。 もう一つ、みのわ振興公社の場合について申し上げますと当初観光部門だけでありましたものが観光部門のなかに、ながたの部分のなかに自然公園も入れてきたということが一つ。 もう一つは農産事業部門を入れてきたわけですけれども、そのなかでたべりこを開店したということもありまして、これはレストラン系のものでありますのでまさに民が運営すべきものを振興公社が運営しているという部分もございます。もちろん目的があって振興公社が運営しているわけですけれども、経営ということを考えますとなかなか難しい面がありまして、いろんな要素が振興公社のなかに入ってるなということを感じております。少し整理をする必要があるということは承知をしているところでございます。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) 少し細かいことをお尋ねします。事前に課長からいただいた資料によりますと、従業員が52名とおっしゃいましたけれども、外へ委託している分を含めると64名となります。正規の社員が11名ということですが、今言われたたべりこのようになかには正規職員が配置されていない、全く配置されてない施設も見られます。こういうなかで11名で足りているとお考えでしょうか。 それから給与等の状況でありますが近隣施設、大芝とか辰野の施設と比べて正規あるいはパート含めてですけれども、事前にいただいた資料からは決して高い賃金が払われているというふうには思えないですが、そういった近隣施設と比較した検討みたいなことはなされているでしょうか。 それから昇給管理みたいなものも定期的にきっちりされているでしょうか。長い間昇給がなかった時期もあったりしたというような話も聞きますけれども、その辺の実態についてもお教えいただきたい。 それからですね、辞める職員が多いというようですが定着しない原因どのようにお考えでしょうか。以上1、2、3、4点お願いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 職員数につきましては本日前段で申し上げてあるとおりでありまして、正社員の数がたべりこ、にこりこについては実施している事業内容の割には少ないのかなという感じはいたしますが、これは経営上の判断のなかでまた時間管理とかたべりこの場合は非常に時間が短いというようなこともありまして、そういった時間管理のなかで起きていることだというふうに思っております。処遇いかがなものかなという感じなんですが、確かに定期昇給があるような施設ではありませんので処遇改善が必要だという認識はありますけれども、これは経営上の判断のなかでしていることでありまして、町職員と同様な形での昇任・昇格も含めたそんなような事はそぐわない職場だというふうに思いますのでなかなか難しいというふうに思いますが、経営の状況を見ながらやはりある程度の処遇改善は必要だというふうに思っております。 なお、近隣との比較については振興公社の方では実施をしてるかというふうに思いますが、私は承知をしておりません。給与の状況等を見させていただきますと、決して高くはないなというふうに思っているところでございまして、いろんなご意見もいただいてるようでありますので、その点については考えなければいけないというふうに思っております。 なお、業界そのものが離職率の非常に高い職場だという認識もございます。したがいまして一概に現在の職場の環境、人間関係そんなものが起因をして離職が多いということはないというふうに思っておりますが、そうは言っても指定管理先、私自身が社長ですのでちょっと言いづらい部分もいろいろありますけれども、やはりある程度コアな層については経営を考えた時に、またサービスを考えた時にある程度の期間議論をしていただく必要があるというふうに思いますので、現在の状況については幹部として、幹部ともう少し議論をして何とかならないのかなということを考えていきたいというふうに思います。職場の実情については折に触れて聞いている部分もありますが、すべてを把握している部分ではありませんので、その点については社長と言うよりは副社長段階で私どもの副町長でありますがそういった段階で、できるだけコミュニケーションを取るようにしておりますので今後も引き続き実施をしたいというふうに思います。  それとそんな処遇というようなことで、社員そのもののスキルアップとかモチベーションを上げるような施策が少し欠けているというふうにやはり思います。そんな意味では反省をさせていただきたいと思っております。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) しっかり認識をされて取り組まれるというような姿勢、答弁をいただいたところでございます。いずれにしましてもみのわ振興公社につきましては、だいたいできる指定管理者には多分、なかなか将来に渡っても見つからないんじゃないかと思います。また今後その道の駅の話もどうしていくかという問題も出てこようかと思います。そういうなかで振興公社は確かになくてはならない大切な組織だというふうに思いますので、積極的に関与されて公社がですね、公共性あるいは専門性を持った職員を育て、そして安定的に経営される、継続される、そんなふうにしていっていただきたいそういうことをお願いして次に移らせていただきます。 お風呂のお話でございます。先ほど荻原議員のお話によると文句を言うのは議員ばかりという話でしたが、私もながたの温泉の利用者の一人で、非常にながたの温泉を愛している者であります。そういうなかではお風呂の中へ行くと私どもにいろんな文句が逆に言うんじゃなくて言われるわけであります。そういうことで聞かされたことのなかからいくつかお話をさせていただきたいと思います。これにつきましては昨年6月の議会で釜屋議員から風呂の日のサービスを提案されているわけでございます。ですがなかなか厳しい経営状況のなかで、積極的に前向きな答弁というわけには至りませんでした。その後の取り組みにつきましても特に利用者から見ると見えないわけでございます。いわゆるながたの湯を定期的に利用する固定客と言いますか常連客、私も実は100日くらい利用している客でございます。そういう意味でながたの湯を愛しておりますし、思い入れも強いわけであります。ながたの湯が一番と言われるようにぜひなって欲しい、そして繁盛してほしいというふうに思っております。 5月に改修工事がありまして3週間ほど休みました。その後とにかく利用客が非常に減っているということをながたを愛する常連客は言っております。事実感じております。そのなかで聞こえてくる声は「温泉は一番なんだけどな。サービスがな。」という声であります。特にそういう固定客、常連客向けのサービスが劣るんじゃないかと思います。大芝では毎月26日が風呂の日で、この日に回数券を買うと特別割引券が付いてくるというようなサービスがされているようです。それからみはらしの湯の回数券割引率、これ5枚で2枚のおまけが付きます。ということで4,200円分の入浴券が3,000円で買えるというのがみはらしの湯の割引率です。それから辰野の湯にいくセンターは特別優待券とか割引券とか入浴補助券のサービスがたくさんございます。利用度の高いそういう常連客に年券を望む声が非常に多くあります。そこでぜひ年券を考えてみてくださいということをまず提案しますけれども、町長の所見をお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 大変苦しい答弁をせざるを得ないわけですけれども、近隣施設の状況につきましても私ども今回改めて調査をさせていただきました。回数券についてそういった形をしているところは私ども以上のサービスと言えばそうなのでしょうか、ないわけではありません。ただ、いわゆる年間利用券というものを実施をしているところはどこもございませんので、これはやはりある程度経営の安定化というようなことからいきますと、年間利用券は難しいかなというふうに思います。それ以外の今の個別の回数券をどうするかというようなことについては、ながたの湯としてもう少し何とかできないのかなということは考えてみたいというふうに思います。 現在のところ11枚綴りで10回のお金でということ。それと周年祭これは12月14日ですが、その時に一定のくじ引きによるところではありますが対応させていただいてる部分があるようでございますが、少しその部分について見させていただきたいというふうに思います。何か他にアイデアがあればまた議員の先生方からもお願いをしたいというふうに思います。 確かに私どものながたの湯は固定客と言いますかリピーターと言いますか、そういった方に半分支えられてるということと、もう一つは諏訪地域のお客様に塩尻等含めましてそういったお客様に支えられている施設でありまして、サービスが不足してるというようなご指摘もいただきましたので、公社としてまたながたの湯を管理する側として研究させてもらいたいと思っております。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) 確かに年券をサービスとしているというか発行しているところは上伊那ではありません。ですが隣の諏訪に行くとすわっこランドは年券を出しています。実は、ほとんど毎日利用する人というのは常連客のなかでも年間13万円とか14万円のお金を出して利用しているんですね。こういう人達から見ると、単純に年間券が出てくるといわゆる料金が安くなるそういうサービスになる。ですが、同じ常連と言うか固定客であっても週2日とか3日程度の人達もいます。こういった人たちは「あと2万円くらいだったら年券があればそっちを買うよ。」こういう人たちが買ってくれれば確実にその分は増えるんです。 もう一つは、年金暮らしをしているような人達、やっぱりお風呂に掛けるお金って夫婦で来ると月1万円が限度ですよねみたいなことがあります。そういう人たちもおそらく年券があると多分もうちょっと出して年券が買えるなら買う。だから収入が増えると僕は思います。 それからもう一つさっき他にないからと。逆に言うと今大芝へ行っているんだけど、湯にいくに行っているんだけど、みはらしの湯へ行っているんだけどという人たちも年券ができれば何割かはこちらへ動きます。そういうことで収入増には必ず繋がると思いますので、ぜひ検討していただきたいなというふうに思います。ちなみにすわっこランドの年券は5万1,000円です。そういうことでぜひ年券の検討をお願いして、これは収入増に必ず繋がると思いますのでぜひ考えていただきたいなと思います。それから、それ以外のサービスについてもやはり検討していただきたいというわけであります。温泉を利用する人たちって結構いろんなとこを渡り歩いて目が肥えているわけですね。ですのでそういう人たちが「ながたの温泉、本当にお湯はいいんだけどもサービスがな。」とこういう声が本当に残念であります。ちなみにみはらしの湯のサービス、先ほど言いましたように3,000円で4,200円分の券が買えると、あるいは子どもの回数券があるとか、それから他の施設との共通のポイントサービスが受けられるとか、辰野の湯にいくセンターなんかだと4月には全小・中学生の子どもに特別優待券、それから老人クラブに割引券、それから6月は回数券の販売促進月間でプチハッピー券というのを4枚プレゼントするそうです。あと8月には「広報たつの」へ入浴補助券を刷り込んで渡すそうですし、りんごの湯とかゆず湯とか菖蒲の湯とか、2月にはバレンタインのチョコレートをプレゼントするそうです。そういうことで本当に毎月のようにいろんなサービスがあるわけです。そういうのと比べるから「サービスがな」って声が出てきてしまうんです。ぜひ、そんな意味でいろんなサービスをもう少し考えていただきたいなというふうに思いますのでよろしくお願いします。一言お願いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 年間券の購入についてはなかなか今プラスだというお話をいただきました。検討させていただきますが、これ管理が非常に難しいということが実は年間券にはありまして、どなたでも活用できるというそういう部分もございましてそれをどうするかというのが非常に大きなネックになってるんではないかというふうに思います。なお、サービスについてはいろんな形でお話をいただきました。特に高齢者の皆さんのなかにながたの湯を非常に楽しみにしているんだけれども、金額の問題でというような声は私のところもいくつか入っておりますので、検討の余地があればいいなというふうに思っています。研究させていただきます。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) ありがとうございました。それでは広域行政の情報センター負担金の方へ入らせていただきたいと思います。先ほどお手元に配らせていただいた最適化計画の費用概要というのをご覧をいただきたいと思います。これは27年度この議会で示された決算の資料を見させていただいたなかで、情報センター費の負担金が元々の計画に比べてかなり上がっているというのがわかりました。そこで、27年度だけでなく今までのところを決算資料をいただいて調べてみた。そして表にしたのがこの表でございます。これ一番上段はいわゆる計画の費用の概要になっております。19年から平成31年度までの全体事業費ということであります。年度別にいくら掛かるかというふうに出ております。19年から21年まではいわゆる開発期間で旧システムと並行する期間です。22年からは新しいシステムが動いて新しいシステムのランニング期間ということになります。そのところに現行システムの年間経費、新システムの年間経費とありますが要はこの計画では約5億3,800万ほど掛かっている費用が4億2,900万くらいに減りますよと、こういう計画であったわけでございます。そして中段に年度別の市町村別の負担金額がありますが、黄色い網掛けをしたのが箕輪町の欄でございます。これを見ていただきますと、平成22年度計画では5,285万3,000円というのが実際には9,305万5,000円ということで4,000万円ほど増えました。平成23年度5,290万8,000円が1億473万8,000円です。5,000万の余増えてます。平成24年度は4,434万円が9,899万4,000円と。いずれにしましてもみんな倍くらい増えてしまっているわけです。こうした計画と現実の乖離と言いますか、これについてどう思うかということでまずお伺いしたいわけですが、町長ご自身が就任前の出来事でございますのでなかなか言及しにくいかと思いますが、一言お願いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 各市町村が構成しております広域連合のなかで、特にこの情報システムというのは非常に多額な金額が掛かるなかで上伊那は当初からこういった全体のなかで実施をしたいというふうに考えて、その上で平成19年ということなんでしょうか最適化事業計画を立てて、計画的に実施をするというふうになっておりました。その間のいろんな事情についてはこれはもう私は今申し上げませんけれども、当初に比べれば想定していた金額でやはり納まっていないなと。各市町村の負担割合は倍というようなことでございますので、当初の計画策定そのものがどうなのかなということやシステムというのは経費が掛かるもんだなということを改めて思っております。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) 今ちょうど東京オリンピックの費用が高騰するというのが非常に話題になっています。ですが、これは法律で定められた事務を単純にコンピュータ化してるものですし実際に動いているパッケージというのはいっぱいあったわけですので、そんなにでたらめな見積もりと言うか正確な見積もりができていいはずだと思います。しかしながら、こういう結果になってるということは非常にずさんな経費計画だったんだろうなというふうに思います。普通はこういったことはそうは言っても実際に出てくればそれなりきの議論になるはずですけれども、やはりならなかったと、又請けなことだったんでしょうかねということであります。 それ申し上げまして、実はこれこういう22年から膨らみ始めたその時に、当時の藤田議員が情報センター費の負担金の幅増と最適化計画についてよくわからんけれどと言いながら質問をされています。その時に町長答弁は「初期投資、イニシャルコストは大きなお金が掛かるけれど仕方がないんだ。」と、「ランニングコストになれば、そんなに掛からなくなってこれから効果が出る。」という答弁がされております。でも、ここの表を見ていただくとおり23年以降の実態は計画の倍額以上がずっと27年まで続いているわけであります。そういったランニングコストの低下は見られていません。そういうことで当初計画で示した負担金を倍近く上回って、当時の町長の答弁もランニングコストは掛からないということも実現はしていないということになります。私、議会答弁というのは大変重いものだというふうに思っておりますが、議会答弁と実際が異なっている。そういう議会答弁がその場限りのものにならない、そういうことをぜひ望みたいというふうに思っております。いずれにしましてもこの表で見る限りの問題点というのは、意思決定時に示した計画額と実際決算で出てくる、実際掛かった金額というのが大幅に違っているということと、そのことが見え出した段階で理解しつつもしたことに対してこれはランニング段階のコストになれば安くなるというふうにしたことが実現されていない、こういう2点が問題かと私は思います。 広域的事業というのはそうは言っても責任が結構不明確でチェックが甘くなりがちなところがあります。やはり任せっ放しにするんではなくて箕輪町としてもその一員として、やはりきっちり検証しチェックし効果がある、そういう広域行政となってくようにそういう姿勢で参加していくべきというふうに考えますが町長の所見をお伺いします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 広域連合で行っている事務というのは、一つの自治体ではなかなかできないけれども広域で各市町村で組むことによって効率性が高まって実施ができるというような事業を実施をしてるわけでありまして、そういったものを各市町村にとっては任せっきりな状況にするというようなつもりはありませんけれども、仮になかなかチェックがきかないってことであればもう少し気を引き締めてやらなければいけないと思いますし、広域連合がまた中心になっております伊那市、駒ケ根市が実施をするから私たちもそれに従うというようなそんなつもりは私自身はございませんけれども、そんなことを改めて申し上げたいというふうに思います。 なお、個別のこの事業の問題についてはそういったご指摘がありましたということは、広域連合の正副連合長会で私自身は発言をさせていただきたいというふうに思いますが、システムに係わる部分というのは当初予定をしたより世の中がどんどん変わっておりまして、必要な事務量が増えているのもこれ事実だと思います。住民基本台帳の問題だとか介護保険だとか、選挙や各種の臨時給付金等々いろいろなものがシステムのなかで動くようになってきておりまして、当初の予定を超えた法改正や政策的な要請があるというふうに思いますので、その点についてはご理解をいただきたいというふうに思います。ただ、いずれにしても倍になるのはいかがなものかなという気もいたしますので、その点については真摯に受け止めたいというふうに思っております。 なお、広域連合におきましては情報センターの職員等については行政改革というようなこともありまして、人数を大きく減らしてきておりますのでその点については人件費のなかでの削減もございます。トータルでまたご覧をいただければありがたいというふうに思います。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) そういうことも言われるんでしょうけどやはり逆に、トータルも見ていただきたいなというふうに思います。人が減ったのに何で経費が増えてしまったんですかということです。 それはそのくらいにしまして、次に定住自立圏事業の負担割合についてお尋ねをしたいと思います。これ8月9日付のみのわ町民新聞の記事です。定住自立圏連絡協議会が開かれて新しい事業が一つ入ってきたことと、それから事業の負担割合が84対人口割84の均等割16ですか。その広域の負担割合にするという記事が載っておりました。ということで広域の割合とした検討経過と言いますか根拠と言いますか、まずそれをお尋ねしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 広域連合におきます各種事業につきましては、具体的に共生ビジョンができ上がりまして事業実施が進むことになりました。いくつかの事業がございまして、定住自立圏構想のなかの負担割合を原則論としてこうしますということはまだ決定をしてございません。個別事業を見ながらどういった負担割合にするかということを今決めているところでございまして、私自身はこれ3市町村で市町村長で話し合ったことはございませんけれども、統一的な基準をつくるのは非常に難しいかなというふうに思っております。それは伊那市という中心市がありまして、そこの共生ビジョンで関係市町村が一緒に事業をすることによって、より中身のある質の高い住民のニーズに合う事業をするということで、その市町村によってかなり温度差と言いますか重要度と言いますか、事業の中身と言いますかそういったものが違ってまいりますので、単純に広域連合の負担割合を入れるということは、私はいかがなものかなということは実はこの会議のなかでも発言をさせていただいております。 今回の空き家バンク事業につきましては事業費は今回お願いをしてるところですけれども、3市町村の空き家の物件数とか閲覧数が把握ができないものですから、当面は上伊那広域連合の負担割合と同様に均等割16、人口割84で設定をさせていただいたというのが3町村の合意でございます。 また、バスの部分につきましては停留所の案内板の整備等全戸配布をいたします時刻表の印刷費の予算をお願いをしておりますが、これは各市町村の必要枚数ということで、応分の負担をそれぞれするということで負担割合を決めさせていただきました。 もう一つ、人材育成については3市町村で合同の職員研修を実施をするということでございますが、基本的に伊那市の研修費を活用するということで2町村の負担はございません。このように現在のところ各部会や幹事会で検討をしながらということになりますけれども、それぞれの事業負担割合は個別に協議をしているというのが実態でございます。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) 個別に準備をされる、また84:16についても固めたわけではないというようなお話でございますので、84:16について少しサジェスチョンをしておきたいなと思うんですが、元々広域の負担金の人口割と均等割の割合は県内の広域の場合80:20、もしくは90:10でありました。上伊那の場合は80:20だったわけであります。ただ、ここで合併問題が県内随所に出てきました。上伊那も10市町村から八つになったわけであります。その時に80:20のままにしておくと結局それまで高遠さん、長谷村さんが持ってた分を合併しないところもかぶっている。負担しなければいけない、そういうことが出てきたわけです。これは上伊那だけではなくて県下合併があった広域は皆そうです。そういうなかで均等割についてその20%について1市町村当たりの負担率という考え方が出てきまして、だから当時10市町村あったわけですので1市町村あたりは2%、20%を10で割る、そういうことで8市町村になったので2%×8市町村で16%とが均等割ということ、残りを人口割と。大概そういう決め方を他の広域も結構しております。規約上もそういう均等割について、1市町村あたりの均等割率で記載したところもありました。上伊那の場合はしていませんけれども。そんな考え方から見ると、1市町村あたりの均等割負担率今回16%で見ると5.3%くらいですよね。そうするとそういう考え方から見ると少し高いかなという感じがします。また広域の均等割負担率を1市町村あたりで見た時には今回3団体です。2×3で6%が均等割とそっちの数値で合わせればそういうことも考えられるわけです。ですのでちょっと頭の隅に入れられて、この次検討される段階でどっかでそういう考え方もありますよということを入れておいていただければありがたいかなというふうに思います。そういうことでよろしくお願いしたいと思います。 最後になりますけれども、各区の要望の調査これ8月から9月にかけて各区に要望調査をされております。要望調査に絡めていわゆる道路管理者とかあるいは河川管理者としての姿勢と言いますか、そういったことについて少しお尋ねをしていきたいと思います。私も昨年、今年と区長さんとかそういった人たちとお話をする機会があるわけですけれども、やっぱり「道路管理者っていったい誰なの。」あるいは「河川管理者っていたい誰なの。」という声が聞かれます。区民、町民の人から「町に言うと区を通せと言うんだけれども、町道のことなんだから町に言って、もし区と調整する必要があったら町でやってくれればいいじゃないか。」という声もあります。役場でいたらずっと同じ仕事をしてますので何の疑問もないかと思うんですが、やはり私もそう言われてみるとそうだよなという感じがいたしました。町長もまだ非常に新鮮だと思いますので、その辺についてどんなお感じを持っておられるでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ちょっとお答えしづらいところもあるんですけれども、特に道路につきましては当町の場合1、2級町道について町で主体的に実施をする。その他の道路については負担金をお願いをしながら実施をするという負担金方式を取っております。これがないという前提になりますと町の主導性というのは格段と上がる。金額の良し悪しは別にしてですが上がるんですけども、区にその部分をお願いをしているというようなことになっておりまして、大多数の生活道路というものは1、2級道路ではないわけでありますので、そういった道路の整備を進めるに当たってはやはり区や常会の考え方を抜きにしてはできないし、そこの優先順位またそれぞれの年度経過というのは大事にせざるを得ないというふうに思っておりまして、このシステムは現時点では作動してるというふうに思っています。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) そのやむを得ない事情もよくわかります。わかりますが区の役員の方々というのはほとんど1年交代、あるいは長くても2年というようなことで大変負担が大きく、区民要望というのも継続されないケースが見られます。優先順位付けだとかあるいは地権者の同意を取るというようなことについては、やはりぽこっと区会議員になったからといってなかなかそういう仕事に長けているわけでもないし、専門的な経験もないわけであります。また、区民のなかには要望等も一度出せばもういいんだっていうふうに思っている区民もいらっしゃいます。あるいは「毎年要望を出してみたけども、ちっともやってくれないのでもうやめた。」という人たちもいます。そこら辺が区からの要望の上げ方のせいと言いますか、出てないとか順位が低いとかいうようなふうにするべきじゃない、やめるべきじゃないのかなというふうに思うわけであります。区との連携協力といったことは先ほど町長が言われたとおり、大変大事だというのは私もよくわかります。ですが、そうした要望調査だとかあるいはそういう吸い上げにあたってもう少し工夫をされたらどうかなというふうに思っております。前年度の要望を何らかの形で引き継いで、去年はこういうのが出てるけれども歳費の状況はどうだったよとか、実際にこれについては取り組んだよと。これに対して加除修正して上げてきてみたいなこととか、あるいは当然の話ですがそういう地権者折衝みたいな話については、そういう専門知識のある役場の職員の人たちが一緒になってやってあげるとかそういう工夫をされて、区の負担も軽減しそれから町と役場の関係もシームレスに繋がるとかあるいは組、出す住民側の要望も去年、今年、来年ととにかく繋がっていくっていうそういうできるだけ工夫をして取り組んでいっていただきたいというふうに思いますが、町長の見解をお願いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ご指摘のとおりな部分も確かにございます。平成28年度の要望状況また結果を見ますと、土木事業でありますけれども要望箇所数は194カ所ございましたが実施箇所は63カ所というようなことで、約3割程度の状況にございます。したがいましてご要望いただいても7割の部分については翌年度以降回しということになってしまいまして、これをどうやって引き継ぐのが区の負担を軽くするかというような問題もありますので、ご指摘の件については事務的に可能な部分については、研究させていただきたいというふうに思います。特に、ご指摘のなかで前年度の調査を上手く引き継ぐことによってできるんではないかということになっておりまして、昨年度、土木と耕地林務の要望書を一括にいたしました。データの移動にその時は大変苦労していただいたと思いますが現在できあがってしまっておりますので、早くお知らせをすることによって正確なデータをお知らせすることによってそれに加除していくといような方式が取れるかというふうに思いますので、今ご提案をいただきました。考えていきたいというふうに思います。 もう一つはやはりそれはもう町で管理をしてもらえばいいじゃないかというお話もありますが、何といっても毎年土木のなかで道路とか河川に係わる状況というのは変わってまいります。やはりその年度ごとにご判断をいただくという必要がやはりありまして、新たな要望箇所、新規に出るようなものについてどこにどんな順位付けをして区としてできるのかというのはその都度その都度検討していただいて、お出しをいただくというような必要はやっぱりあると思います。その部分を抜きにして単に町だけの状況で前年度の順位に合わせてということになりますと皆さんのご意向に反してしまうということがありますので、この点についてはやっかいかと思いますけれども事務的なことについては皆さんとご相談をさせていただきますが、年度年度で実施をし、そして予算のなかで検討していただくというような手法はやはり現状では必要ではないかというふうに思いますので、そんな点でご理解をいただきたいと思います。 ○木村議長 中澤議員 ◆6番(中澤議員) 私は当然地元区からの要望を調査する、そのことは非常に大事だと思っております。今段々工夫は加えてきてます。またこれから先も多分工夫を加えていっていただけるんだとそういうふうに受け止めた答弁というふうに取らさせていただきます。ぜひ前向きにまた来年以降改善と言いますか、改良を加えていただきたいとお願い申し上げまして、私の質問は終わります。ありがとうございました。 ○木村議長 これで6番 中澤清明議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。5番 小島常男議員 ◆5番(小島議員) 指名をいただきました。質問をしていきます。9月議会は決算議会とも言われていますので、その決算から考えられる町の財政の将来についての質問をしていきます。 平成27年度の決算から財政の将来像についてでありますが、財政については予算の時や決算の時などことあるごとに財政の健全化に努めるとしています。本議会の初日にも報告がありました財政指標、実質赤字比率と連結実質赤字比率は赤字を出さないことを大前提にしていますので、またそのとおりになってますので問題にはならないわけですけれども、実質公債費比率、将来の負担比率などは年々数値は減少、つまり改善の方向にありますがしかし、県内の市町村に比べると数字を言いますと平成20年度の実質公債費比率は県内市町村の平均値は15.8%でありましたが箕輪町は17.3%でありました。その差は1.5ポイントと若干高いところにありましたけれども。そして26年度は県内市町村の実質公債費比率の平均値は7.2%であるのに対し、箕輪町の実質公債費比率は12.1%になっています。平成20年では1.5ポイント高くあったのが26年度は4.9ポイントとさらに高くなり、その差はさらに大きく開いてきています。つまり、県内の全体の実質公債費比率の改善速度は急速であるがそれに比べると箕輪町の改善速度は非常に緩やかであると言えます。 またもう一つ、将来の負担比率は平成20年の県内市町村の平均値は85.6%に対し箕輪町は112.4%でありました。県内の平均より26.8ポイント高くなっていたわけです。将来負担比率の平成26年度の県内市町村の平均値は11.2%で、同じく平成26年度の町の将来負担率は95.7%で県内市町村の平均値より84.5ポイント高いことになっています。平成20年度の差が26.8ポイントから84.5ポイントと大きく開いています。つまり、実質公債費比率でも将来負担比率でも共に県内市町村が大きく改善速度を上げているのに対し、箕輪町の財政改善スピードは非常に緩やかであると言えます。 財政の健全化に努めたいとは言うものの、県内の市町村に比べると財政健全化の速度が箕輪町は緩やか。実質公債費比率も将来負担比率も県内市町村より改善速度が遅れていることになります。これについて町長はどうお考えかということですが、ここに書いてありますけれども実際、実質公債費比率と将来負担比率も改善速度が遅いということで町長のお考えをそこでまず聞きたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 財政指標を見たなかでのスピードの問題をいただきました。それぞれ私どもの町におきます実質公債費比率、将来負担比率、経常収支等についてはもうご案内のとおりでありますので説明を省かさせていただきますが、何と言いましても公債費がどういった状況にあるかというところでございまして、それがそれぞれのスピード感になっているというふうに思います。私はこの比率だけよくすればいいというふうには実は思っておりません。必要な事業を必要な時にしてそれは将来の町民の皆さんに負担をしていただく、これがもう財政の基本でありますので必要な事業をやってるかどうかに掛かっているというふうに思います。そんななかで平成20年代の私どもの町の状況を見ますと、町税が非常にリーマンショック以降減収をして、アベノミクスがあった26年以降、一部プラスになった法人税等ありますが結果的には人口減も相まって町税の伸びがないというようなこと、それとそれに連動するような形で交付税が延びればいいんですがそうはいかないという部分もありまして、全体とすれば非常に難しい状況にあるなというふうに思います。それと下水道を中心とした当時借入れたものがなかなか返還をされていないというようなことで、まだこれを30年代の前半までは非常に強く影響しているわけでありまして、これは他の町村のなかにも下水道の非常に短期間での整備によって償還が非常に多くなっていてそれが影響してるところが見られますけれども、私どもの町とすれば平成の当初から15~16年までに行った下水道の整備が大きく影響してるということでありますので、現状の部分はやむを得ないというふうに思っております。また20年代後半、25年、26年にハード事業を入れてありますのでこれもまだ今後影響してまいります。それとこれ私の代になってからですけれども保育園等の問題もありますので、これは今後の影響というふうに思っておりまして皆さんがご期待をするほど財政健全化のスピードが上がるということはないというふうに思っております。ただ、それで良しとするものではありませんのでいろんな部分で検討していきたいというふうに思います。 本年度非常に実質公債費比率と将来負担比率につきまして改善がなされました。これは下水道事業の経営が幾分好調と言いますかよかったというようなこともございまして、指標の算定上有利に働きました。私ども想定した以上に改善しているんですけれども、これも経営状況によっては悪化をするということもございますので、単純に喜んでばかりはいられないし他の町村との比較をいただければなかなか申し上げにくいなというのが現状でございます。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 確かに、国を基準からすると大幅に下がってるからえらい問題はないという考えも一つありますけれども、町民からするとあまり借金が多いのはどうかなという感覚もありますので考え方をお聞きしました。 それから次に経常収支比率ですね、最近あまり国は重視しないようでございますけれども経常収支比率はだんだん数値が上がってきて、財政の弾力性を失ってきていることになります。この先が気になるところであります。また町の財政力を示す財政力指数は今回はっきり示されてはいないですけれども、箕輪の場合、割と良い方でしてこれまで0.7%位だった時もありました。上伊那の8市町村では第1位が続いてきたわけですけれども、本年度28年度の予算も一般会計の当初予算では98億を超え、補正を加えると今度は102億を超えてくるということになります。今年の3月の予算議会で私は「当初予算としては大型予算である。この先心配だ。」と町長に質問しました。町長のお答えでは「少し背伸びした予算であるが、できるだけ補正を追加しないようにしたい。」との趣旨の答弁でありました。しかし、新たに補正予算で町債1億7,600万円余りを発行することになります。町の振興計画は10年を区切っています。財政も10年のしっかりした目標を示した方が良いと思います。将来財政の見える目標値を示した方が良いと思いますが、町長はどう考えておられますか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 昨年も第5次振興計画をつくる際に財政シミュレーション10年間分をさせていただきました。なかなか支出の部分で入れ込むのは非常に難しいものですから、大型事業と言われている保育園2園、図書館の事業を入れながら計算をさせていただいたところであります。それは今年も、毎年毎年これは変えていく必要があるというふうに思いますので、ご案内のとおりさせていただきたいというふうに思っております。 なお、経常収支比率につきましては、やはりその人件費だとか扶助費だとか公債費だとか縮減が容易でない部分にいわゆる義務的経費ではありますが、そういったものがあるにも係わらず地方税や交付税の一般財源がなかなかそれに合わせて伸びないという部分がありまして、財政構造としてはやや弾力性に欠けつつあるなというのは実質公債費比率だと普通の面で考えますとどの部分に切り込むことが必要なのか、公債費はもう借りてあるものなのでやむを得ないとしまして、人件費だとか扶助費その他の事業経費についても少し検討しなければいけないというふうに思っております。 なお、当町の財政力は実はやはり高いわけでありまして、これ非常に相反するようなことを言っているような気がするんですが町税・交付税を合せました財政力等を見ますと、やはり管内ではトップだというふうなことには変わりないわけであります。しかし、それに見合うだけの交付税措置がされていないとか公債費の年度割り振りが決して事業展開がよくなかったと言えばそういうことなんですが、そういったことがあろうかと思いますので全体のなかで考えなければいけないことだというふうに思います。なお、やはり財政あっての事業でありますので、その点については小島議員からは度々お話しをいただいておりますのでその点について十分検討して予算を組みたいと思います。 なお、今度の補正について申し上げますと繰り越し等が非常にあってそれに係わる予算が非常に多いということと、たまたま社会資本整備総合交付金のなかで長寿命化に係わるものが付いたというようなこともございまして事業展開をいたしました。そんなことでありまして保育園に係わる部分は基本的に債務負担と同様でございまして繰り越しますので、100億円を超える決算になるわけではありませんが、やはり100億というのは一つの目安にしてはちょっと大きすぎるというのは正直思っておりまして、ここ2~3年で平均化した時の予算額、決算額また私たちも注目してそういうことを配慮しながら予算組み立てをしたいというふうに思います。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 次の質問に移ります。移住・定住の質問になりますけれども、特に国全体が人口の減少時代に入っている。箕輪町もこれに習ったような人口の減少時代になっているわけですけれども、それに対し様々な対策を打ち出し、合計特殊出生率や婚活、子育てなど様々な対策をしているわけですけれども、最近空き家が増加しつつあり、移住定住の促進など空き家の解消と人口増加策と合わせて、空き家バンクを立ち上げて本格的に動き出しています。空き家バンクの利用状況はどうだったのかの質問です。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 空き家バンクでざいますが、昨年12月に設置をいたしまして運用開始をいたしました。登録申請件数は32件でございます。このうち売却の希望が20件、賃貸の希望が12件になっております。また成約件数は売買で3件、賃貸で7件ということで10件が制約をしたところでございます。現在町のホームページでは現地調査や所有者との売買金額等調整済みの8件の物件を掲載してる状況にございます。以上でございます。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 空き家を使って町内に移住していただければありがたいわけですけども、その効果が表れ町の発展に繋がると良いことになるわけですけれども、しかし地域としては区とあるいは常会に加入していただかないと困るわけです。町も区も常会に協力してもらわないと進まないこともいくつかあるわけです。区ないし常会に加入を強くお願いしてほしい、実情はどうなのかの質問です。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 移住者に対する区、常会への加入ということでございますが、空き家バンクのなかで紹介をするにあたって移住アドバイザーでありますとか不動産業者を通じまして、区や常会への加入はお願いをしております。ほどほどの田舎暮らしのパンフレットのなかには「地域に入るってどういうこと??」という項目のなかに区や常会について記載をしてPRに努めているところでございます。転入者に対してはいろんな場面でそういった加入をお願いしてるのが現状でございます。ただ、この問題は現在居住をしている方々の区や常会への加入の問題と合わせて考えなければいけないというふうに思っておりまして、単に移住の時点、転入の時点だけで議論することはなかなか難しいということが1点。もう一つ、移住定住促進を進めるにあたって移住者の経済的負担の軽減という問題もやはりありまして、区費、常会費、またそれに係わる経費が非常に大きいというようなお話もいただいておりまして、そのことが足かせになって移住が進まないということが良い事なのか悪い事なのか、私も一概には言えませんけれどもそういった観点でも考えなければいけない問題だというふうに思っておりまして、単に加入促進というだけでことは終わらないというふうに思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) いくら町へ来てくださいと言っても働く場がなければなかなか進まないことになります。町の良さのPRはもちろんですけれども働く場の確保あるいは紹介が必要ではないかと思います。担当の部署は違うかもしれませんけれども、働く場の確保とか紹介を合わせて必要だと思います。どう進めているか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 働く場の確保は住宅、住む場所の確保と同様に最も重要なポイントであります。この4月に無料職業紹介所を企画振興課内に開設をしまして、アドバイザーによりまして職業紹介を行わさせていただいております。また、8月末現在で求人企業は5社8人となっておりますが、なかなか求職をする希望者がいないというような状況もございます。4月から紹介あっせんによって3人が就職をしたということでございますが、なかなかそういった部分で求職する人の掘り起こしが必要だというふうに思います。移住定住等でいろんな相談をしておりますが、まだ働く場というよりはどこに住むかというところを皆さん考えておりまして、働くことを前提にしていない部分と言うか見えない部分もありまして、その辺を相談のなかでどうやってどうして皆さんと話していくかが課題かなというふうに思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 次の質問です。道の駅の質問ですが、前段で荻原議員の質問と重なるところもありますけれども、また違う角度もありますので質問します。 町も道の駅の登録を視野に新聞報道がされました。道の駅は全国にはたくさんあり、どういうものかは承知しているところでございますけれども、いろいろな条件が揃えば国交省に登録する考えのようです。町のため町民のためになるよう発展させ、町の良さをPRできればいいと思いますけれども、そうしたなかで荻原議員の質問のなかでもありましたけれども、JAとか農業関係とかあるいは商工会には話をしてるというような話を答弁ではありました。さらに、規模やいろいろ資金的な問題もあるかもしれませんけれどもコンビニも検討するのかしないのか、その他働き掛けも必要ではないかと思いますけれども、現在はどこまで協力体制の話が進んでるかということは、先ほど荻原議員の質問の答弁まではわかります。コンビニとかまた次の何か加わるものがあればということで質問します。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 関係団体の協力ということでまいりますと今お話をいただきましたJA上伊那、合わせて町の商工会、それと法人のみのわ営農、ここらが非常に大きな要素かなというふうに思っておりまして、幹部の皆さんと懇談をさせていただいたところでございます。 その一番の課題はあそこの地域の全体の道の駅は町が設立をいたしますけれども、運営というものをどうするかということであります。現在の指定管理をさせていただいているみのわ振興公社だけで果たしてできるのかということになると、なかなか実は難しい面もあります。規模が非常に大きくなるというようなことや直売等のものについて、やはりJAの協力がないと現在のだけではなかなか農産物を集めたり販売をするということが難しいものですからそういったことがどうかということや、もう一つは人を集めた場合にあそこの全体を、お客さんに来ていただいて単にトイレに寄って帰ってもらうとか直売所に寄ってそこだけ買って帰ってもらうということではなくて、あの地域で全体で楽しんでもらったり、そこを起点にしてそれぞれの地域に出向いていく、町内ということを想定してますけれども、そういったなかではやはり商工会とかいうものも大きなターゲットになりますので、そういった皆さん等運営主体をどうするか、運営をどうするかということについて今お願いをしたりアドバイスをいただいているところであります。 それともう一つは振興公社も別にこの部分でノウハウがあるわけではありませんので、そういった経営をする、運営をするに当たって現状のなかだけで果たしてできるのか、これはキーパーソンも含めて何か考えないといけないんではないかということをアドバイスをいただいてるということでございます。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 場所は今あるにこりこ、たべりこ、農産物加工所のある場所というふうに聞いておりますが、さらに24時間使えるトイレが必要だとかいろいろ聞いてます。が、それだけで済むのかどうかということですがどのように整備したいか。整備費用は地方創生に絡む新型交付金を利用したい考えのようですが、整備金額などあります。この交付金は構想がまとまれば国交省が認可して交付されるのか、多分そうなのかなと思いますけれどもそのときの町の負担はあるのか、あるとすればどのくらいの割合になってくるのか、とさらに営業をしていく上に当たって採算面は先ほど荻原議員の質問に対して綿密な構想が必要だということを言っていますので、採算面も検討はしていると思うんですがどのような検討をされてるか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 まだ、その部分についてお答えできるだけの材料を私も持ち合わせておりません。場所の問題につきましては、現状の場所にプラスアルファするとすれば八乙女のJAと言いますか関係者でやっていただいております協選場、直売所ですか、あそことの関連をどうするかという問題とそれを繋げる動線をどうするかという問題、特に横断歩道の向かいからたべりこまでの間に一定の土地がありますが、その部分をどんなふうに考えるかということがありまして、これは簡単にいける問題ではありませんので議論の余地があるかと思います。 それと例えば現在の集団農地を観光農園とする場合に、受付をしたり駐車場をするような場所がJA側にもないわけでありまして、そういったものを道の駅サイドで活用することによって全体がスムーズに連携よくできるのではないかというような構想もいただいております。そんなことが可能かどうかということを考えていきたいと思います。 なお、財源になります地方創生加速化交付金または社会整備資本の交付金それぞれ交付金がありますが、地方創生に係わる部分は相当な計画がなければいけませんし、この部分は2分の1は自己財源でありますので、ものによっては起債がきくと思いますけれどもそこをどうするかということだと思いますが、これは規模が非常に小さなものであれば可能かというふうに思います。またこれはどうしても活用したいと思っておりますが、国交省の社会資本の交付金については道の駅に登録することによって事業化が可能だというふうに思いますので、この点については活用をさせていただきたいと考えております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 町の発展に繋がるような施設であればいいと思います。そうあってほしいと思っています。 次の質問に移ります。4番目の町の施設の見直しについての質問であります。町の施設には使っていないもの、利用度があまりないものあるいは耐震性度がなく公共施設としてふさわしくないものなどあります。以前より施設の見直しをするとの考えを示していましたのでどのように進めているかの質問ですが、ここでは町民プールとか産業会館、あるいはふれあいセンターなど特に目に付くものなど挙げておきましたが、検討しなければならないものはこの他にもまだあるのではないかと思っています。どんな計画で検討し、進めているかという質問ですがこれから先も図書館には複合施設も考えていたようですし、保育園の統合など次から次へと施設が増えれば不必要なものも増加することも考えられます。この時代もう要らないというものも出てくると思いますが、場合によっては売却など処分も必要ではないかと思います。人口減少時代でもあるし不要施設は増えてくると思うが、施設の見直しはどう進めているかの質問です。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 公共施設のなかでは長寿命化をして活用していく部分と不必要なものは処分をしていくという、身軽になっていくという必要があるというふうに思っております。全体としては公共施設管理計画のなかで実施をすることになりますが、やはり個別個別にそのものの必要性等考えながら議論を重ねたいというふうに思っております。 ご指摘をいただいているうち若干申し上げますと、町民プールにつきましては平成23年から使用を中止しておりますけれども、早期に解体撤去をして跡地の利用につきましては地元のご意見を伺いつつ周辺の土地が急速に宅地化が進んでおりますので、それらを踏まえて検討させていただきたいというふうに思います。その利用が決まらないと撤去ができないかというのも問題もありますけれども、当面解体撤去を進めたいと考えております。 産業会館については以前も申し上げたとおりでありまして、できるだけ早期に利用休止にしたいと考えております。実はこの施設は利用者がかなりありまして周知等の問題もあります。それと隣接する商工会との関係もありますので、その部分の議論がまだ実はできておりません。おりませんが利用休止については早急にさせていただきたいと考えております。 またふれあいセンターこの部分が一番困るわけですけれども、一部補助金を入れて改修をしてありまして簡単に解体する状況にございません。少し1回だけの利用というような事でもございますので、若干時間をいただいてこの部分については考えていきたいというふうに思っております。 ご指摘いただいた三つの施設についてはそのようなところでありますが他にも同様の施設がありますし、木下保育園、木下に係わる保育園、2園については活用策が非常になければ私は基本的には売却だと思ってますけれども、活用策があれば公共施設として他への転用も考えたいというふうに思っております。何と言っても新の保育園が非常に大きなスペースを要求されますので財源も含めて考えていかざるを得ないというふうに思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 時間が気になりますので選挙管理委員長お見えですので、7番目の選挙に関しての質問をさせていただきます。先般、参議院選挙がありました。初めての18歳からの選挙権が与えられ、若い人たちが政治や選挙への関心や投票率など多くの方々が今までにない関心を寄せていたと思います。全国の投票率、長野県の投票率など新聞等の報道はありました。これまでの選挙と新選挙制度になってどうだったのか、選挙管理委員長として町全体の選挙への関心度と投票率を見てどう評価するかお聞きします。 ○木村議長 答弁を求めます。選挙管理委員長 ◎原選挙管理委員長 小島議員のご質問にお答え申し上げます。先の参議院議員選挙における町全体の投票率の評価とのご質問でございますが、投票日当日の有権者数は2万201人、投票者数1万4,184人で70.21%の投票率となりました。目指すは100%でありますけれども現実には高齢化社会のなかで投票したくとも諸事情で投票できない、投票弱者と言われる皆さんや箕輪町に住所を置いたまま大学や就職で町外で居住している有権者等の実態から考え、合わせて隣接町村の投票実績とも比較検討して、概ね妥当な結果と評価したところでございます。 ちなみに辰野町の場合は68.05、飯島町は70.17、南箕輪村は66.08%という実績になっております。この実態を踏まえて今後とも当委員会初め、明るい選挙推進協議会並びに広く町の有権者の皆様方のご理解とご協力いただきながら投票行動意識や主権者意識の喚起、高揚に資する啓発活動等に一層精進してまいる所存でございます。 次に18歳から19歳の投票率と今後の考え方についてのご質問でございますが、まず投票率から申し上げますと、箕輪町の18歳の選挙当日の有権者は215人でございます。そのうち投票された方は111人で51.63%となりました。次に19歳有権者数は213人で86人が投票し40.38%の投票率であり、18歳と19歳合せた十代の投票率は46.03%の実績でした。これを上伊那の町村で見てみますと上伊那6町村では68.71%、長野県の町村の合計では47.68%の実績となったところでございます。 箕輪町の内容を分析しますと18歳と19歳の投票率に10%以上の格差が出ました。この要因の一つとして考えられるのは先ほど申し上げましたけれども、19歳の有権者は既にもう大学や専門学校への進学あるいは就職、町外に居住していて投票しなかったことが考えられます。 こうした実績から当委員会としては、今回の国政選挙結果から見て高校教育現場で行われた主権者教育によって、18歳から19歳の新有権者は政治に対する主権者意識、選挙における投票行動の必要性を意識し、認識して投票行動に繋がったものと受け止めております。 今後とも日常生活のなかで国政や県政、身近な町政などについて話題を出し合い、さらに学校教育現場や職場等で日ごろから政治意識の情勢環境が整え、おのずと関心も芽生えてくるものと考えております。そのためには小学生高学年の時期から機会を捉えて、子どもは有権者ではないけれども主権者であるという、こういう主権者教育の趣旨を教えていくことが大変大事なんではないかなとこんなことを考えております。 当委員会では今回の選挙に先立ち、箕輪進修高校へ出向いて出前講座の実施、保育園児の迎えに来る若いお母さん方を対象にした啓発活動等も行いましたが、今後も現場の要請等があれば引き続き出前講座等積極的に啓発活動をしたり、町の成人式出席者への意識調査活動等を行って若い有権者の選挙に対する意識の実態把握に努めてまいる考えでございます。以上でございます。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 18歳、19歳が初めての投票ということで数字等お聞きしますと、全体から見るとかなり低かった感じがしましたので、見解をお聞きしました。 それではちょっと戻りますがふるさと納税の質問になります。ふるさと納税の仕組みで納税するとお得な仕組みになっていて、皆がよくしているということをお聞きしました。全国的には広がっているようですが新聞などの報道によれば、ふるさと納税を受けた自治体によっては納税額より住民税の控除額と返礼品の費用が多くなり、赤字になった自治体もあるとの報道がありました。箕輪町には赤字はなく良好な状態だとは聞いていますが実際はどうだったのか、箕輪町では26年度はあまり良くなかったようでありました。平成27年度は金額的には大幅に伸びたという報告ですが、特別な工夫やお願いがあって伸びたのか、そこら辺はどんな考えを持っていますか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 ふるさと納税は、ある意味自主財源を確保していくなかでやはり考えざるを得ない状況であるというふうに思っております。昨年度は2,848件、2,927万円の納税をいただきました。前年度と比べますと件数で6.3倍、金額で5.5倍ということで多額のご寄附、納税をいただいたと、ご寄附をいただいたというように思っておりまして、返礼品の選択ですとかネットのなかで実施ができるというようなことにさせていだきましたのでこんな状況になったかというふうに思います。しかしこれは他の町村と比べますと決して大幅という状況ではございません。この点については新しい角度で考えなければ他の町村との関係で言えばうまくいかないなというふうに思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 収支報告はいただいたのかな。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 平成27年度について申し上げます。27年度は2,927万円の収入と言いますか寄附をいただいたということです。支出につきましては、返礼品の調達や発送に掛かる委託または代理収納等をしております経費が1,565万円でございました。ということで収支については納税額から関連経費を差し引いて1,362万円が実質的な収入になっております。 なお町民の皆さんが他の自治体や団体に対して寄附をしました住民税の控除額はこれすべてがふるさと納税ということではありませんが、概ねそうだというふうに思いますが437万円でございますので、実質的な収入ということで言えば1,000万円程度かなというふうに思っております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 収支も悪くはないということで結構でございますが、また返礼品の関係ですけれども総務省は効果なものや金券など換金できるものは避けてほしいという考えでいます。換金しやすい商品券、金券、家電など箕輪ではしていないようですけれども、これまでの返礼品、およそわかっているつもりですけれどもどんなものが好評だったのかとか、また幅広く町のPRも兼ね返礼品を増やすことも必要ではありはしないかとそういうことを検討したらどうかということで質問します。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 返礼品につきましては一部返礼品合戦になっていて、本来の趣旨を逸脱してるんではないかということは私もそういうふうに思います。総務省の通知を待つまでもなくそんな感じを持っておりますけれども、実態としてそういうことが行われているわけでありまして、傍観してるわけにはいかないというのが私の正直な感想であります。 当町におきましては今年返礼品では80種類にさせていただきまして充実を図ったところでありますが、当町の場合、一番大きなものはやはり季節の果物というようなものが非常に多くなっております。今年の順位でもそのところ、それと県産のこしひかり、これはお米についてはどのくらい、例えば1万円で何kg返礼をするかというところ、これこそ返礼品のkg合戦になっておりまして、消費者と言いますか寄附する側は状況に応じて寄附をしているというような事がありますので、大変私にとっては遺憾なもんだなと思いますけれども、その地方を育てたい、その地方の良いお米を食べたいというよりは量で勝負しているというような感じもしないではないんですが、そんなところが非常に大きいところでございます。それと、今年度でいきますとトマト、一部作っていらっしゃる高濃度トマトでありますとかお蕎麦の製麺をしていらっしゃるところがありますが、そういった方に協力をしているお蕎麦、それと果物のなかではやはりブドウが一番でありますがそういったところが多くなっております。それとこれは何とかしなければいけないと思ってるのは、野菜等の詰め合わせみたいなものも必要なんですけれども、なかなか農家の皆さんや集約をする皆さんのお力を借りないとできないというようなこともあります、件数が非常に多くなりますので。そんなことをやりながら返礼品を増やしていきたいと考えております。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) 次に6番目の文化財になっている関係ですが、保全の関係です。天然記念物の樹木、保全について教育長に質問をします。 箕輪町にある天然記念物としては長岡神社のハリギリ、木下の芝宮のケヤキ、これは保育園の園庭にあるものです。それから中曽根のエドヒガン桜の3本が県の天然記念物になってます。また町の天然記念物としては全部挙げれば大変ですのでとにかく12カ所あり、多くの大木、巨木があります。こうした巨木は長い年月、大切に保管してきた本当に立派なもので町としても誇れる自慢できるものであります。これから先もずっと長く保存していってほしいものですけれども、しかし樹木は大きくなればなるほど保全や管理が難しくなります。現にそうなっています。古木は木の勢いが落ちてくれば倒木の危険もあるし、周辺に大きな被害を及ぼす危険性があるわけです。木は毎年枝葉が伸びていくしそのうちに隣接地にははみ出していく。枯れ枝は落下しこれも危険。場合によっては人命に係わります。また落ち葉は毎年秋から冬にかけて毎日積もる、大変積もることになります。いろいろ問題が出てきます。 特に町のなかにある住宅密集地にはいろいろ問題が起きていると思います。県の天然記念物でありますけれども、木下の芝宮のケヤキと中曽根の桜もそうですが、町の天然記念物の南宮神社の社叢など、特に巨木の保全管理はこれまでどうしていたか、いろいろ苦情があったのではないかと推測するわけですが私も聞いてますので。そこら辺は今までの管理はどうでしたか。 ○木村議長 答弁を求めます。教育長 ◎唐澤教育長 文化財については県のものが3件、町のものは10件、計13件ございます。内容については今ご紹介してありましたので省かせていただきます。文化財の管理につきましては、県・町、指定を受けている天然記念物でありましても基本的には管理責任は所有者となります。すべての天然記念物の所有者宛てに毎年年度初め、文書にて適切な管理のお願いを教育委員会として、しております。町が所有・管理している天然記念物等については適切な管理に、運営に努めています。指定樹木の保護に当たってはいわゆる所有者と町の協議会ですけれども、教育委員会と地域の関係者、樹木医等が連携をして適切な管理を行うことが大事だということで今連携をしてます。 具体的にどんなふうにやってきてるかということですけども、安全点検の調査をしております。昨年度27年度は14件、今年度は年度途中でございますので今のところ予定も入っていますが12件、そういった形で安全点検をしております。主に樹木医さんによる樹せい診断を実施をして診断結果を所有者にお知らせをして、処理が必要な場合は対応をお願いしております。 実際に倒木とか枝打ち等の対応についてでございますが、極めて危険な枯れた枝だということですけども、木下のこの前のケヤキの枝のような形になりますけれどもその緊急なものについては所有者と文化財の指定者それから樹木医と相談しながら、町の予算で緊急的に切除することの対応もしております。27年度は2件、先ほどの木下のケヤキの関係。今年度は現在2件、中曽根のエドヒガンと大出の高橋神社のエノキの2本についてしております。 今お話が出ました落ち葉の処理の関係になりますけども、個人や自社などの法人が所有するものは所有者に処理をお願いをしておりますけども、神社なんかによると個人的に肥料として持っていくという人もなかにいて持っていっていただいているようであります。それから町が所有管理するものは清掃等適切な管理に努めるように努力をしております。 それでこういうふうに指定になるということは、いわゆる樹木として貴重なものであるとかあるいは歴史的なそういった経過があるというものですので、置いておけばずっといいというのではなくて、成長もするし今言ったように枯れもするし、ですので定期的に先ほども話が出ましたように専門の樹木医さんに見ていただきながら、注意深く見守りながら安全に管理をしていくということが教育委員会として大切に今考えてるところでございます。また地域住民の方々で心配な点等がございましたら教育委員会の方に言っていただければありがたいと思ってます。以上です。 ○木村議長 小島議員 ◆5番(小島議員) こうした樹木は千年以上とか何百年以上の巨木であるから保存してほしい考えはあるわけですけれども、確か教育長の言われるとおり所有者の管理が基本かもしれません。 しかし天然記念物という名前が付くとやっぱりいろいろ難しい部分も出てくると思いますので、周辺にはいろいろな面で協力できるような形、いろいろ私も聞いてますけどここであまり細々言いませんけれどもまたそういう記念物でありますので、考えていただきたいなという意見を申し上げて次の質問に移ります。 振興公社が町の施設の指定管理者である事業のあり方の質問でありますけれども、先ほど中澤議員の質問もありました。そういうことでほとんど町長は職務はやっているというような答弁だったかなと思いますけれども、一つだけちょっと気になる部分がありますのでお聞きしたいと思います。町長今振興公社の取締役ということであります。公社の中まではともかくとして、指定管理のあり方なんかは考えて整備したいような答弁だったかと思いますので、それはどんな考えを持っているかの質問です。 ○木村議長 町長
    ◎白鳥町長 私、振興公社につきましては代表取締役社長ということで任を受けてありまして、副町長共々非常勤の職員でありますので常勤になっている者により責任を持ってやっていただきたいというふうに思いますが、最終的な責任が私にあることはもうこれ言を俟たないところでありますので、経営責任は経営者としての私にあるというそういうつもりで、すべての法的な責任は私のところにあるというつもりでやらさせていただきたいというふうに思います。 先ほどやりとりのなかでも公共性と競争原理を働かせるいわゆる企業性と言いますかそういった両者を勘案しながら運営することによって公ではできなかったサービスが民ではできると。これが指定管理の本来の筋でありますので本当にそういうふうになってるかどうかということはもう一度、たまたま不祥事にまつわる事件もありましたので再度考えなければいけないというふうに思っておりまして、経営体制について一定の収集が終わったところで考えたいと思っております。 ◆5番(小島議員) 時間ですので質問を終わります。 ○木村議長 これで5番 小島常男議員の質問終わりました。会議の途中でありますが、ここで暫時休憩といたします。再開を午後3時05分といたします。   午後2時48分 休憩   午後3時05分 再開 ○木村議長 休憩前に引き続き会議を再開いたします。 次の質問者を指名いたします。13番 唐澤敏議員 ◆13番(唐澤敏議員) それでは通告書に従って質問してまいりたいと思います。まず初めに福祉行政、福祉の関係であります。 私たちがよりよく生きていくためには、社会保障制度というのは最も大切な生活インフラだというふうに思います。個人のライフスタイル、それから働き方、それから家族形態が多様化するなかで、国の動向を注視しながら町の福祉、社会保障を考えていく必要があろうかと思います。福祉行政、福祉の関係については、かなり国の動向というのが大きなウェイトを占めることでもありますので、この辺国の動きをしっかり見ながら先を読んで対応していく必要があるんじゃないかというふうに思います。 特に現在、国の福祉政策は大きな転換点に入っているというふうに思います。2000年より始まった介護保険制度でありますけれども、サービス面の見直しということで平成27年の4月に介護保険制度の改正が行われたわけですけれども、来年の4月にまた一つの大きな節目を迎えると、地域支援事業への移行ということというわけで新しい見直しと言うか展開がされていく。それから、最近のニュースによりますと保険料徴収の見直しも考えていると。40歳未満からも保険料の徴収をというようなそんなこともニュースに上がっているところであります。 箕輪町として健やかで安心できる生活を支える、いわゆるセーフティーネットですね、どう築いていくか、それからどうデザインしていくか、大事な時期に掛かってきているというふうに思います。しばらく前からその辺の取り組みをされているということでありますが、いよいよ来年から来年の4月あたりを一つの節目というふうに考えております。 今回の町の決算を見ますと、老人福祉費約3億円ということでありますが、そのうち8割は介護保険事業ということのようであります。長期的な視野のなかでこのセーフティーネット、どう築いていくかということを考えていかなきゃならないかというふうに思いますが、まずその辺の国のウェイトというのが、国の政策動向というのは非常に大きなウェイトを占めるもんですから、国の高齢者に関する福祉政策の動向について町長の見解をお伺いしたいと思います。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 国が行なっております福祉施策と当町の関係等々についてのお尋ねでございます。国の政策を縷々羅列してみてもいた仕方ありませんので、若干申し上げたいというふうに思いますけども、人口全体が急速に減少局面に入っておりまして、箕輪町でも2万5,000人割れというような状況に追い込まれている訳でありますが、一方で、高齢化の状況は団塊の世代の皆さんの人口の層が非常に厚いということで当面は高齢者は増加をしていく、要介護の方も増加が予想されるという状況にございます。そうしますと、やはり高齢者を支える生産年齢人口は減少をしながら高齢者を支えるということで、現役世代の皆さんの負担というものはますます増大をするということになります。そういう意味では、国の政策が現在のような状況に移りつつあるのはやむを得ないというふうにも思っております。やはり過去に例を見ない超高齢化社会が到来をしてしまっているわけでありまして、高齢者の8割を占めます元気な高齢者の皆さんは生涯現役で活躍できる社会環境を構築しなければいけないというふうに思っておりまして、その部分が福祉政策の原点だというふうに思っております。 もう一つは、やはり介護が必要になっても自宅や日常生活圏域のなかで生活ができる、自らが選択をして住むことができるそういった住まいでありますとか介護サービスでありますとか、そういう状況にならなければいけない、いわば顔の見える関係のなかでサービスとか生活支援が受けなければいけないということがあろうかというふうに思います。現在進めております地域包括ケアの体制構築というのがまさにその部分でありまして、体制整備そのものは高齢者の生活の現場である市町村が行われなければならないわけでありまして、国の政策はもちろん受け入れつつ、受け入れてやってまいりますけれども市町村としてどういったことができるのか、やはりここ数年取り組んできておりますけれども正念場に来てるなというふうに思っておりまして、地域づくりを含めて考えますと、現下一番大きな課題はこの部分だというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) まさに正念場に来てるということで、ひとつの考え方として生涯現役ということ、それから顔の見える関係のなかでというその辺を考えていきたいというふうにお聞きしました。 私の方で少し過去の動向を調べてきたわけですけれども、終戦後、憲法の理念に基づいて福祉国家の確立を目指すということで、ずっと社会保障制度の拡充を進めてきたわけであります。特に高度成長期ですね、福祉元年の声明とかいうのが出されて、70歳以上の老人医療費の無料化というようなこともされてきたわけです。GDPが日本は高度成長のなかで伸びてくると、そのパイをうまく利用してと。そのパイの恩恵に預かりながら福祉政策を進めてきたということであります。ところが、90年代に入りまして財政危機、これが表面化するなかで、国の方は個人の自助努力と家族、地域社会の負担というものも強調してくる。今回、今日は特にその辺を中心にお聞きしたい地域包括ケアシステム、市町村の段階でということになろうかと思います。この辺を称して、ある意味では日本型福祉社会論という日本が新たな一つの福祉のあり方というものにこれから突入していくと。ある意味ではその辺が実際のウェイトということになると、市町村の方にある程度かぶってくると、そんなような状況ではないかというふうに思います。 特に具体的に考えていくときに、やはり実態把握というのが大切だろうと思います。箕輪町の高齢者の実態を把握して、そしてその辺の動き、これから特に今回一つの焦点に挙げさせていただきたいのは、2025年問題であります。その辺に向けてどういうふうに町として実態を把握して、分析をし、そしてどういうふうな形の対応策を打ち出していくのかということであろうかと思います。 ちょうど2025年は第5次振興計画の最終年度ということでもあります。第5次振興計画のなかにはこのことが2025年問題、謳われております。団塊の世代が75歳以上に到達する2025年と表現がありまして、そしてその振興計画のなかに住みなれた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けることが出来るよう、これは先ほどの生涯現役とか顔の見える関係のなかでということだと思いますが、予防、生活支援が一体的に提供される地域包括ケアシステムの構築を目指すというふうなことで振興計画のなかにも謳っております。まだ、振興計画の段階は非常にこの辺は抽象的で、目指すものというものが謳ってあるということだと思いますけど、先ほどの箕輪町の実態、そして今後の見通しとその辺についてどのように見ておられるでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 まず、ベースになる現在の高齢化の状況をお話しをさせていただきたいというふうに思います。この4月1日現在の町の高齢化率は28.0%、後期高齢者の後期高齢化率は13.8%ですが団塊の世代が後期高齢者になります9年後、2025年には高齢化率が30.2%、後期高齢化率が18.4%と予測されています。この数字は県内で見ればそれほど大きな数字ではありませんけれども、当町におきましても一段と高齢化が進むということになろうかと思います。 そのなかで要介護認定者数でありますが昨年度末で907人と、ここ3年間ほぼ横ばいで推移をしておりまして、高齢者数に対する認定者数の割合である要介護認定率は12.7%ということでありまして、県内には63の保険者がありますけれども60番目ということで、下から4番目の大変低い水準になっておりまして、今までの取り組みの成果が表れていると言えばそういったところにあろうかというふうに思います。しかしながら、今後は当町におきましても要介護認定者数や認定率も後期高齢化率とともに上昇することが予測をされます。 2025年に向けまして、1点目としてはやはり必要な介護サービスの整備ということになるかと思います。もちろん、国の施策は施策として進めていくわけでありますがそのなかで市町村に任される施策についてどの程度のサービス水準を維持できるかという大変難しい問題が1点ございます。 それと原点と先ほど申し上げました介護予防による健康寿命の延伸、これを図らなければ介護認定率を維持することはできませんので、この健康寿命の延伸も大きな問題だというふうに思います。 そしてもう1点は地域における支え合いの取り組みということなんですが、行政だけではこの仕組みを作ることはできません。また医療者だけでもできません。地域のなかでこの必要性について認識をしていただいてみんなで支え合うという、そういった取り組みを進めていく必要があろうかと思います。申し上げました介護サービスの整備、健康寿命の延伸、それと地域における支え合いの取り組みこういったことを実施することによって、何とか2025年問題を当町では解決をしていく、これは全国的に同様だというふうに思いますがより具体的なものにしていきたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 今3点、介護サービスの充実それから健康寿命の延伸、それから支え合いの仕組み作りの取り組みとそんな方向をお伺いしたわけであります。数字の方、お聞きしました。私もいろいろ、例えば人口ビジョンの方から計算をしてみたりしていろいろ出したところですけれども、ほぼ2025年には30%前後までは上がるということです。既に現在も27%ですか、先ほどちょっと私の計算と数字が違うんですけれども、という事です。一応高齢化率というのは7%ごとに区切ってまして7%になると高齢化社会と、それから14%で高齢社会と、それから21%で超高齢社会ということになるようです。それ以上がないので現在も既に箕輪町は超高齢社会に入っているということでありますが、7、7、7とくると次が28%ですけれども、28%をなんて呼ぶかというのはありませんので、超高齢社会のなかでまた28%の一つの、27%というのがどう意味があるかですけども一つの段階に入ってくというふうに思います。 そういうなかで先ほどの方針、介護サービス充実、それから健康寿命延伸それから支え合いと、この辺をどう取り組んでいくかということだろうと思います。人口ビジョンのなかでも70歳以上が増加するため新たな対応が求められるとか、高齢者増加に伴う行政需要の増加というようなことが謳ってあるわけです。今、要介護認定者の状況それから要介護率、そんな話を聞いて県内のなかでは低い方だということで、今までの数字から見れば取り組みを評価できるんではないかというふうに思うんですけれども、もしわかりましたら、これからの高齢者世帯、一人あるいは二人そういった高齢化世帯の状況とか認知症の高齢者の数、その辺についてはどんなふうに把握されておりますでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 私は数字を持ち合わせておりませんので時間内に数字を出させていただきます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) こういう方針に基づいてやっていくときに、やはり特に支え合いへの取り組みとかそういうときに、今申し上げましたような高齢者世帯の状況でありますとか、それから認知症高齢者数とかやはりそういったデータをある程度見通しながらどういう体制を作っていくかということが、新たな対応として求められるんではないかというふうに思います。 地域包括ケアシステムの実現に向けて、今様々な取り組みがされてるわけです。地域の自主性とか主体性に基づいて、地域の特性に応じて作り上げていくということのようであります。特に、地域包括ケアシステム、この辺に取り組むにあたっては、やはり区ごとの取り組み、15の区ごとの取り組みというのが結局主体になってくると。地域の自主性・主体性というのは、箕輪町の段階から区の段階に下りていくというふうに思っております。この辺のシステムを作っていくに当たっての方向性、現状課題について町長はどのように把握されておられるでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 地域包括ケアシステムの実現に向けましては、地域また医療介護それぞれの連携がなくしてはできないわけでありますが、最終的に課題になるのはいくつかありますけれども、地域のなかでどうした支え合いの体制ができるかということになりますと、やはり区また区も少し箕輪町の場合は大きな区、小さな区もありますので区単位だけではできない、もう少し小さな単位になろうかと思いますが、常会もしくは常会を少しまとまったような感じになろうかと思いますけれども、そういった単位での対応が必要だというふうに思っております。区ごとに環境や歴史や規模の違いがありますので、今地域ケア会議というような形でそれぞれの区にお願いをしてかなり進んでるとこもありますし、まだまだこれからというところもございまして、その温度差に私も正直困っておりますけれども、ぜひ区の皆さんにお願いをしながら進めてまいりたいというふうに思っております。 そういったなかで母体を地区社協でお願いをするということが一つ、またはセーフコミュニティの推進協議会ができている区もありまして、そのなかの高齢者部会が中心となりながら運営をしていただけるというようなこともあります。より進んでいるのがSCがうまく作動してるところは、やはり全体としては動き出しております。そうでない区におきましては、各区の実態に合わせて取り組んでいただくように、また私どもとしては町の社協でぜひ応援をしながら運営をしていきたい、運営と言いますか地域ケア会議を進めてまいりたいというふうに思いますので、大変難しい課題ではありますがご理解を、ご協力をまたお願いしたいと思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) ここに箕輪町老人福祉計画、第6期介護保険事業計画ということで、平成27年から29年度に掛けての3カ年の、3カ年でローリングしていくという国の指導のようですけれども、それで作られたものがあります。来年度ひとつの3年目、今ちょうど28年度の中間にあるわけですが来年度3年目ということで、この計画の位置付けは、箕輪町第4次振興計画の後期基本計画を上位計画として策定しました、ということになってるわけであります。今度の第5次計画とこれからの地域包括ケアシステム、先ほどちょっと紹介申し上げましたように計画のなかには謳ってあるわけですけれども、この辺、事業計画どんなふうに進められていくのか、今の時点でのお考えをお伺いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 その計画を作る段階では第4次振興計画が最終年度を迎えておりまして、それを前提とする振興計画がなかったものですからそういった形にさせていただきました。第5次になっても、当時作ったものが大きく変更するということはございませんし、まさに包括ケアのシステムというのは進行中でありましたので、それに基づいて実施をしていきたいというふうに考えております。地域との係わりの問題、医療介護の係わりの問題、それぞれ課題はありますので振興計画を基に据えながら、特に箕輪チャレンジのなかにも大変重要なポイントになってる部分のチャレンジ項目でありますので、それらを据えながら実施をしていきたいと考えております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) これから、その辺のところにチャレンジ計画とか振興計画と絡ませながら検討されていくということのようであります。これからこの事業計画、来年度策定されるわけですけれども、その辺をにらみながら未来委員会や何かとの調整というのは何か考えておられるんでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 未来委員会とは直接個別の問題についてはリンクをさせるつもりはありませんけれども、基本的な方向性については未来委員会のなかで議論をして振興計画を作ってありますので、委員の皆さんにお示しをしながら、特に先ほど申し上げました一番重要なポイントの一つでありますので、議論のなかに加わっていただきたいと思いますので、特に進捗管理については未来委員会にも委ねてありますので、外部評価という意味でこういった地域ケアがどのくらい進んでるかということをご判断をいただきたいというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 進捗管理のなかでということのようであります。ちょうど来年度は新たな次の計画の策定の時期に入るということで、来年度いっぱいを掛けてその翌年の3月に、30年の3月に新たな計画というのもがまた示されるんではないかというふうに思います。その辺に向けてまたどんなふうにこの辺の進捗管理とか状態とかいろんなものを組み合わせながら、また検討工夫を重ねていっていただきたいというふうに思うわけであります。 そういうなかで町の中に地域包括ケアシステム推進協議会というものが設置されて、様々な議論が進められているというふうに思うわけですけど、ここら辺が一つ推進の具体的なこの項目に対して計画に対して、具体的な進捗を担っている部分だろうと思いますけれども、この辺の議論とか状況についてどんな状況でしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 町全体の方向性を定める推進協議会は、何回か議論を重ねながら進んでおります。どちらかというと現在はそういった方向性はもう決めてございますので、各区単位の地域ケア会議のようなものを進めていただいて、具体的な中身の問題に入りたいというふうに思っております。推進協議会で方向性を定めても各区の実情・事情がかなり違っておりますので、もうそういう段階にはないというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 本当に区それから常会、組とそういういわゆる我々の生活に密着したところで具体的な検討に入っていかなければいけないという、そんなようなことだろうと思います。そういうなかで、こういうシステムを担っていく中核的な機能になってるのは地域包括支援センターというふうに思うわけですけども、この辺の業務実態、機能等についていかがでしょうか。決算報告見ますと、包括的支援事業関係、昨年度4,245万円ですか、投入しながらこの辺の事業を推進されてきたというふうに思うわけですけども、この辺についてはいかがでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 地域包括支援センターは介護保険法により設置をされているセンターでありまして、当町の場合は福祉課のなかにセンターを置いております。センターには保健師、社会福祉士、主任介護支援専門員等が配置を義務付けられておりまして、専門職の知識を生かしながらチームとして活動していただいております。住民の皆さんから役場にあるということで、近いのか遠いのかにちょっとよくわからない部分もありまして、どこに支援センターを置くのが妥当かということについては、私も当初から担当課に申し上げているんですが現時点では福祉課にあった方が横の連携ができるということのようでございまして、そこに置かさせていただいております。 支援センターは町の支援体制を確立していく面と、一方で個別のケースに対応していく両面がございます。どちらかというと最近に至りまして、個別支援の対応に非常に時間を取られているような部分もありまして、これはやむを得ないことでありますけれども高齢者のみの世帯でありますとか認知症の高齢者が増加をするというようなことのなかで、成年後見申立支援でありますとか経済環境や家族的な問題でお悩みの方も数多くいらっしゃいまして、そういった方に対しての対応困難なケースが支援センターの持ち分になっておりまして、どちらかというと全体を見極める状況にないというようなこともございますので、少し体制整備も考えないと、本来の包括支援センター、地域包括支援センターとしての機能ができない、充分果たせないではないかという心配もございまして、機能強化と専門職の人材確保が必要だというふうに考えております。以上でございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) その辺の今後の人員配置の問題とか組織的な問題とか、具体的にはそういう関係の個別支援についてはコーナーの設置、今の所から拡充するような形で考えるのかとか、窓口の関係とかどんなふうにされるのかなというふうに思っていたわけですけど、その辺については今の時点では今の話ということですか。何かそれ以外にその辺で付け加えること、ございますでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 地域ケア会議を進めていくに当たりましても町のスタッフ、社協のスタッフが十分でないという感覚は持っております。なかなか人員増というところには結び付いていかないわけですけれども、もう専門職の確保なくしてはこの体制整備はできないと思っていますので、次年度直ちにというわけにはいかないかもしれませんが、大きな判断材料になろうかというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 現在の状況等をにらみながら議論をしていただいて、体制づくりを進めていっていただきたいというふうに思います。その地域ケア会議でありますけれども、今年度の予算で地域ケア会議推進事業11万円というふうに盛ってありますけれども、高齢者や地域住民の生活を支えるために必要な支援体制を検討するということで、大出区の方でも6月と8月に開催されて地域での課題把握、それから具体的な取り組みの検討とか、その辺のところまで今、話が進んでいるというふうな状況であります。区によって動きがまちまちというようなことを先ほどおっしゃいましたけれども、この辺地域ケア会議についての推進、現状課題どのように捉えておられるでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 一番大事なのは地域ケア会議を開催していただき、どういったことができるかということでありまして、特に取り組みの事例を若干申し上げますと、モデル区になっております富田区または中原区では、取り組みの検討がかなりのところまで進んでおります。全常会における学習会の開催でありますとか具体的な生活支援体制を実施に向けて検討してるというようなことがございまして、15区のうち富田、中原を含めまして12の区でケア会議を開催をし、残り3区の中でも2つの区につきましては予定がされております。当初小規模の区では取り組んでいただくものの、大きな区ではなかなか進まないというような実態がございました。これは現在の課題でありますが、区長さんをはじめ関係の皆さま方のご協力で、町内全体にそういったが気運ができつつあるというふうに思っておりますが、やはり体制整備には相当の時間と言うか一定の時間を要しますので、さらなる取り組みの強化をお願いをしたいというふうに思っております。 やはり高齢者の抱える困りごとですとかそれに対する支援、また地域でどうしたらいいのかっていうことについてはケア会議のような形のなかで検討していただくのがやはり一番いいというふうに思いますので、ぜひ各区におかれましてもそういった会議そのものをするということだけでなくて、形式的なことではなくて、そういった取り組みに入っていただきたいというふうに考えております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 今区長さんの方の話が出ましたけれども、区長会にはどんな説明をしたり、あるいはどんな協議が行われてるんでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 区長さんにつきましては、私の方から区長さんというお立場また地区社協の会長という立場で、ぜひ進めていただきたいというふうに申し上げております。会議のなかで申し上げておりまして、失礼な言い方ですけれどもそれぞれが傍観者であってはこの問題は進まないということでありますし、いずれかになったら町がやってくれるかというとそれはできないという、またやらないという仕組みのなかで動かさせていただいておりますので、当町におきましては何らかの形で各区のなかで動きをしていただきたいということをお願いをしてきております。 区長さん方にもご理解がいただきつつありまして、先ほど申し上げましたように12プラス2の区では、また残り1区についてもそういった方向にあるというふうにお聞きしてますので、残り実はもう半年であります。総合事業開始まではもう半年でありまして、直ちにそういった形で29年の4月以降動きだすというのは難しい面もございますが、そういったことができるように一段とギアを上げていただきたいと思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) きめ細かな支援をお願いしたいところであります。 次に医療と介護の連携についての問題に入りたいと思います。これからはこの在宅医療の提供というのは、不可欠の要素だというふうに思います。今年度予算で在宅医療それから介護連携推進事業12万円というふうに盛ってあるわけですけれども、この辺の医療と介護の連携というところについては、町ではどのように取り組まれておられるでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 医療と介護の連携ということでございますが、26年の7月に設置をして、これまで7回それぞれの連携検討会を実施をしてまいりました。医療と介護ってとても近いように感じるんですが実はなかなかそうではない。それぞれの持ち場、持ち場で自分の持っている資源がどこにあるかということをなかなか知らないというような状況もございまして、情報共有をどういうふうに進めるかというようなことや関係者間の連携のための事例検討をどうするかというようなことに意を用いて、何回か会議を重ねてまいりました。会議の検討のなかで、現時点ではお薬手帳の医療や介護現場での活用でありますとか、医療機関と介護保険事業所間での使用する連携連絡表というものがあるようなんですが、そういったものを活用するとこういった方策について、関係機関で認知が十分でないというようなことから、この取り組みについて周知をしてるのが現状でございます。 また医療の連携につきましては町外の医療機関、特に伊那中央病院、伊那中央病院との入退院時における支援ルールを作らないとうまくいかないという部分がありまして、二次医療圏のなかで上伊那8市町村の中で全体の地域包括ケアシステムを作らないと、医療と介護はうまく連携できないということがございますので、その点について現在取り組みを進めてるところでございます。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) その取り組みを進めるなかで、私心配してるのは私も前申し上げましたけど、県の看護大におりましたので、この地域、この医療圏が医師・看護師の不足している地域だということで心配をしている訳です。関係する人材の確保の見通しとか、この辺については町長どのようにお考えでしょうか。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 管内全体の医師の確保というのはできていない、いわば医療過疎であるということはもう皆さんご案内のとおりでありますが、それを支える診療所につきましては当町かなり診療所ができてきておりまして、おかげさまでそういった皆さんと介護現場との連携を密にするようなことができつつあると思っております。それと当町にある病院、それと伊那中央病院の連携を上手に進めることによって、医療資源、ドクターまた看護師が少ないことはご承知のとおりでありますけれども、その点については十分とは言わないけれども連携できる状況になって来ているというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) この辺の取り組みの方も地道に続けていっていただきたいというふうに思います。 最後に振興計画の方に戻るわけですけれども、振興計画では基本構想で「地域のきずな、再生チャレンジ」それから基本計画で「高齢者が住みなれた地域で、自分らしく暮らせる体制づくり」とそんなふうなことを掲げている訳です。特に、地域内での支援体制づくりということで、今までのなかでいろいろ明らかになってるわけですけれども、介護予防と日常生活への支援を切れ目なく提供する新しい制度をつくるとか、ニーズに対応できる支え合いの仕組みづくり、それから医療介護の連携による在宅生活の定着とか、そんなようなことが謳ってあるわけであります。この後、各区との懇談会も予定されてるというふうにそんなふうに聞いているわけですけれども、その辺のところ、特に福祉の問題が一つの焦点なってるということで、町長の考えとしてその辺でどんなふうにアピールされるのか、あるいはこの辺の第5次振興計画について現在のところの所見をお伺いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 各区との懇談会もさせていただきたいというふうにと思っておりますが、確かに福祉に係る部分というのはそれは町がやって当然、然るべきだというのが大きな流れとして今まであったというふうに思いますし、そのなかで持続可能な社会保障制度をつくっていくのには国の制度によるところが大きいわけですが、国がどんどん制度改正をしていて市町村は環境整備が追い付かないという状況のなかでのことだということが1点ございます。 それと、箕輪町の場合は、区や常会レベル、いわゆる生活の場でまだまだ元気があるというふうに思っておりますし、健康づくりでありますとかSCの活動でありますとか、安全・安心なまちづくりの実践がそれぞれ差異がありますけれども、行なわれてきてるということを考えますと、町民の皆さんにぜひ強い関心をこの分野に持っていただいてご参加、まさに協働なんですが、そういったことをお願いをしていきたいというふうに思っておりますし、そういった責任があるというまでは私は申し上げるつもりはありませんが、ぜひご一緒にこの問題を考えてまいりましょうというスタンスで、お願いしてまいりたいと考えております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 福祉政策の転換期のなかで新しい仕組みをつくっていく、そして意識変革を求めていかなければならないということだろうと思います。町民の皆さんに理解と協力を求めていくと、そういう姿勢を大事にしながら今後取り組んでいっていただきたいというふうに思います。 次の項目に移りたいと思います。人口減対策であります。この7月の末に3日間、市町村の職員中央研修所、前段釜屋議員の方からも話がありましたけれども、町の議会では研修を行ってきました。その辺のことを基にして質問をさせていただきたいというふうに思います。その時の演習テーマが、この辺も先ほど紹介ありましたけれども地域資源を活かした交流定住人口の増加方策についてというのをテーマに、グループワークというかワークショップのような形で話し合いを進め、そしてまとめをしたわけです。私がたまたま入ったグループでは、女性目線というのがやはり交流・定住人口を考えていく上では大事ということで、キャッチフレーズを「女性の田舎暮らしバンザイ」というようなそんなまとめで作ったわけです。そういうなかで今、もちろん箕輪町のなかでも交流・定住人口の増加策に取り組んでるわけですけれども、その時の研修のなかで私たちが現状と課題でやはり上げたのは働く場の不足とか、地域資源、自然とか産業とか文化・歴史への認識不足、あるいは若者の流出の問題、それから住環境の不備の問題というこんなことを現状と課題に上げながら考えていったわけであります。 この辺町長として現在の取り組みの状況、現状等どんなふうに考えておられるかお伺いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 人口減対策のうちの交流人口、定住人口を増やすという取り組みでありますが、昨年の10月にみのわの魅力発信室を作りまして、いわば初めてそこに取りかかったということでございまして、まだ1年経っていない状況下のなかでなかなか成果・効果というものに至っていません。具体的にはいろんな形での相談会でありますとか情報発信でありますとか体験住宅でありますとか空き家バンクでありますとか、様々な補助制度でありますとか交流人口対策等々実施をしてまいりました。 個別のことはともかくといたしまして、まだ取り組みによる反応は出てきたんだけれどもやはりこれといった状況にはないというふうに思っております。特に、町の情報がなかなか行き届いていないということを改めて思いました。いろんな所へ行ってお話をしたり、若い皆さんへということではフェイスブック等を活用して実施をしているわけですけれども、なかなか箕輪町としての知名度不足というのはいかんともしがたいなというのが実情であります。 今回の若者の研究会の中、若者のと言いますか研究会の中でもこれから検討していただきますけれども、若者の皆さんに町を知っていただくというような仕組みでありますとか、知名度をどうやって上げていくかということに、本気に取り掛からないと遅れてしまうということを実感として思っております。もう少しこれ早く人口減少対策に取り組んでいただければ、他の町村とのつばぜり合いができたというふうに思いますけれども、何とも相手は前へ行ってしまっていますので、そこをどう回復するのか非常に難しいというふうに思っております。 もう1点は空き家バンクの登録の促進等々、町民の皆さんや業界の皆さんにお願いをして実施をしている部分がありまして、この部分、本当に骨を折っていただいておりますのでここで申し上げるのはいかがかというふうに思いますが、こういった具体的な取り組みに対して、それぞれの場面でご支援をいただければありがたいというふうに思います。空き家バンクのようなものはかなりそれだけで数値が大きく変わるわけではありませんけれども、町を発信をさせてく意味ではかなり重要な部分でありまして、そんなこともお願いをしたいというふうに思います。予算の範囲内ではありますけれども、できる範囲で現在取り組んでまいりまして課題を整理をしながら来年度予算のなかで次の段階に入らなきゃいけないなというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 今その辺の発信力の話をお伺いしたわけですけれども、発信するためには、そのベースとなるこちらの方の基盤をしっかりさせなければならないというふうに思います。それ以降の掲げてあります地域資源循環のための地産地消の推進を図ることとか、定住や地域居住のための新しい働き方の提案とか、食と健康のグリーンツーリズムを推進すること、あるいは芸術文化活動の活性化とか、あとは道の駅のことなんかも入れてあるんですけれども、こういう取り組みを総合的に地道に実施しながら発信する基盤となるものをつくっていく必要があろうかというふうに思うわけです。今、何点か上げているわけですけれども、この辺で地域資源についてはスローライフとかそういう生き方を求める人たちに対して、地元の新鮮な食材とかあるいは地産のエネルギーを使う薪ストーブとかそんな形でスローな生活のなかで暮らし方に意味を感じるという一つのそういう提案もあろうかと思いますし、それから定住や二地域居住のための新しい働き方ということでありますけれども、この辺については以前一般質問のなかで、半農半Xとかそんな話をさせていただきました。そういうなかで一つテレワーク、やはり特に私が印象に持ってるのは塩尻市と信大の工学部が一緒になって情報インフラ整備しながら考えていくというのはひとつ良い取り組みだなと思いますし、それから県の総合戦略のなかに週末信州人登録なんていう取り組みがあるわけです。都会の人たちから見るとゆとりのある暮らしをしたい、あるいは利便性の高い暮らしをしたいということでそういう情報インフラ、それからやはり交通インフラというのも、特に中央線の高速化とか大事だろうと思います。この辺の特に二地域居住とかそういう新しい働き方というものを提案するときに、どの辺を重点に考えていったらいいか、もし町長のなかでこの辺について考えていることがあったらお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 確かに移住定住対策を進めるにあたって、相手方をどこに持っていくかというのが大きな問題であります。2万4,800人、10年後ですが到達するために年間48人の移住定住が必要だということになっておりまして、そのターゲットは現時点ではやっぱりUターンだというふうに思っております。 やはり箕輪町で生まれて、そこで育って、学業とかお仕事で都会に出ていらっしゃる方をいかに引きつけるかというのが、ターゲットとすれば一番大きなターゲットであります。そこに何らかの方策がなければいけないというふうに思いますが、一方で田舎暮らしをしたいということだけではなくて、地域での生活に魅力を持って、また仕事をそこでしたいという皆さんに来ていただくような方策も一方で必要でありますので、その部分を考えているわけでありますが、課題はやはり二地域居住のような季節居住とか週末居住というんですか、そういった皆さん、テレワークとか、半農半Xとか、そういった形態をあまり求めてみても定住には繋がらないのではないか、最終的にそういったこともあると思いますが繋がらないのではないかと思いますし、住居の問題とか行政面では課税をどこにするかと二地域居住にはかなり難しい問題もありますが、ライフスタイルとしてそういったものを求めている都会の皆さんもいらっしゃいますので、それを受け入れる素地と言うか、ものはつくっていかなければいけないというふうに思いまして、それは二地域居住どうかなというふうに私自身は思っていますけども、方法論としてはあろうかなというふうに思いまして、選択をしていただくための住居作りとか仕事づくりとかそういったことは考えていかなければいけないというふうに思っております。 それとお話のなかでありました地域資源をうまく活用することによって、都会の皆さんを呼びこむと言うか雇用の場が確保できたり、住居が確保できるってことがありますので、地産地消というのはやはり重要なポイントの一つだというふうに思います。それは地域のなかでお金が循環するというその問題だけではなくて、皆さんを呼び込むための施策の一つとして、地域資源の活用というのはあるというふうに思いますので、そんなところは今議員が提示をいただいたなかで言えば考えなければいけないというふうに思っております。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 時間も迫ってまいりましたが道の駅については、今日前段の議員、荻原議員それから小島議員の方からもお話がありました。あまり多くは時間を割けないんですけれども、機能として道の駅、休憩機能、情報提供機能それから地域の連携機能、物流、人の交流も含めた連携機能ということで「田切の里」の方に行きましたけど、地域福祉の拠点として買い物支援をするという移動販売なんかもするとか、それから防災上の避難場所として考えていくと、防災拠点として考えていくというようなそんな機能もあるわけです。町長として道の駅構想、どの辺を中心にそういうコンセプトをつくっていこうと考えておられるのかお伺いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 その点についてはいろんな考え方があって、まだ皆さんに申し上げる段階にございません。単にその移住交流を増やすためだけのものではないということは間違いないわけでありまして、町民の皆さんにとっての道の駅ということを考えないといけないというふうに思ってております。交通上の主要なポジションということだけで考えてしまうと他にもっと適地があるというふうに思いますので、なぜあの場所が道の駅に相応しいのかということを考えながら、それを今議員さんおしゃいました福祉もそうでしょうし危機管理もそうでしょうし、交流というんですか、人が集まる場所という意味での町の皆さんが集まるという交流という意味ですけれども、そういったものも必要だというふうに思っておりまして、その観点がないと規模感からいって活用される道の駅にならないというふうに思いますので、そこについては意を用いていきたいというふうに思いますが、現時点でコンセプトがまだ決まってませんのでもう少し時間をいただきたいというふうに思います。 ○木村議長 唐澤議員 ◆13番(唐澤敏議員) 道の駅が住民にとって利便性の高いもの、良いものになるということはそれがまた住民にとっての良さが移住交流とか、そういった外から人を呼ぶことにもなろうかというふうに思います。 それで第5次振興計画、最後のところですけれども基本構想「ほどほどの田舎暮らし」移住・定住促進チャレンジの取り組みということで、住宅環境整備、それから情報発信、先ほどこれ町長の方で強調されておりましたけど、相談支援の実施とか今進められているということでありますけど今の現状、この振興計画が始まって現時点での所見をお伺いしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 まだ、振興計画が始まりまして実施計画もお示しのできないような状況のなかで申し上げるのはなかなか難しいわけですけれども、移住定住対策という部分と言えば、先ほど申し上げたように私どもスタートが遅いというようなことでありまして、やっとスタートラインに立ったというのが実感であります。地方創生のなかで移住定住対策はまさに地域間競争を制しておりまして、何とかそのなかで頑張っていきたいというふうに思いますが、移住者の取り込みを成功した事例をお聞きすると、やはり長時間に渡って移住者の皆さんに対する受け皿づくりができている団体であったり、都市の住民にとって魅力的な支援がある、それは単なる観光資源ということではなくて、生活をするのに必要な魅力的な資源に恵まれているというような例が多いのではないかというふうに推察をしております。 そんな意味から考えますと、単に短期的な成果を求めて補助金政策で移住定住対策をするのは、私はこれは結果として人口増に繋がらないというふうに思っております。今スタートラインですので、一定の武器を揃えなければいけないということで補助金政策をいくつも打っていますけれども、それは多分そのことで移住者が増えるというふうには思っておりません。やはり腰を据えた政策と言うんですか、暮らしやすさとか楽しさとか生きがいとか、そういった質問のなかに文化というのがありましたけども、そういうことがないと結果としては定住はできないんではないか、特に都会の人達が定住するにはそういったものがないと単にお金でというのは私は無理だというふうに思っておりますので両面やります。負けるわけにはいかないという面から言えば職員の皆さんにも頑張ってもらって、お金の部分は当然必要ですが多分そうではない部分の方が本当のところは必要なんだというふうに思っております。 ○木村議長 ここで、ただいまの唐澤議員の質問のなかで答弁が保留になっている事項がございますので、ここで答弁を求めます。福祉課長 ◎安積福祉課長 それでは、先ほど数値的なご質問いただきました。ちょっと内部で行き違いがありまして、お答えできなかったんですが申し上げます。高齢者の世帯数とそれから認知症者の数というご質問でありました。 まず最初に高齢者の世帯数ということであります。これは住民票上でも数字をはじき出すことはできるんですが、同居の世帯ですとか実際には住民票があるんだけどいないとか、実態と合わない部分がございます。したがいまして民生委員会の皆さんに毎年やっていただいていますが、実際に家を歩いて調査をしていただいてそれを集計するという形でまとめたものがございます。28年度、今年度の4月の時点でございますが、一人暮らしの世帯これが687世帯。それからお年寄りだけ、高齢者のみの世帯これが975世帯。合わせまして1,662世帯ということになっております。 それからもう1点、認知症の方の数値的なものということでありますが、認証症というのは確かに病気なんですけども、いわゆる認知症状ということでありまして認知症の方が今何人いますよということは数値的につかむことが大変難しい形にあります。そのなかで一定にわかるものと言いますと、先ほど要介護認定者が907人というお話をいたしました。そのなかの方で認知症の症状がある方、これは取りまとめの数字がございますので申し上げます。これは認知症自立度と言いましてランクは3ランクほどに分かれておりますが、軽い方からいくつという数字が付いてるわけですけども、合計をしまして繰り返しますが要介護認定907人の方のデータを見たところ、認知症状のある方は合わせて510人ということになります。その症状ということで軽い方ももちろんいますし、重い方ももちろんいます。そういうふうにご理解お願いしたいと思いますけども。以上です。 ○木村議長 これで13番 唐澤敏議員の質問は終わりました。 次の質問者を指名いたします。9番 小出嶋文雄議員 ◆9番(小出嶋議員) それでは通告に従いまして質問をさせていただきます。まず最初ですけれども、第5次振興計画の推進の具体化と評価についてお伺いいたします。この項目につきましては四つの項目について質問させていただきたいと思います。 まず一つですが実施計画についてであります。平成29年度の予算編成を前にしてこの実施計画の策定が進んでいると思いますが、どのような内容でどの程度具体的な計画なのかお伺いをいたします。また、その計画のスパンはどのくらいのものなのかそれも合わせてお伺いをいたします。 ○木村議長 答弁を求めます。町長 ◎白鳥町長 第5次振興計画の推進に係わるご質問でございます。まず実施計画でございます。みのわ未来委員会をはじめ、多数の町民の皆さんの力を結集をしていただきまして、策定をいたしました第5次振興計画でございますが、人口減少社会に立ち向かうということで28年度から10年間掛けての計画でございます。実はこの計画は町の方向性を示すものでございまして具体的な事業を盛り込んでおりません。したがいまして28年度につきましては予算のなかで決めさせていただきましたが、29年度以降につきましてですが具体的な事業については29年度から31年度、3カ年計画を計画期間といたしまして実施計画を策定をしております。この計画には町の事業、ソフト・ハードを含めましてすべての事業が対象になるわけであります。特にすべての事業これは計画のなかには記載をしていただきますけれども、箕輪町チャレンジの17事業でありますとか道路・河川・上下水道などの計画的に実施をしていかなければいけないハード事業につきましては、特に必要だというふうに思っております。もう一つ、公共施設のあり方も含めました公共施設を今後どうやって事業化していくか、いろんな面での事業化がありますがそんなことが大きな課題だというふうに思っております。いずれにしてもすべての事業に実施をしながら取りまとめを現在始めたところであります。現在担当課との調整をやっておりますしヒアリングを今後実施をいたしまして、29年度予算には反映をしていきたいというふうに思っております。具体的には議会の方には12月議会で報告をさせていただきたいというふうに思います。もう少し早い段階でというふうに思いましたけれども、なかなかまとまりがつきませんので申しわけございませんが12月議会というふうに思っております。なお実施計画のなかには、可能な範囲で成果指標を基本としながらアウトカムを基本としながら、できないものについてはアウトプットでも構わないので成果指標を確実に入れて3カ年計画のなかでのローリングをしていきたいというふうに考えております。以上でございます。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) 今12月議会に公表できるような状況で今進んでいるということですけれども、進んでいるその作業のなかで各課のヒアリング等を行っているという状況だということですが、このなかに地域の計画また要望などはどのように組み入れていくのか、またそれをこれから、先ほど成果等の指標をつくるという話でありましたけれどもそれもどのようにそれを盛り込んでいくのかお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 実は、各区におきましてそれぞれ区の将来像や現状把握をしていただいた上で、主な取り組みというものを記載をしていただきました。これは、前回の振興計画に比べますと個別の事業が非常に少なくなっておりますので、必要な部分はそれぞれの課で検討して入れていただくようにいたしますし、先ほど申し上げました一番皆さんの課題になっております道路ですとかいわゆる公共施設につきましては、できる得る限り事業化が必要なものについては3カ年のなかで入れられるものは入れていくようにしたいというふうに思ってます。それは各区の要望等に基づきながら、今整理をさせていただいてるところでございます。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) 地域のあの計画については今お聞きしましたけれども、そのなかで地域の出されてる要望等も考慮するということですけれども、各区等に実施計画を作るに当たってヒアリング等のことを実施したりする計画はあるのか。また、それがこの計画ができた後で町民に向けての説明会とか公開も含めてする予定はあるのかお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今ご提案をいただきました実施計画につきまして、計画作業のなかで確かにそういったものは入れてこなかったわけですけれども、10月から11月の初旬に掛けて行われます地区の懇談会がありますので、そういったなかでどんな形でお示しできるか少し考えさせていただきたいというふうに思っております。 なお、実施計画は事業が羅列をして誰が見てもわからない、わかるのは職員だけというふうなことのないようにしなければいけないというふうに思っておりまして、具体的な事業は明示をしていきたいというふうに思っております。町民の皆さんにわかりやすい計画にしていきたいというふうに思っております。特に先ほど申し上げましたチャレンジの17項目やハード事業についてはそんな面は必要かというふうに思っていますので、皆さんにわかりやすい形での提示ができるようにしていきたいと思っております。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) 町民に向けて本当に具体的な事業はここで示されるわけですのでわかりやすく公開していただけるようにお願いをしたいと思います。 次に2番目ですけれども、第5次振興計画の推進に当たっての具体的な行動としての町の政策研究会「チーム箕輪チャレンジ」についてお伺いいたします。この箕輪チャレンジでありますけれどもどのようにこれを第5次振興計画の実施について活用していくのか、またこの研究をしていくなかで町民やまたみのわ未来委員会とも意見交換などを行っていくことがあるのかどうかお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 政策研究会につきましては具体的なスタートを切ることができました。本年度は3項目につきまして、調査研究をして具体的な成果を出していただきたいということを依頼をしてございます。私は政策研究会は以前も申し上げたことがあろうかと思いますが、職員の皆さんにとっての政策形成の研修の場これはもちろんそうなんですが、なかなか職員に私も含めてですが政策形成能力というのはなかなかないというふうに思ってます。今回の地方創生を考えるとそういうふうに思わざるを得ない部分もありますので、そういったことは必要でありますが、何より職員のなかだけで現在政策をつくる時代ではないと言いますか、もうアイディア不足と言っていいと思いますけども、これほど矢継ぎ早にいろんな政策が求められるときに職員のなかだけで議論をしていても良い政策が浮かばない、できないということでありまして、それをフォローしていただくのはもう町民の皆さんにしかございません。したがいまして、今回の政策研究会のなかではこれはもう必須事項なんですが町民の皆さんから必ず意見をいただくと。その意見のいただき方はワークショップでも構いませんし、専門家のところへ行ってお聞きをしてくることでも構いませんし、アンケートの手法でも構いませんと。それは政策、研究する中身によって変えていただいて構わないんだけれどもそれなくしては政策ではないということにしてあります。そういう意味で、町民の皆さんにぜひ参加をしていただきたいというふうに思っております。政策研究会のなかに個々人、町民の皆さんを入れるということは実は簡単なんですが、そうやってしまうと広さがなかなか広がっていかないということもありましてそういった手法は取りませんでした。それはもしそういうことであればみのわ未来委員会のなかに部会6部会がありまして、60人の方が控えておりますのでそういった方にお願いをするということになろうかと思いますが、そこの皆さんいったんの任務は終わっておりますけれども、その皆さんへの聞き取りも含めて彼らは振興計画を作ってくれた皆さんですので、そういった皆さんにお話を伺いながらということもありますけれども、とにかく町民の皆さんから政策的なご意見をいただくということを前提にしながら動かしていきたいというふうに思っております。時間がないわけですけれども、年度は来年度予算に向けて3テーマを決めさせていただきましたので、具体化ができるようにしてまいりたいと考えております。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) 今、町民の皆さんから意見をいただくのが必須ということでありますけれども、その具体的な方法等にもワークショップ等を通じてという話でしたけれども、実際、今年度今の計画のなかでは三つのチャレンジ項目について今回は取り組むということをお聞きしておりますけれども、具体的にそのなかでどんなふうに住民の皆さんの意見を聞いていくのか、参加してもらうのかというのをもう少し詳しくお聞きしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 遅れていて大変いけないわけですけれども、まだその段階に至っていないと思うんですね。各チームのなかでは現在顔合わせが終わってこんな議論を始めたい、それをそれぞれテーマについて実施をしたいというところに入ったという段階でありまして、町民の皆さんとどういうすり合わせをするか意見聴取をするかというところまで至っておりません。先ほど上げました三つの手法のなかから選べということでは決してありませんけれども、できるだけワークショップ方式がいいんですが人選の問題とか参加者数の問題とかそういったこともあると思いますので、テーマに合わせて検討していただきたいと思っておりまして、まだそこまで至っていないというふうにご理解いただきたいと思います。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) わかりました。それでは今の今年度取り組む三つのチャレンジ項目ですが、その他の17チャレンジのなかの残りの部分については何年度頃までにこの研究会の成果を出していくのかお伺いしたいと思います。 ○木村議長 町長
    ◎白鳥町長 政策研究会の全体を預かっております担当課長から説明させていただきます。 ○木村議長 政策調整担当課長 ◎今井政策調整担当課長 政策研究会のテーマでございます17チャレンジございますが、年度ごとの計画というものはまだちょっとできておらないところなんですが、今回3テーマやりますけれども、この3テーマもこれで終わりというわけではございませんので、今年度踏まえましてまたテーマ数とか内容等充実してまいりたいと考えております。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) それではこの今年度のなかでそういう具体的にもう少し決めていくということですね。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今課長から申し上げたとおりなんですが、実はプロジェクトチームで研究しているものもございまして、そういったテーマをこの研究会のなかで実施をするという一つの方法だというふうに思っておりました。しかし、そこでやっていないものも実は出てくるんではないかと思いまして、何が一番今やらなければいけないかという優先順位が付いておりませんので、少し時間をいただきたいというふうに思います。すべてこれがなければ進まないというものでもありませんので、やるべきことはやらなきゃいけないので、研究会をすることに価値があるわけではございませんのでそんなふうにご理解いただきたいと思います。できるだけ早く、全体的な研究スケジュールは必要だというふうに思っております。 一方で職員に限りがございまして、若手職員が100人も200人も300人もいるわけではございませんので、そういった職員負担ということも考えながら実施をしていきたいと考えております。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) わかりました。次に、三つ目ですがこの第5次振興計画の推進に当たって若者のニーズ把握と意見の取り入れについてお伺いをしたいと思います。これから町をつくっていくのは若者であります。この若者の意見をまたニーズをどのように取り入れていくかということですが、今若者が感じている意見を出してもらうというようなこともあると思いますし、また先ほどから答弁のなかでも町長が町の方向だとか町を知る機会を若者に与えるのも必要じゃないかというような話が出てきておりますが、この第5次振興計画の推進に当たって若者のニーズ把握と意見の取り入れ方についてお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 この問題は言うのは簡単なんですが、実施するのは非常に難しい部分であります。自分のことを考えてみましても当時若かった頃自分のこと、自分の将来を考えたことはあったけども地域が今後どうなるか、自分が町のあり方について意見を申し上げたいと思ったことは正直申し上げましてつゆ、ほとんどなかったというふうに実は思います。そういったことを踏まえるとこういった政策をすることが本当にうまくいくかどうかということはあるんですが、ただ当時と違うのは以前は高度経済成長時代は放っておいても地域というものは活力もあり、元気を持ち経済力も持っている時代でありました。今それは望むべくもないわけでありまして、この困難な時代を切り開いていくのは若い皆さん、一番困る人たちも若い皆さん、私たちはもうその時にこの世にいないわけでありまして、彼らが考えてもらわなければ私たちバトンタッチのしようがないという、力だけではしようがないのではないかというふうに思っております。その今のいろんな議論をするなかで団体の長など固定的な人選のなかだけですべてを議論をしていてもあまりうまくいかないかなあというふうに思います。そういう意味で人口減少に本当に困る皆さんに無理を言ってでも出てきていただいて、将来の町について考えていただきたいというふうに思っております。 釜屋議員からも若者に光を当てた定住政策というなかで政策提言の場というようなことを伺いました。私も事務方の方に男女共同参画ができて、なぜ若者参画はできないんだというふうに申し上げていまして、何とか若者参画ができるような仕組み、これは条例とか宣言とかという形はなかなか難しいというふうに担当課から言われておりますが、そういったことも含めてまたは釜屋議員の提言でいけば過小若者会議ではありませんがそういった手法でも構わないというふうに思いますが、何か仕掛けとして具現化をしないとこの問題は言うだけでできないというふうに思っています。何とかニーズ把握をすることができるような仕掛けを作って、それに若者に出てきていただきたいというふうに思っております。 なおアンケート等の手法は、これは17歳の町民対象というようなこともありまして今年の意識調査は実施をいたしますので、こういったことはお答えをいただけると思いますが、具体的に出てきていただけるかということが一番の問題だというふうに思います。8月の末に成人式の実行委員の皆さんと意見交換を行いました。人数は少なかったんですが、やっぱり出てきてくれる彼ら・彼女たちは一言持っておりまして、直接対話すると言うことは非常に有意義だなというふうに感じました。そんな場がいろんなところで、これ私ども町の、町長なり副町長が出ていくということではなくていろんなところでそういう風が起きればいいなというふうに思っております。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) この若者からの意見の把握というのも、今ありますように少ない人数でも最初はしょうがないと思いますが、町のことをまず知ってもらうことから始めた方がいいんではないかと考えます。 次に4番目ですが、この第5次振興計画の評価に当たって住民の満足度など取り入れながら評価をしていくというのが計画のなかに記されておるわけですけれども、この住民満足度をどのように評価に取り入れていくのかお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 今回の計画の評価はいわゆる住民満足度調査等に基づきます主観的な評価と、もう一つは各種統計指標を使いました客観的な評価、この二つを合わせて評価をするということになっております。住民満足度調査はこれから始まるわけですけれども、個別政策のレベルでの住民満足度を確認をしたいというふうに思っております。これ、どの辺のレベルまでアンケートに落とせるかどうかという問題がありますけれども現在検討しておりまして、10月には調査表の発送、11月までに集計・分析をしまして12月議会に報告をさせていただきたいというふうに思っておりますが、無作為抽出で1,500人程度の町民の皆さんに満足度調査を実施をしたいと考えております。また実施に当たりましては、町民の皆さんのご協力をいただきながら実施をしたいと思っておりますので、よろしくお願いをしたいと思います。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) わかりました。それでは大きな2番ですが地域介護の取り組みについてお伺いいたします。この件につきましては先ほどの唐澤議員の答弁にもいくつかありましたが、八重る部分も少しあるかと思いますがお伺いをいたします。この内容につきましては三つの項目についてお伺いをしたいと思います。 まず一つですが、地域包括ケアシステムの地域での受け入れ状況、この地域ケアシステムでの地域の活動と言うか互助という部分の取り組みは地域が担うわけですけれども、その各地域の受け入れ状況についてお伺いをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 2点あるかと思いますが、一つは先ほども唐澤議員のところでお話しがありました地域ケア会議の開催であります。もう1点は地域での生活支援などの支えの活動という意味でも生活介護支援サポーターの養成等が課題かというふうに思っております。モデル区ということでお話をさせていただきました富田区では、これはセーフコミュニティの高齢者安全部会が中心になっているわけですけれども、全区民への周知を目標に常会や長寿クラブで学習会を開催しまして、取り組みに対する検討が進められている状況にもございます。また、昨年から今年に掛けて14回の会議を重ねておりますモデル区の一つ中原区では、全世帯のアンケートが終わりまして生活支援体制の具体的な検討が進められております。こういった形で本年度中には支え合いの取り組みが始まる区も出てくるというふうに思っておりましてご協力に感謝を申し上げます。区ごとに様々な地域ケア会議の母体が違っていたり進捗状況が違うわけでありますけれども、全町展開ができるようにお願いをしてるところでございます。 もう一つ生活介護支援サポーターにつきましては地域ケア会議に参加をし、地域の支え合いづくりを一緒に検討いただいてるとともにサロンの設置とか運営に係わっていただいております。現在、町社協に19のサロンが登録をされておりまして、そのなかで実際の生活支援としてごみ出し等を行っていただいているのは3組のサポーターグループに活動をしていただいております。こういったことでまだまだ進まない部分もありますけれども、地域ケア会議もまたサロンの登録も進みつつある状況に入ったと思っております。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) その地域包括ケアシステムの地域での取り組みというなか、なかなか受け入れていくのが難しい部分もあるかと思いますけれども、粘り強くこの地域での互助の活動を支援をしていただきたいと思います。 そのなかで今も話がありましたけれども、地域のなかでのお茶のみサロンなどの実施する場合に経費が掛かるわけであります。その経費についての助成等は社協を通じての助成等もあるわけですけれども、初期的な経費、最初に始まる時の経費についてもいわゆる町としての援助というのを考えていく必要があると思いますがお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 先ほど申し上げましたように町社協で登録していただける団体19団体ございまして、規模に係わらず1回1,000円というような些少ではありますけれども補助をさせて、社協の方でさせていただいておりまして運営を考えているわけでありますが、サロン、急激に増えておりまして集会所等を活用していただいておりますけれども、高齢者が利用するのにあまり適当でない備品とか設備とかいうのもございまして課題だというふうに思っております。 システムやサロンの設立目的とか趣旨から見ますと、本来はボランティアで実施をしていく中身だというふうに思っておりまして、直ちに補助のような事業を考えるのは適切でないというふうには思いますけれどもやはり初期経費、もう一つは継続的に運営をしていただくという意味での運営経費、そんなものは検討すべき課題だというふうに思っております。それほど大きなお金ではないということもございますが、地域の集まりをしていくに当たって必要だということであれば、少し社協等も含めて議論をしていきたいなというふうに思っております。私も現場の実態をすべて承知しているわけでありませんが、お聞きしている範囲ではそんな感じを持っておりまして、担当課で検討していきたいというふうに思っております。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) 今町長から話があったように地域での活動、これはボランティアとか地域の皆さんの活動に掛かっているわけでありまして、そのなかで今このお茶のみサロンなどを新しく始めていく団体、ボランティアの団体が出てきているわけですが、これも今町長が話があったように長く続けていかないと効果がないということだと思います。そういうことで長く継続できることも含めまして、町の支援をぜひ検討していただきたいと思います。 次にまた同じくこのサロン等についてでありますけれども、常会などの集会所を使ったサロンのための改修とか改築費用が発生する場合があると思います。この場合は今町の集会施設の改修等の補助金があるわけですけれども、今年から区の単位の公民館等についての補助率は3分の1から2分の1にアップをされておりますけれども、小さな常会等の集会所の改修・改築等についての費用についても今の3分の1から2分の1にアップして、この地域介護を支えていく場所の基盤となるようなことを整備できるようにしていく必要があるのではないかと思いますが、町長のお考えをお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 お尋ねの部分については私どもも今まで検討したことのない視点でありまして、ここで言うお茶のみサロンを設置をするという理由で集会所の増改築、新築も含めてでしょうか、そういったことで補助率を考えたことが今までございません。そんなことで現時点で補助率を引き上げるというのは私は困難だというふうに思っておりますが、サロンの活用のための最低限の設備とか改修とかいうものがあった場合にサロン独自の部分、集会所のなかで特定できるかどうか正直わかりませんけれども、そういったものの議論はあろうかと思いますが、なかなか常会などの集会場というのは地域によっては集会所を持っていないところも相当数ございまして、そこにその補助率アップをしていくのが整合性が取れるかという問題もありますので、ご提案だということで受け止めさせていただきたいと思います。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) 小さいところの常会と言うか、そういう単位の集会所を使うということでの小さい単位で行なうのがこのお茶のみサロンだとかそういうことの実態だと思います。そういうなかで使いづらいような集会施設についてぜひこの改修・改築等についてもこの補助率のアップを考えていくべきだと思います。 次に3番目の質問に移ります。3番目について空き家対策についてであります。この内容につきましては2件の内容についてお伺いをいたします。これも先ほどの小島議員等の答弁にもあったかと思いますけれども、まず、空き家バンクの活用状況であります。バンクへの登録状況、応募状況については先ほど話がありましたが、この状況を踏まえましてまだ登録されていない空き家の課題等を含めてお伺いをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 この点については担当課長から答弁させていただきます。 ○木村議長 みのわの魅力発信室長 ◎三井みのわの魅力発信室長 ただいまの空き家バンクの関係のご質問でございます。登録状況等につきましては前段の小島議員さんの答弁のとおりでございますが、空き家バンクへの登録申請件数は32件で、このうち売却希望が20件、賃貸希望が12件となっております。またこのうち売買におきまして3件、賃貸借におきまして7件、計10件が成約に至っております。また現在町のホームページにおいても売却価格等が調整が済んだものの、8件の物件を掲載している状況でございます。 また登録されない空き家の課題というご質問でございます。空き家の原因につきましては親等の居住者の施設入所、また死亡によるものや他所への住宅の新築また購入したことによる転居などの要因が多くを占めている現状であります。また空き家の所有者に対して実施させていただきました意向調査等によりますと、リフォームをしないと使用できる状態でないことや家財等荷物が置いたままの状況であり、処分に困っているという回答も多く寄せられております。このほか相続がされず、相続人が特定されていない例も見受けられておる状況でございます。 町としては社会資産としての空き家の利活用の観点から、改修費の補助また片づけ費用に掛かる補助制度を4月より創設しております。今後所有者等に注視しながら空き家バンク等の登録を促進してまいりたいと考えております。以上でございます。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) 活用できるこの空き家については、ぜひそういうことで登録を進めるなかで活用が進めるようにお願いをしたいと思います。また現在登録されている空き家等でありますが、現状の把握、刻々とその状況等も変わっていくものもあるかと思いますけれども、現状の把握・調査というのはどのくらいの間隔と言うかどんなふうにこれから行っていくと考えておりますか、お伺いいたします。 ○木村議長 みのわの魅力発信室長 ◎三井みのわの魅力発信室長 空き家の全戸調査につきましては本年の3月に取りまとめを行いました。またそれ以降、移住相談員等が町内を回るなかで、また町民の皆さんからご連絡・通報そういったものも含めて随時空き家の台帳というものを作ってございますのでそこへ新たなものが追加し、また例えば空き家バンク等で成約になった部分、活用された部分というのは除いていくという形で現在本年3月に調査した台帳を基に、そこから追加したり落としていったりそういう形で現在データベースを整備しております。ですので今後また町全体への調査をかけていくかどうかっていうのはちょっと今のところ予定はございませんが、今の段階では3月のデータを元に抜き差ししている状況でございます。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) それではもう一つの空き家でありますが、いわゆる特定空き家に対する町の改善対策であります。取り壊しに対しまして町の助成は考えているのかどうかということであります。その他に大変危険な状態にある空き家の取り壊し等、その対応とその課題、今現在の課題はどんなふうな状況にあるのか、またこの取り壊した跡地の活用状況はどんな状況なのかお伺いいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 取り壊しが必要だと言われるような空き家につきまして、大きな課題だというふうに思っております。活用できる空き家についてはそういった形で改修費ですとかと片付けに係わる経費を認めてるわけで制度をつくったわけですけれども、取り壊しに係わる助成制度をどうするかというのは今後検討しなければいけないというふうに思っております。 他市町村の状況を見ますと、隣接の辰野町では除却に係わる費用の2分の1、アッパー50万円というようなことで助成事業ができておりますし、中川村でも取り壊し費用の一部についての助成があるようでありまして、そういったことによって特定空き家、不良空き家が回転が進むのかどうか、少しご相談もしながらということになろうかと思いますが考えてまいりたいと思っております。 現在そういった空き家だと考えるものについて、すべての部分で現地調査をごく最近でありますけども実施をし、空き家対策協議会の方にご意見を伺いたいというふうに思っておりますので、調査中でまた所有者もしくは所有者と思われる皆さんにアンケートを、調査をしてるところでございます。 その後やはり大変危険な空き家をどうするかということなんですが、やはり対策協議会のなかで特定空き家として認定をしていただかないと手が出ませんと言うか、行政としての手法が出てまいりませんので、条例に基づきまして勧告とか命令の措置を取るような前提としての特定空き家の認定が必要だというふうに思っております。そういった場合に、特定空き家になって改善が見られない場合に町として代執行いわゆる強制処分を行うかどうか、そこまでまだ対策協議会の皆さんとお話をしてございません。そういったことが進まない前に実施をどういった形で解体まで進むのか、顧問弁護士をアドバイザーにしておりますので弁護士さんとも相談の上に対応してまいりたいと考えております。やはり活用できる空き家、活用できない空き家を峻別をしながら空き家問題を対応していかなければいけないというふうに思っております。 ○木村議長 ここでお諮りいたします。小出嶋議員の質問の途中でありますが、ここで会議時間の延長をお諮りいたします。本日の議事終了が定刻を過ぎる場面が予想されますので、あらかじめ会議時間の延長をしたいと思います。これにご異議ございませんか。 (「異議なし」の声あり) ○木村議長 ご異議なしと認めます。したがいまして本日の議事日程終了まで会議時間を延長いたします。小出嶋議員、引き続いてお願いいたします。小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) この特定空き家につきましては危険な状態、また環境にも大変悪いような状況のものがいくつか見受けられますので、早い対応をお願いをいたします。 次に4番目ですが、定住促進対策としてのインフラ整備についてであります。Uターン等の状況のなかで、町内に新たな土地に住宅を新築する場合のインフラ整備についてであります。大規模な造成だとか開発等についてはある程度整備をその業者なりまた町等がするわけですけれども、特に上下水道の新設、それから道路の改良・舗装などの対応について1戸だとか2戸程度の転入者が新築する住宅のその環境整備について上下水道、道路の改良・舗装などを町がぜひ行うべきだと思いますが、今の現状とその今どんな考えでこの道路の改良・舗装、上下水道の新設について行っているのかも含めてお伺いをしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 上下水道の新設をどんな場合に新たな住宅進出の場にするかということでございますが、でき得る限り上下水道の施設の整備した箇所への各お願いをしたいというふうに思いますけれども、土地の購入等の関係でそういった場所への新設ということも考えられます。原則論を申し上げますと、将来的に住宅地として近隣一帯が拡大をしていくと予想されるような箇所につきましては、公営企業としての上下水道の本管敷設はあってよろしいではないかというふうに思いますけれども、農用地のなかに1件だけ住宅が新築された、これは農振法・農地法のなかで許可をされ、できたということなんだと思いますけども、その付近一帯が、当面宅地の開発がされるということが予測されないような箇所につきましてはこれはやはり個別対応と言いますか個別処理、ご本人さんに負担をしていただくと、せざるを得ないというふうに思っております。 昨年も町内に2、3カ所民間事業者が行いました数区画の宅地開発や集合住宅等につきまして、定住促進の観点から先行投資の意味合いも含めて本管敷設を検討してまいりましたけれども、やはり特に下水道事業は敷設単価も非常に高額ということもございます。そんな意味でどこは実施をしてどこが実施しないということを言うつもりは全くありませんけれども、付近一帯の今後の土地利用がどうなっていくかというようなことを踏まえながら、やはり費用対効果の面から実施をする場所、しない場所を決めていかざるを得ないというふうに思っております。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) 1戸や2戸でということもありますけれども、せっかくUターンなどしてきて新しく箕輪町に住宅を建てたいという状況のなかで、できるだけそれを叶えること、また環境の整備ができるような方策を考えていただきたいと思います。 次に5番目ですが、平成27年度の決算を踏まえての自主財源の確保であります。先ほどからも話もありましたけれども、経常収支比率等があまりよくないような状況のなかで、これから新たな事業を展開していかなきゃいけない状況にあるわけですが、それには自主財源、特に自主財源の一般財源という部分の確保が必要になってくると思います。個人の住民税、法人町民税、固定資産税、ふるさと納税などのいわゆる自主財源の、一般財源でありますがこの確保策についてどのように考えているかお伺いをいたしたいと思います。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 自主財源確保というのは大変頭の痛い問題であります。どの税目または事業を実施をして財源確保するかということでありまして、まずは税収確保が一つのターゲットになるわけですけれども、当町の場合、個人住民税は人口減、生産年齢人口の減少に伴う部分だというふうに思いますが、他の町村もしくは国・県におきましては住民税はかなり大きく伸びているんですけれども、ほとんど伸びがないと言いますか減少傾向にあります。概ね12億前後というふうになっておりまして、この部分が本当は雇用の確保またはアベノミクスのなかで伸びていっていただきたいなというふうに思っている分野なんですが、なかなか難しい状況がございます。 もう1点は法人住民税でありますが、法人住民税は今年は大体3億2,000万程度で予定をしておりますがリーマンショック以降減少しまして、アベノミクスで円安に触れた時に大きな企業が利益を出しましたので、その時に5億円になっておりましたのが平成26年の段階でありますが現在3億2,000万というような状況で、3億円前後が大変厳しい状況にございます。しかしこの分野を何とかしなければあとの税目、固定については土地建物はやはり価格が減少してる状況にありますので、償却資産をどう伸ばすかということになります。したがいまして、やはり税収確保をしていくには産業、企業の定着ですとか大きな企業誘致はともかくとしても雇用創出ができるような企業誘致がなされていかないと税収の確保は難しいというふうに思っておりまして、既存企業への支援策も含めて支援策はいくつかできておりますので、そういったものをPRをしていきたいというふうに思っております。またこういったところを視点にすればよろしいというものがあれば、またご指摘もいただきたいと私思っておりまして、町内企業の皆さんに本年度採用をしてあります相談員もその場に行きながら相談に応じているところですが、まだまだ具体的なものが出てくる状況にありません。しかし、何を重点に置かれるかということであればやはり産業振興、製造業の町でございますので、その分野を大きく考えなければいけないというふうに思っております。 もう一つ、額が大きく伸びるわけではない、他の町村は大きく伸びてるもんですからある意味うらやましくも思うわけですけれども、ふるさと納税、それと企業版のふるさと納税これから始まっていくわけでありまして、そういった部分にも町として何とか競争に勝っていかなければいけない分野だというふうに思っております。 もう一つはいわゆる遊休資産みたいなものが町内に持ってる部分もありますので、そういったものは活用策を考えながら売却ということも含めて財源確保ということは必要だというふうに思っております。 本当に税が伸び悩んでおりまして、33億円の予算で今回補正をさせていただきまして33億5,000万まで入りましたけれども、ここ以上になっていかないとやはり当時の35億から40億の時代が長く続いていたわけでありますので、あの時代になってきたいなと期待をしながら少し産業振興について考えていきたいと思っております。 ○木村議長 小出嶋議員 ◆9番(小出嶋議員) 私もすぐここで増加ができるとは思いませんけれども、長い視点でこの法人町民税、個人の町民税などの税の増収を図ることを考えていく必要があると思います。これから重点的に考えていくということですので、それで進めていただきたいと思います。 最後ですが、セーフコミュニティの推進についてお伺いいたします。国際認証の取得に向けての推進状況でありますけれども、先日、予備審査等が行なわれたようでありますけれどもその状況はどんな状況なのか、また評価はどんなものなのかお伺いをまずいたします。それからそれに対する住民の認識状況、関心度はどんな状況にあるのかが一つであります。 次に地域の取り組みの拡大についてでありますけれども、みんなで安全・安心なまちづくりを進めていこうというこのSC、セーフコミュニティに対する地域の取り組み状況と言うか拡大がどんなふうに進んでいるのか現状と推進策、またその地域の住民の認識の状況、関心度についても合わせてお伺いをいたします。 ○木村議長 町長 ◎白鳥町長 セーフコミュニティの推進につきまして、何点かご質問いただきましたので答弁させていただきます。まず、再認証を取得に向けた進捗状況ということで予備審査が行われました。その点について説明をさせていただきます。 29年5月、来年5月の再認証に向けまして8月7日に指導員を招きまして事前指導を実施をいたしました。これは、以前から申し上げているとおり再認証を取得することが決して目的ではありませんけれども、5年間を振り返りデータの分析をしたり、事業や施策の評価をしたり、箕輪町の暮らしやすさや安全・安心について見直し、振り返るという意味では大変良い機会であったというふうに思っておりまして、来年2月の4日、5日が本番となりますけれども現地審査に向けまして良い予備審査ができたというふうに思っております。予備審査におきましては、中国から指導員として復旦大学の王書梅准教授さんをお招きをしまして私どもの方から説明をし、特に五つの対策委員会からプレゼンテーションを行っていただきました。様々なアドバイスもいただきましたので、それらを今調整をしているところでございます。王指導員からは「セーフコミュニティで大事なことは、人の理解や熱意や思いだ。」と。「箕輪町にはその思いがあるというふうに感じた。5年前に比べると力が備わってきている。」と。初認証の際見ていただいた指導員でもありましてそんな評価をいただきました。しかし、具体的に強化すべき点として重点課題の背景を示すデータを加えてもらいたいとか、もう少しデータの分析結果を明確にしてほしいとか、もう少しストーリーがわかるような発表にしていただきたいというようなアドバイスをいただきましたので、現地審査に向けまして内容の詰めをしてまいりたいと考えております。 住民のそのことに関する認識状況、関心度ということでございますが2年に1回実施をしているアンケートの結果については、議員ご承知だと思いますので省かさせていただきますけれども、今回のその認証に係わる部分についても町民の皆さんにどんな形の現状でどういう5年間であったのか、そしてこれから何を目的にして再認証を得るのかというようなことをわかっていただかなければいけないというふうに思います。そうしないと、いかにも再認証だけがひとり歩きをするようになっていきますので、そのことに意を用いてみえる化をしていきたいと思っております。 もう1点、地域の取り組みの拡大というような点についてお尋ねをいただきました。北小河内のモデル区として様々な活動をしていただいて、町内を引っ張っていただいた皆さんから昨年も強く町内全体を動かすようにというようなご指摘やお考えをいただいて、各区の皆さんにぜひ区としての取り組みをお願いをしてきた経過が私としてお願いをしてきた経過があります。よく考えてみますと、町のPR不足であったり区で既存の組織で一応実施をしているので特段、不都合を感じないとか新しいことをするの面倒くさいなど、新しい組織づくりは初めの方は大変だというような、そんなご意向のなかでこの話をしてまいりました。既存の組織があるからというのはそれは違いますよということを何回もなく申し上げてきたつもりなんですが、やはりセーフコミュニティを区として実施をしているところはその事件とか事故の分析、それへの対応ということが非常にできる状況になっております。通常の組織のなかだけではそれはできないわけでありまして、地区で取り組むということはそれなりにメリットがあるんだということ、それも区全体で一定の方向でそれぞれの組織が同じ方向を向いて実施ができるという、そういうことを申し上げてきたつもりであります。 おかげさまで他のモデル地区の指定ができたり、いくつかのところでそういった気運が高まって学習会等も実施をしてきております。ぜひ地区での推進協議会を設置をしていただくようにこれからも町としてお願いをしていきたいというふうに思います。 先ほど福祉の分野でお話がございましたけれども、やはりその部分を具体的に動かしていくのは実はセーフコミュニティではないかというふうにも思っております。新しい会議を作ったりするというよりはセーフコミュニティが動きますと高齢者の問題、それぞれの事故対策の問題等々がおのずと議論ができますので、ぜひセーフコミュニティを進めるということは福祉対策がまた地域の支え合いができるんだということを、これからも粘り強く申し上げていきたいというふうに思っております。 ただ以前から申し上げていますが、国際認証がなければそんなことができないというつもりは私は基本的にはやっぱりないです。ないので、この点については再認証を取得をして以降また町のなかで議論を重ねたいというふうに思っております。ここの部分でもみえる化と言いますか地域の皆さんにご理解をいただかないと、決してうまくいかないというふうに思っております。それぞれの地域においても新たな会議が一個できたというふうに思ってもらっては困るわけでありまして、その辺をお話をさせていただきたい。町として理解を求めてまいりたいと考えております。 ◆9番(小出嶋議員) 以上で私の質問を終わらせていただきます。 ○木村議長 これで9番 小出嶋文雄議員の質問は終わりました。 お諮りいたします。本日の会議はこれで延会といたしたいと思います。これにご異議ございませんか。  (「異議なし」の声あり) ○木村議長 ご異議ありませんので、そのように決定をいたしました。 本日の会議はこれにて延会といたします。ご苦労さまでした。 ◎笠原議会事務局長 ご起立をお願いいたします。〔一同起立〕ご苦労さまでした。〔一同「ご苦労さまでした。」〕   午後5時04分 延会...